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矢作先生の実力は?

ダービーで二度目の戴冠を果たした矢作先生ですが、娘さんは綺麗ですね。学生時に大人気だったマドンナにそっくりですが、あんな娘がほしいもんです。さて、5/31現在リーディングトップの矢作先生はどれくらいスゴいのか、数字を調べてみました。

1人   4-  0-  0-   3 勝率57.1%、3着内率57.1%
2人   6-  5-  1-   7 勝率31.5%、3着内率63.1%
3人   5-  4-  7- 18 勝率14.7%、3着内率47.0%
4人   2-  0-  1- 18 勝率 9.5%、3着内率14.2%
5人   3-  3-  0- 17 勝率13.0%、3着内率26.0%
6人   1-  1-  0- 17 勝率 5.2%、3着内率10.5%
7人   3-  2-  4- 13 勝率13.6%、3着内率40.9%
8人   0-  1-  2- 13 勝率 0.0%、3着内率18.7%
9人   2-  0-  0- 12 勝率14.2%、3着内率14.2%
10人 0-  0-  4- 49 勝率 0.0%、3着内率 7.5%
  26-16-19-167 勝率11.4%、3着内率26.7%

一般の騎手ならこんなもんかと思う数字ですが、トップトレーナーとしては珍しく人気薄での勝利数が多いですね。4~6人で6勝、7~9人で5勝ですよ?特に5月の8勝の内、1番人気はわずか2勝、それ以外は7番人気が3勝、9番人気が2勝です。もうアホですね。天才肌の騎手が何でか知らないけど人気薄で勝つみたいなもんですよ。どうやったらこんな勝てるんでしょう。そりゃリーディングになるし、トップに立つわけです。私が馬主なら土下座してでも預かってもらいたいですよ。

しかも、弟子の坂井瑠星で10勝挙げてる点も見逃せないですね。それには5,7,9番人気の勝利も含んでいるので、騎手の手腕はもちろん、調教師が適性レース、勝率が少しでも高いレースをきちんと選択できる事が要因でしょう。ホント坂井瑠星は良い師匠に当たったね。

また、障害を除く重賞43勝(海外2勝)の内、18勝が過去3年以内のもので、且つその18勝の内、11勝がGⅠと驚異的な数字になっています。たった4頭で11勝ですからねぇ恐れ入ります。少し前まで二桁どころか片手で足りる数だったんですが、今や現役10位タイのGⅠ勝利数です。ちなみに5位~10位までは2勝差、14位までは4勝差なので、GⅠがある度に順位が入れ替わそうですし、そういう面も楽しみですね。

この勢いなら角居先生に代わってJRA最多を狙える可能性もありますが、勢いが急にストップするのも調教師の世界です。例えば、現役1,2位の藤沢和、角居両先生は、多少の差はあれど毎年のようにGⅠを勝っていますが、3位の池江泰先生はここ2年でアルアインの1勝のみですし、アパパネとアーモンドアイで12勝の荒稼ぎをしている4位の国枝先生はそれ以外のGⅠ馬にはなかなか恵まれていません。ジェンティルドンナの石坂先生、クロフネやキンカメ、ダスカの松田国先生もここ数年はGⅠはおろか重賞にも縁がなく、矢作先生もいつそうなるか分かりません。

ただ、海外志向が強く、弟子も育てる矢作先生は、これからの日本競馬界の規範となるべき先生だと思いますし、坂井瑠星と卒業待ちの女性騎手、古川奈穂さんを抱えていれば関係者の目にも留まるケースが増えるでしょうから、しばらくは安泰だと思います。

ちなみに、リーディング2~4位の調教師の成績は以下の通りです。

2位 友道先生
1人  11- 0- 4-10 勝率44.0%、3着内率60.0%
2人    6- 2- 2- 7  勝率35.2%、3着内率58.8%
3人    4- 3- 0- 7  勝率28.5%、3着内率28.5%
4人    2- 2- 1- 6  勝率18.1%、3着内率45.4%
5人    1- 0- 1- 8  勝率10.0%、3着内率20.0%
6人    1- 0- 1- 8  勝率10.0%、3着内率20.0%
7人    0- 0- 1- 6  勝率14.2%、3着内率14.2%
8人    0- 0- 1- 6  勝率14.2%、3着内率14.2%
9人    0- 0- 1- 5  勝率16.6%、3着内率16.6%
10人  0- 2- 0-10 勝率16.6%、3着内率16.6%
  25- 9- 7-73 勝率21.9%、3着内率35.9%

3位 堀先生
1人  14- 9- 3-12 勝率36.8%、3着内率68.4%
2人   7- 3- 4-  5 勝率36.8%、3着内率73.6%
3人   0- 3- 2-  5 勝率50.0%、3着内率50.0%
4人   1- 0- 0-  4 勝率20.0%、3着内率20.0%
5人   0- 3- 1-  5 勝率44.4%、3着内率44.4%
6人   0- 0- 0-  4 勝率  0.0%、3着内率 0.0%
7人   0- 0- 0-  4 勝率  0.0%、3着内率 0.0%
8人   0- 1- 1-  4 勝率33.3%、3着内率33.3%
9人   0- 1- 0-  2 勝率33.3%、3着内率33.3%
10人 0- 0- 0-11 勝率  0.0%、3着内率 0.0%
   22-20-11-56 勝率20.1%、3着内率48.6%

4位 国枝先生
1人  12- 4- 3- 6 勝率48.0%、3着内率76.0%
2人   2- 5- 1-  6 勝率14.2%、3着内率57.1%
3人   1- 2- 0-  5 勝率12.5%、3着内率37.5%
4人   3- 1- 3-12 勝率15.7%、3着内率36.8%
5人   1- 0- 1-  7 勝率11.1%、3着内率22.2%
6人   0- 0- 1-  8 勝率11.1%、3着内率11.1%
7人   0- 1- 0-  4 勝率20.0%、3着内率20.0%
8人   1- 0- 0-12 勝率 7.6%、3着内率 7.6%
9人   0- 0- 0-  0 勝率  0.0%、3着内率 0.0%
10人 0- 0- 0-20 勝率  0.0%、3着内率 0.0%
  20-13- 9-80  勝率16.3%、3着内率34.4%

さすが上位トレーナーだけあって勝率も3着内率も立派です。勝率は友道先生がトップ、堀先生が2位なんですが、3位の国枝先生と5%も差があり、量先生の優秀さが分かります。今年は重賞1勝とトップトレーナーとしては寂しいですが、質の違いで高い数字を保っているのでしょう。

3着内率は数を使うと下がるので、ぶっちぎりの出走回数を誇る矢作先生の3着内率が低いのは仕方ないにしても、堀先生の48.6%ってのはとんでもなく高いですね。2位の中内田先生が41.1%、3位の藤沢和先生が38.7%なのを見れば、どれだけスゴいか分かると思います。

また、いずれも一番人気の成績が突出しており、残りの大部分を2,3,4番人気辺りが占めている点は、勝てるレースを探す矢作先生と違い、有力馬を抱えてキッチリ勝つスタイルだからでしょう。馬券的にはとりあえずヒモに入れたい矢作先生よりは、中穴以下をバッサリ行けるので助かりますね。

あと、リーディング上位10位までが関東4名、関西6名なのは、外厩が成長し、トレセンの差が少なくなった事に起因しているのでしょうか。上位になればなるほど外厩の恩恵を受けられますからね。それは20位までは関東7名、関西13名と差が広がり、未だ西高東低が根強く残っている点からも推測できます。

まぁ私個人は外厩は好きじゃないんですが、育成や調整の施設としての有用性は認めています。ただ、できればトレセンでしっかり調教を積むスタイルになってほしいと思いますし、数週間の餌やりだけで重賞を勝つような調教師は淘汰されてほしいと思います。騎手がそうであるように、調教師も馬主も数字と共に中身も伴ってもらいたいですね。




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