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騎手の成績 2022年3月

地震による停電でPCが逝ってからしばらく競馬と離れていましたが、その間に3月期が終了していました。本来なら3/21終了時点で記事を書くべきだったんですがねぇ・・あぁ地震が憎い!!!

相続関係もひと段落しそうでしない状況であり、自分の時間が取れない状況です。遅れを取り戻す時間すらないわけで、やる事がドンドン溜まっていくんですよ?もう怖くて書類の山を見たくないですよね。でもやらないと減らないのでコツコツ処理していくのですが、やっぱり発狂しますよ。だって競馬ができないどころか、ニュースを見る時間もないのですからねぇ。ストレスで体中に発疹が出るくらいヤバイ精神状態ですが、とりあえず3月期にいきましょう。


川田の逆襲が始まる!!

1位川田 18-14-6-21   勝率0.305 3着内率0.644 

2月期にあっさり首位の座を明け渡してしまった川田ですが、3月期にあっさりと奪い返したことは驚きです。例年の川田ならルメールに奪取された時点で白旗を上げるような感じでしたからね。3着内率も高水準ですし、重賞も1-1-1-3とまぁまぁ優秀です。逆襲を見せつけた後は、それを維持するように頑張ってほしいです。


2位岩田Jr 14-10-6-54   勝率0.166 3着内率0.357 

ルメールが不在だったとはいえ、2月期に続いて岩田Jrの大躍進が見られました。私がnoteで騎手のデータを取り始めたのが2019年の中頃なんですが、それ以降、川田とルメール以外が2位に食い込んだのは、2020年1月期のマーフィー(1位)と21年1~3月期の松山(2位)だけなんですね。そこに岩田Jrが入ってきたというのは普通に考えたら新星現る!!って感じなんですが、どうも岩田Jrはそういう感じがしないのが不思議です(笑)2月期より騎乗数が1.5倍ほどになったため勝率も3着内率も下がっていますし、数打ちゃ当たる方式でしょうか?


3位ルメール 3-3-3-12   勝率0.142 3着内率0.428 

3月期のルメールは2/21~28にサウジ遠征で不在、帰国後にはやり病に感染し3/5~13まで2週間の休養で3日開催の1週間しか騎乗できませんでしたので、数字が低いのも仕方ないですね。しかし、サウジ遠征では5Rに騎乗し、4-0-1-0の大爆発を見せました。サウジカップデー自体が創設から日が浅く、格付けは全てGⅢですが、それでも日本馬の強さを知らしめる結果となったことは喜ばしい限りですし、その一翼を担ったルメールには拍手を送りたいですね。

4位横山武 9-10-7-39   勝率0.138 3着内率0.400

若き関東のエースも3位に食い込みました。まぁルメール不在の影響もあったのでしょうが、それでも淡々と一定の数字を残すところは一流騎手と言えるのではないでしょうか。ただ、3着内率は向上しているものの、中山リーディングを獲った1月期と比べると勝率は大きく下がっており、重賞でも人気馬に5度騎乗して1-0-2-2と物足りない成績です。上を目指すならもうひと踏ん張りが必要でしょう。


5位松山 4-2-1-10   勝率0.235 3着内率0.411

3/12の落馬の影響で休業中となっている松山。彼らしからぬ数字なのは騎乗数が少ないからです。師匠の池添兼師曰く、「骨折はしていない」とのことですが、頭部外傷は身体に様々な影響を与える部分ですから心配ですね。同じく頭部をやった大塚海渡も未だに復帰できていないですし、焦らず慎重に見極めて復帰してほしいところです。


6位戸崎 10-7-4-38   勝率0.169 3着内率0.355 

1月期に18位と出遅れた戸崎ですが、2月期、3月期と二桁勝ち星を重ね、この位置まで押し上げました。上位陣が怪我や病気で不在だったとはいえ、戸崎がこの辺りにいるのは嬉しいです。数字もそれなりに良いと言えますし、あとは人気馬に乗って結果が出なかった重賞などを改善していければ良いと思いますね。


7位吉田隼人 7-7-8-42 勝率0.109 3着内率0.343

3月期は小倉は1週のみですし、中京は金鯱賞やファルコンSがあるのでそこまでローカルってわけでもないですし、7勝ならまぁこんなもんという感じでしょうか。周りの上位陣と比べると重賞に騎乗する機会が少ないので、その辺が改善できるようアピールが必要かもしれません。


8位ミルコ 4-11-9-26 勝率0.080 3着内率0.480

なんか数字がおかしいですね。最近は好調続きでしたが3月期はわずかに4勝と大ブレーキです。しかし、3着内率は異常に高くなっており、2・3着の取りこぼしが多いことが伺えます。先々週の3日開催では13鞍中、2・3着は6度を数えますからねぇ。ただ、2着には下の人気馬を持ってきて、3着には上位人気で入るという形になっているので、言うほど取りこぼしではないのですが、まぁあと一歩が届かない状況です。それでも重賞では人気馬でしっかりと馬券に絡む仕事を果たしていますし、4月期でも期待したいですね。


9位武さん 7-2-5-39 勝率0.132 3着内率0.264

久々にTOP10に返り咲いた武さんですが、数字的には物足りない結果となりました。依然3着内率は高いのですが、それでも徐々に下げ続けており、目をつける場所が減ってきているのが心配です。期待された3歳重賞の人気馬もドウデュースが弥生賞2着に入るのがやっとですし、海外遠征にも行けませんし、そろそろマズイかもしれません。


10位菅原 8-4-3-60 勝率0.106 3着内率0.200

関東期待の若手は伸び悩んでいるように見えます。昨年と比べて数字的には勝率も3着内率が上がってはいるものの、3月期はなかなか結果に結びつかないようで少々物足りない数字です。この時期は新人に馬を回されがちですから踏ん張ってほしいところです。


混沌とする第2グループ

上位陣も大概でしたが、それに続く第2グループも大きく変動しています。11位の横山和は1・2月期6位から落としていますし、坂井流星もサウジやドバイ遠征があったので9位から12位に下げています。一方で、怪我から復帰した福永が11勝を挙げて28位から一気に13位まで上げてきましたし、師匠の浅見先生の引退に伴い、所属がフリーに変わった鮫島克や団野大成、和田などもジリジリと順位を上げています。

ただ、団野大成は3/19に落馬し、全身打撲で休業中です。松山同様に焦ることなく、しっかりと治してから復帰してほしいですね。というか最近、騎手の怪我が多いですよね。ここ1か月くらいで松山や富田暁、北村宏、猛蔵、黛などが負傷による休業しており、やはり寒い時期は怪我が多くなると思います。細心の注意を払って騎乗してもらいたいですね。

あと目立ったのはオーシャンSで重賞初制覇を挙げたデビュー7年目の荻野極でしょうか。関西若手の3年目のジンクスに引っ掛かり、それ以降ドンドン勝ち星を落として昨年はデビュー以来最低の16勝に終わりましたが、今年は3月期の時点で既に9勝を挙げていて好調のようです。高松宮記念ではレシステンシアに散々絡んで大敗したとネット上で賛否が沸きましたが、強い馬に楽な競馬をさせないことは勝つための重要な方策の一つですし、直線向いても持ったままで余裕がありそうな雰囲気で、さらに11着とはいえ6着のレシステンシアとは0.1秒差ですから決して悪い競馬ではなかったと思います。


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