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また短期免許制度の一部が判明

いい加減にしろよJRA!!!!!!!!!!

6月14日、制裁点が30点を超えたダミアン・レーン騎手についてJRAは、今期の短期免許期間終了日の翌日から起算して1年間はJRAの短期免許が交付されないと発表しました。なんでもメディアからの問い合わせに対して公式に回答したとのことです。

また?!?!?!?!?!?!?!?!?!?


騎乗停止2回以上または制裁点が30点を超えた場合、翌年の短期免許が交付されないんじゃないの?何だよ翌日から起算して1年間って!!!!!!
これじゃ来秋にレーンが来日できるじゃないか!!!!忖度してんじゃねぇよ!!!!

こんな記事を必死に書いたってのに、『翌年』という言葉の解釈のせいで、記事の中身が間違ってしまうじゃないか!!!!!!しかもメディアからの問い合わせがあったから回答しただと?!?!?!問い合わせが無かったら黙ってたのかよ!!!!!!なんだその姿勢は!!!!!!!!!!!!!


■新たに判明したこと

1.翌年の短期免許が交付されないとは、今回の免許終了日の翌日から起算して1年間である


短期免許で来日した外国人騎手は、期間中に騎乗停止2回以上、または制裁点30点以上の場合、翌年の短期免許は交付されないと発表されていたハズでしたが、正確には『制裁を受けた短期免許期間終了日の翌日から起算して1年間は短期免許が交付されない』ということでした。

今までの理解であった翌年(暦年)であれば、レーンは2024年度の1~12月の全ての期間において短期免許の交付を受けることができませんでした。しかし、今回の発表によって2024年度の6月14日以降に短期免許の交付が可能ということになります。

これはだいぶ意味が違いますよね。前述の記事において『今秋に来日した際にGⅠを勝てば、2025年度に取得要件を満たす』と書きました。これは逆に考えれば今秋にGⅠを勝てなければ他の取得要件を満たす必要があるわけですが、今回の発表により『既に取得要件を満たしている2024年度には短期免許が交付される』わけです。

つまり、取得要件の内、来期以降の母国リーディング3位以上または指定外国競走を2勝という要件は変わらないものの、≪今秋のJRAGⅠの勝利≫が、≪2024年6~12月にJRAGⅠの勝利≫に変わるため、それだけチャンスの幅が広がることになります。

前者であれば今年は残り一ヵ月しか騎乗期間が残っていませんので、チャンスはエリザベス女王杯~チャンピオンズCの最大4戦ですが、後者の場合は宝塚記念~秋のGⅠ全部の中から2ヵ月分ですから最大で8戦もあります。これは大きいですよ。短期免許を継続させるために、これでもかと有力馬を集中させれば一つ二つくらいは勝てるでしょうからね。

たぶん、これまでの短期免許組はその多くが秋競馬に参戦していたので、丸一年の免許交付停止とすれば必然的に翌年の秋は参戦できない、つまり翌年は交付されないという意味で通じたのでしょう。しかし、春競馬に参戦する輩が出てきたことでその要件を詳らかにしなければ色々と齟齬が生じるために、メディアの問い合わせがあった今回、正確に発表に至ったということではないでしょうか。

だったら最初から『騎乗停止2回以上、または制裁点30点以上で1年間は短期免許を交付しない』と公表すれば良かったのです。そしたらこの1年間は短期免許期間終了してから1年間ということが容易に分かるでしょうに。



2.罰則の重複
もう一つ気になる点が、来年に申請をした場合は申請期間が2ヵ月に短縮されるという点です。

これまでの理解では、騎乗停止1回または制裁点15点以上で申請期間が2ヵ月に短縮、騎乗停止2回以上または制裁点30点以上で1年間は短期免許が交付されませんでした。

ところが、今回の発表では『処分期間が終了後、新たに申請があった場合は申請期間が2ヵ月になる』ということでした。様々な媒体で確認したのですが、この≪新たに申請があった場合≫というのは2024年度のことか、もしくは次回以降のことを指すのか不明瞭でしたね。こういう適当なところが競馬記者のダメなところです。

仮に2024年度に係ることなら1年間の短期免許不交付という罰則と、申請期間が2ヵ月に短縮という罰則が両方科されることになります。公平性という観点からすれば、双方の罰則を適用されるのであれば、≪1年間は短期免許が交付されず、かつ次回以降の申請期間は2ヵ月に短縮される≫といった形で、その旨を公表しておかないとマズイでしょう。いきなり二重罰を食らったら困惑するのは目に見えていると考えられませんかね。



3.詳細については公表しない
中日スポーツによると
『JRAは「本会(JRA)の内規に関することであり、公表は控えさせて頂きたい」と返答。現在のレーンの制裁点数についても「所定の点数(30点)を超過したということで、回答とさせていただきたい」とした。』
(2023.6.14付 18:09配信)

とのことです。つまり、短期免許制度は内規であるため公表するつもりはないという事で、言い換えれば詮索するなと言えるでしょう。そんなん言ったら内部で忖度してますって言ってるようなもんじゃないですか。


なぜそんなに公表を渋るのでしょうか。短期免許制度の改正があった時は自らこうした制度に変更しますって公表し、報道させたでしょう。それについて疑問点があるため確認をしたいと問い合わせたら、内規だから公表しませんって広報舐めてるんですかね?というか記者に対してもそうですが、ファンに対してもバカにした態度に見えますよ。

もちろん、内規について全て詳らかにせよとは言いません。しかし、公表することがファンや関係者に対して一定の利益がある一方、JRA側に不利益があるとは思えないのですよ。仮に他の内規についても公表しろと言われたとしても、それは個別に判断すればいいわけですし、これでは短期免許制度に様々な問題点があるのではないかと猜疑心を持って報道する機会すら奪うことになるのではないでしょうか。それは独裁国家と変わりませんよね。


■まとめ

いずれにせよ、来秋のレーン来日は確定的になりました。もう来れないと確信していた私にとって、歓喜からの絶望、からの歓喜、がまた絶望という心身えぐられる状態です。ふざけんなよ。

レーンが大した騎手じゃないとは言いませんが、崇め奉るレベルの騎手ではありません。良い部分もありますが、悪い部分だって同じくらいあります。多くの記事で東京新馬で5戦5勝とか、圧倒的な戦績を残したとか褒め称えてますけど、その一部分だけを切り取ってあたかも素晴らしい騎手なんだというのはただの印象操作です。

一瞬だけ輝く騎手なんてこれまで五万と居ました。しかし、騎手の評価は一定期間で区切った成績や、様々な角度から分析した数字を総合的に判断すべきものではないでしょうか。一定の評価基準に基づき、日本人騎手も若手もベテランも短期免許組も公平に評価していくことが重要です。ただ単に短期免許の外国人騎手だからと言って厳しい言葉を投げつけることもなく、勝てば報道、負ければスルーという姿勢はジャーナリスト失格と思えますね。そんな人たちが専門家としてJRAの年度表彰や顕彰馬選考をしているのだから、滑稽でしかないと思うのは私だけでしょうか。

できることなら、今後は母国でリーディングを獲ってから参戦してほしいです。それくらいの力を見せた上で来るなら、日本競馬にとってもプラスになる部分はあるでしょう。しかし、現状のレーンなら中途半端な傭兵という印象しかありません。彼を評価するなら他の日本人騎手も同じように評価しましょうよ。

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ腹立つ




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