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データと直感の融合 アーリントンC

・今週の気になる競馬ニュース

10日に亡くなった藤岡康太騎手の葬儀が、15日午後、栗東トレセン厚生会館本館体育館でJRA、騎手会の合同葬として執り行われるそうです。日本中央競馬会葬が執り行われるのはかなり珍しいですね。数日経った今も信じられない気持ちで一杯です。繰り返しになりますが、謹んでご冥福をお祈りいたします。


さて、先週の土曜日に勝浦正樹騎手の引退が発表されました。今年で8人目ですか・・・ずいぶんとハイペースですが、調教助手の待遇変更時の駆け込み引退などは別にすればクラシック直前にこの数は多いですね。

以下、勝浦騎手のコメントです。

「常に危機感を持って続けてきましたが、本格的にぼちぼちかなと現実的に思いだしたのは去年の夏ごろ。夏から年末にかけて、けっこう休みがあったり、騎乗依頼が思うようにいただけず、もうやっていてもしょうがないなと。福島や新潟に1、2頭乗りに行くと正直マイナスになって(貯金を)切り崩したりもリアルに体感しました」

「そうこうしているうちに小倉を頼まれて、毎日(調教に)乗ったりして、最後まで勤め上げました。その後中山に戻ってきて、うーんというところ。考えてはいたけど、どこかで区切りをつけないといけないと思って、デビューの地、地元でもあるので中山で終わろうと。前回の開催の終わりくらいで決めました。近い人たちには第3回中山で終わりにしますと伝えていました」

「引退をどう発表したらいいのかと、JRAにも聞いたりしました。縁あってテレビに出させてもらっていて、たまたま関係者と連絡を取ることがあって、テレビで先出しになることになりました。JRAにもそれを確認して、隠していたわけでもないですし、関係者の方もそれなりには知っていたと思います。ただ、少ない人にしか伝えていないので、今日知った人もいると思います。発表前にはお世話になった人にも少しずつ連絡したつもりでした」

「同期の秋山や武士沢が引退するのを見て、もう28年目やってたんだ、という感覚ですね。自分の中では思っていたより、こういう日が来るのが早かったなという気持ちもあるし、ちょっとだらだらやってしまったな、という気持ちもあります。本当に感謝しかないですよね。僕を競馬学校に合格させてくれてからがスタートなのでJRAにも感謝していますし、厩舎関係者、馬主さんにも感謝ですし、今日も声をかけてくれたりしたファンの方にも感謝ですね」

「やめるにあたっては勝った時の喜びが感じられないのか、という思いと、もう迷惑をかけなくていいのか、という思いといろいろな思いですね。今はすっきりした気持ち。そういう気持ちに持っていったというのが正しいかもしれないですね。自分で感じない衰えはあると思いますけど、体はどこも痛くないですし、体重がきついということもないです。一番は求められなくなっているところですね。上手だと自分で思ったこともないですし、若い子が出てきている中で乗せてもらえることは本当にありがたかったですね」

「西山社長にも報告させていただいて『そうか。もちろん思い出はいっぱいある。ありがとな』という感じでした。すごくたくさん馬も用意していただいて、来週も勝負になる馬も乗せてもらえるので最後に頑張りたいですね」

「(今後は)今までのジョッキーさんは調教師や調教助手になる人もいましたが、自分は考えていないです。現場は離れます。今はゼロですけど、競馬の仕事などをいただけて、見る側で盛り上げていければいいなと思いますが、その辺りは分からないですね。中学を卒業して競馬学校に入って、この業界にしかいないので不安はありますけど、楽しみもあります」

以上、日刊スポーツから引用

今後についても調教助手など競馬の現場は離れる一方、まだ具体的な話はないものの競馬を見る立場で何かをやれたらと話しています。西山社長にも可愛がられていた事もあり、何らかの形で競馬に携わっていくと思いますし、元騎手初となるエージェントなんてのも面白いですね。引退お疲れ様でした。



・先週の結果

いつまで経っても勝ちが見えない今シーズンです。先週はニュージーランドTのみでしたが、期待した軸のキャプテンシーは直線までは頑張ったもののズルズルと沈んで最下位に終わりました。もうレースの回顧をするのも嫌になりますねぇ。レース序盤にあちこちぶつけられてカッカしながら走っていたので、ミルコが言うように馬場も原因の一つでしょうが、まだまだ未熟なんだなと思いました。逆にボンドガールも掛かっていたものの、ジョッキーが我慢させて直線も内を突いたのに2着に入ったので力はあると思います。


それから記事にはしませんでしたが、桜花賞も少しだけ買いました。こちらは隠し要素込みの複勝のみでしたが、対象がアスコリピチェーノだったんですね。出現率75.0%とそこそこありますし、行くべきだと思ったもののなんせ1番人気で複勝オッズ1.3倍じゃなかなか手が出せません。

そこで桜花賞が8番人気以下がなかなか出現しないという傾向を鑑み、アスコリピチェーノを軸に2~7番人気の3連複BOXという雑な馬券を買ってみました。日曜は他のレースにも参戦しませんでしたし、予算も余っていたという点も突っ込む理由になりましたねぇ。

で、結果はアスコリピチェーノが2着に入り、相手は2番人気のステレンボッシュと7番人気のライトバックだったので馬券は的中。当たる時はこんなもんなんだよなぁ~~~人気のモレイラが来たのは残念ですが、それでも回収率は200%を超えましたし・・・・必死に予想しても当たらないくせに、雑な予想で当たるってさぁ~~~競馬あるあるとはいえ、何か心情がストンと落ちないんですよね。できればモレイラ飛びのスウィープフィート武豊インが良かったんですが。

にしてもモレイラは上手かったですね。直線入口で外をブロックしていたアスコリピチェーノを弾いて進路を確保した時点で決まった感はありました。アスコリピチェーノは外に膨れていたのでブロックが甘かったですし、騎手のせいというより馬のせいかな。ライトバックとスウィープフィートは最後方から一気の追い込みを見せましたが、スウィープフィートが欲しかったポジションをライトバックが取ったので、その差かなと思います。ポジションが逆なら着順も入れ替わっていたでしょう。

まぁ坂井瑠星が追い込み馬で馬券に絡むならこの競馬しかないですし、今日はそれが上手くはまった感じです。次は人気で飛びそう。


アーリントンC

出現数上位(馬番) 対象2000~2023年 24R
9番(8回)、2・6・11番(7回)、3・10・12番(6回)、1・8番(5回)
1~6番(31回)、7~12番(34回)、13~18番(7回)
出現数上位(人気)
1人(14回)、3・5人(9回)、4人(8回)、6人(7回)、7人(6回)
1~3番人気(28回)、4~6番人気(24回)、7~10番人気(15回)

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