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統一教会のWikipediaは嘘だらけではないという話

食口の人だと思いますが、こんなnoteを書いてる人がいました。

確認したところ、指摘されている「旧統一教会がKCIAの下部組織」という記述はありません。
統一教会は1954年の設立ですが、その後1961年に朴正煕の軍事クーデターによる政権奪取で、金鍾泌によってKCIAが設置されたのち、その対外工作を担ってきたのです。つまり「下部組織」ではなく「KCIAと密接に協力してきた」外部組織です。

その後1970年代の「コリアゲート」で対米工作が明るみに出て、それが米韓関係の悪化を招いたことなどから、教団傘下の一和製薬が韓国当局の捜索を受けたり、教団の宣伝グループ「リトルエンジェルス」の海外公演が禁じられたりしたことがあります。

しかし、韓国内で教団が「迫害されている」という事実はなく、むしろ現在のような韓国右派政権のもとでは庇護を受けています。日本でこれだけ政治を揺るがす社会問題になっても、韓国の本部は韓国政府から活動禁止などの厳しい指導を言い渡されている様子もありません。
逆に、文在寅大統領のような民主派政権に対しては、攻撃的に批判を繰り返し、韓国の右派勢力を支援しています。
日本の自民党極右政権下でも、文在寅大統領に対してはテレビなどで盛んにバッシングが行われました。

統一教会が発行する「世界日報」

また、文鮮明が「天皇をひれ伏させる」としていたのはまったく事実で、統一教会日本会長だった久保木修巳による「天皇拝跪事件」は、知らない人のほうが珍しいと思います。
文鮮明は大日本帝國統治下で成人まで育っているので、政教一致の権力者として自分を位置づける以上、かつての天皇と同じように自分を崇拝させる祭祀を行うのは当然で、なんの意外性もありません。
事実、文鮮明は自身と韓鶴子の写真を、かつて天皇の「御真影」がそうであったように、各家庭に掲げさせ、拝ませています。

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