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データと直感の融合 NZT

・今週の気になる競馬ニュース

ドバイで落馬負傷したルメールは、当初鎖骨と肋骨の骨折と診断されていましたが、1日のドバイレーシングクラブの発表によると、肺に穴が開いていたそうで、帰国せずに2週間ほどUAEに滞在するそうです。結構な大怪我ですね。肋骨はともかく、鎖骨はしっかり治さないと騎乗に大きく影響ができる箇所ですし、あまりにも怪我が酷ければ引退も頭を過ぎりますが、そうではなかった点は一安心です。

ただ武豊もそうですが、復帰できても感覚が戻らないケースは多々あることで、その間に信頼を失い騎乗馬を失うケースはこの世界ではよくあります。関係者は44歳のルメールの後任も探し始めるでしょうし、彼の立場があるとはいっても安心できませんが、それでもクラシックは諦めて完治するまでゆっくりしてほしいところです。


それから今週からモレイラが来日するそうです。6月5日まで2ヵ月間の予定ですが、2014年に初来日してからは夏から秋の騎乗だったので、今回春シーズンの騎乗は初めてという事になります。例年呼んでいたレーンが昨年やらかし、今年は6月14日以降にしか呼べないので、代打ということになるのでしょう。ルメールも不在ですし、ここでしっかりと結果を残さないとモレイラ自身も厳しくなります。

というのも、モレイラの短期免許要件って2021/2022年シーズンの香港2位で来ているんですよね。母国ブラジルはパートⅠ国ですが、短期免許要件に入っていない上に、仮に入っていたとしても4月3日現在でブラジルリーディング8位なので、リーディング要件を満たすことはできません。

また、指定外国競走またはJRA・GⅠを2勝という基準を見ても、2022年以降のGⅠ勝利はブラジルと豪州のみで、指定外国競走の勝利はありません。さらに、おそらくですが2021/2022年シーズンの成績は2023/2024年シーズン終了時までの申請に対して適用されるため、今夏に2024/2025年シーズンが始まってしまうと申請ができないハズです。

つまり、モレイラはこの2ヶ月でJRA・GⅠを2勝しないと、これ以降に短期免許は交付されないという事になります。もちろん、英仏愛豪米などに遠征してGⅠ勝てれば別ですが、いくら名手でもそこまでサポートしてくれる関係者はいないでしょうし、運も必要ですからね。

それとも昨年のレーンのようにJRAが内規の解釈を無理矢理変更して、今秋の申請も認めたりするのでしょうか。7月末に申請、60日以内の騎乗開始で9月末から一ヵ月騎乗、天皇賞・秋までのGⅠ4つで要件獲りってのもルール上はできますが・・・まぁこれが短期免許として最後の日本騎乗になるかもしれませんね。


・先週の結果

先週は、データの少ないGⅠ大阪杯をスルーし、ドバイもスルー。土曜のダービー卿CTに全力投球しました。事前予想は1・4・15番の複勝爆弾と3・4・5・7番人気の単勝爆弾でした。ハンデ戦らしく人気薄も出現しますし、単勝爆弾は特に出現率の高いところを狙っています。ただ、近10年は二桁人気の出現は少なく、今年も来そうにない雰囲気だったので、ここは切って単勝爆弾のみの勝負です。今週はコレだけなので有り金全部行きます。

レースは1番ダディーズビビッド、2番パラレルヴィジョン、3番ラインベック、10番エエヤンが好スタートを切り、さらに出足が速いセッションが先手を主張します。ところが、エエヤンが抑えられないような手応えで先頭に立ち、完全に掛かったように見えます。2番手グループは好スタートを決めた4頭以下が並び、残り15頭が一団となる展開に。

そのまま直線まで向くと、終始馬場の良い所を逃げたエエヤンが5~6馬身の差を付けて粘りに粘ります。坂下ではこのまま決まったか、と思ったほどでしたが、さすがに坂上で脚が鈍り、二番手からゴール前で差し返したパラレルヴィジョンが1着。エエヤンは4分の3馬身差の2着となり、馬券はハズレ。ちょっと苦しかったかな。

最近はデータと直感の融合と言いながら、全然直感が降りて来ないんですよね。昨年まではピコン!!というものが、かなりの頻度であったんですが、2月以降は全くなし。ほぼデータ頼りになり、負けが込みすぎです。競馬に対する熱意が下がっているのかな。この私が?という感じですが、なんだか作業になっているような気もしますし、少し感覚を空けた方がいいのかもしれません。

と、言いつつこんな記事書いているのですが。まぁ週末に負けてもう競馬はやらないと心に誓っても、木曜になればソワソワして、金曜になれば競馬新聞を買い、土曜には期待に満ちて競馬場に行くのが競馬ファンですからね。今週も頑張りましょう。


NZT

出現数上位(馬番) 対象2000~2023年(2011年を除く)21R
3番(8回)、4・5・6番(7回)、9番(6回)、2・12番(5回)
1~5番(30回)、6~10番(20回)、11~16番(19回)
出現数上位(人気)
2人(14回)、1人(12回)、5・7人(8回)、3人(7回)、8・11人(4回)
1~3番人気(33回)、4~6番人気(13回)、7~10番人気(13回)

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