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データと直感の融合 クイーンC

・今週の気になる競馬ニュース

先週、キング姐さんが重賞2勝目を挙げました。人気薄での勝利でしたし、ネット上でも拍手喝采でしたね。このキング姐さんについて女性騎手の減量の有無は関係ないという意見がある一方、女性なのにどうして減量は無いのかという意見もありました。これはなぜか言えば短期免許組だからなんですね。JRA曰く、そもそもこの減量特典は「騎乗機会を与えることが目的」であり、短期免許で来日する外国人女性騎手は相応の実績を残しているため、適用する必要がないとのことです。

まぁこのキング姐さんの活躍を見ればその判断も間違ってない事が分かりますし、他のJRA女性騎手は彼女を見習ってほしいところです。特に今村はこのままローカルにも行かず、少ない騎乗数で過ごしていたら重賞を勝つどころかオープンに騎乗するのも難しくなるんじゃないですかね。今後、有力な騎手が出てきてエージェントがそちらに移ったら浮上する目はまずないですよ。


それからフェブラリーSのレーティング順位が発表され、ガイアフォースがレーティング上位5頭に入ったため初ダートながらGⅠに出走することになりました。

これは・・どうなの?サラブレッドレーティングには年齢区分と距離区分があります。前者は2歳、3歳芝、3歳ダート、古馬芝、古馬ダートに分かれており、後者はS(スプリント)、M(マイル)、I(インターミーディアト)、L(ロング)、E(イクステンデッド)に分かれています。例えば、昨年のリバティアイランドならLで121ポンド、Mで116ポンドを獲得していますし、2022年のバスラットレオンは芝とダートのMでそれぞれ115ポンドを獲得しています。

で、フェブラリーSですよ。レーティング上位5頭は優先出走権がありますが、ダートマイルのGⅠなんで一般的な感覚で言えばダートMのレーティング、あるいはダートのレーティングを使って優先出走権を決めると思う方が多いでしょう。ところがどっこい、このレーティングには芝ダートを問わず獲得したレーティングを使用するんですって。おかしくない?

距離区分による差ならまだ分かるんですよ。SのレースにMのレーティングを使用したり、ⅠのレースにLのレーティングを使用したりね。でも、芝とダートは明らかに別物でしょう。距離ではなく、条件がそもそも違うのだから。仮に障害にレーティングがあって、オジュウチョウサンがそのレーティングを使って高松宮記念に出走したらどうですか。おかしくね?となるでしょう。同じことですよ。

同レートの場合、近走成績、距離実績等を総合的に勘案して順位を付けるそうですが、ガイアフォースがあと1ポンド低かったら残り2枠を5頭が争うことになります。そしたらガイアフォースはどうなったでしょうかねぇ。近走や実績を勘案するなら芝のレーティングしかないガイアフォースは弾かれる可能性が高いですよね。逆に入ったら入ったらで疑問の声が大きくなるでしょうし。

とすれば、このように芝のレーティングでダート戦に出走するのは、何のためのレーティング枠で、何のための細分化なの?と思ってしまうのですよ。確かGⅠ競走のレーティングによる優先出走権が、ほぼ全てのGⅠ競走で付与されるようになったのは平成24年でした。今年で一回りですか。そろそろレーティングとはなんぞや?という点をもう一度理解しなおして、周知徹底をした方がよろしいんじゃないですかねJRAさん。



・先週の結果

先週はほぼスルーの重賞が2つでした。なぜスルーなのかというと、例の鈴木君と本命がダダ被りだったんですね。まず、きさらぎ賞の事前予想は7番レガーロデルシエロと8番ファーヴェントの隠し要素込みの複勝、そして7番を軸に2~5番を相手とした馬連でした。ところが、鈴木君もレガーロデルシエロが本命で、3番ウォーターリヒトとの2頭軸のフォーメーションを買ってまして、一気に買う気持ちが失せました。そこらの逆神以上に逆神である鈴木君の本命と被るなんて負けも当然じゃないですか。もうね、100円しか買えませんでしたよ。

レースはスタートが良くなかった1頭を除いてほぼ並んだスタートで、内を大きく空けた一団で進みます。レガーロデルシエロは坂を上がる直前に最内に切れ込み、下りを利用してスルスルとポジションを上げます。逆に8番ファーヴェントは集団の中で動かず、下り坂でポジションを下げてしまいます。

4角では、流れに乗ったレガーロデルシエロが外に出しながら前のスペースを狙いますが伸びきれず、ファーヴェントは下がった分、空いた内を狙えたまでは良かったですが、そこから伸びが足りずに最後はウォータリヒトとシヴァースに挟まれ川田が手綱を引きました。いやぁ~ミルコ惜しかったね。頭の上げ下げだったけど、頭を残す技があれば・・・まぁ仕方ない。馬券はやっぱり逆神には勝てませんでしたね。


そして東京新聞杯ですが、事前予想は隠し要素込みの複勝の6番マスクトディーヴァのみでした。今年は他に可能性が無かったのでガツンと行こうかと思ったんですが、奴が余計なこと言ったんでね・・急遽取り止めました。ええい腹立たしい。クソ逆神め。

ただ、スタートでマスクトディーヴァが大きく出遅れたのを見て、逆神ありがとうと思ったのは内緒です。3馬身ほど遅れましたから大きなハンデですよね。しかも3角までに徐々にポジションを上げて行き、脚を使ったのは痛かったですし、アンチャンよって野次られても仕方ありません。案の定、直線入口では大外11番手と差し馬には良いポジションでしたが、坂で完全に勢いが衰え、坂上でもジリジリとしか伸びず6着。セーーーーーフ!!!!これがあるから逆神の予想はしっかり見ないといけません。土日で負けが込んでいましたが、被害を最小限にできたのは鈴木君の逆神芸を見たからですし、こういう輩を側に置いておくと損失が減っていいですね笑


結局、2つとも負けはしたものの被害は少なかったですし、元々そんなに突っ込めるレースは少なかったので良かったです。今週は土日で重賞がありますから切り替えながら予想していきましょう。


クイーンC

出現数上位(馬番) 対象2000~2023年(2003年を除く)23R
9番(12回)、6番(10回)、2・4・10番(6回)、11・14・15番(4回)
1~5番(20回)、6~10番(31回)、11~16番(19回)
出現数上位(人気)
1・2人(14回)、3人(9回)、4・5・6人(6回)、7人(4回)
1~3番人気(37回)、4~6番人気(18回)、7~10番人気(9回)

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