見出し画像

データと直感の融合 ステイヤーズS&チャレンジC

・今週の気になる競馬ニュース

ジャパンCで引退したパンサラッサは、来年からシャトル種牡馬として南半球でも種付けを行うそうです。 来春は北海道新ひだか町のアロースタッドで供用開始し、その後、海外に拠点を置く大手「Yulong Group」をパートナーにして、シャトル種牡馬として活動していくそうです。

なんでも、ロードカナロアの後継種牡馬を探していたところ、去年の天皇賞・秋の衝撃的なパフォーマンスを見て、ゲームチェンジャーになれると確信したと話しているそうで、世界中の良血馬への種付けを予定しているとのことです。

これでイクイノックスより強い産駒がゴロゴロ出てきたら面白いですねぇ。どうします?もし、イクイノックスの初年度産駒が大活躍して凱旋門賞挑戦したら、パンサラッサ産駒の逃亡劇にやられたら。個人的には大爆笑なんですけど。まぁあちらこちらへ遠征していたパンサですから、シャトルでも気にせず頑張ってくれるでしょう。


・先週の結果

先週は土曜の京都2歳Sをスルーし、貯金全額行くために日曜のジャパンCに注力笑 まぁそこまで注力できなかったんですが、事前予想は隠し要素込みの複勝が1・2番、ワイドが1・2・5番人気のBOX、3連複が1・2番人気から3・6・7・9番人気への流しでした。

隠し要素込みの複勝が1・2番人気というのがポイントです。ジャパンCの白帽は八百長みたいなもんですからね。5chなどでも話題になっていましたが、生え抜き理事長に変わってから人気馬が内枠に集中するようになっており、2007年にはこんな感じです。

2007~13年 7回(土川理事長時代)
1番 0頭( 0.0%) 1~3着 1頭(出現率14.3%)
2番 2頭(28.6%) 1~3着 3頭(出現率42.9%
2014~22年 9回(後藤理事長時代)
1番 4頭(44.4%) 1~3着 6頭(出現率66.7%
2番 4頭(44.4%) 1~3着 4頭(出現率44.4%

これを見ると後藤理事長が随分やらかしたのが分かります。これに今年の分を足すと、

2014~23年 10回(土川~吉田理事長)
1番 5頭(50.0%) 1~3着 7頭(出現率70.0%
2番 5頭(50.0%) 1~3着 5頭(出現率50.0%

こうなります。つまり、土川理事長時代はまだマシだったが、2003年の馬場改修以降の経過を見て内枠の優位性が判明したため、有力馬を内に集めるように細工をした、「ように」見えて当然です。この時の平均出走頭数は約17頭で、単純計算すると人気馬が1・2番枠に入る確率は3/17なので17.6%です。それを10年で5回引くんですよ?しかも1番と2番で5回ずつですよ?疑惑どころの話ではありません。高い確率で何かしらの操作をしていると考えるのが自然な流れでしょう。

さて、今年の春先に若手騎手6名による通信機器の不適切使用問題がありましたね。その時にJRAは何と言っていたでしょうか。疑惑を持たれる事すらいけないみたいな話してませんでしたか。この「疑惑を持たれる事すらダメ」という理屈はJRAが大昔から言ってきたことですよね。公正競馬の胴元が我田引水しちゃイカンでしょう。どこぞの財務省みたいに適当な言い訳する前に、襟を正してGⅠ競走はガラガラポンなり、抽選を可視化するべきです。


というわけで、それだけ有利な白帽の、しかも圧倒的な1・2番人気なら複勝圏内は確実だと思ったわけです。数字だと、1番は11戦で7回、2番は7戦で6回出現ですから、それぞれ63.6%、85.7%の出現率です。ちなみに1番人気の出現率は86.4%、2番人気は59.1%なので、少なくともイクイノックスの複勝は非常に堅いことが分かります。

木曜に枠順を見た私はすぐに予定を組み直し、金曜の午前に銀行に行きましたよ。ありったけの貯金を引き出し軍資金にしました。もう負けたら首吊る勢いでしたねぇ・・・良かった生きてて・・・

その他の事前予想は、1・2・5番人気のワイドBOXと、3連複で1・2→3・6・7・9番人気の2頭軸流しでした。ただ、金曜からのオッズの流れを見ると、上位5頭以外はまぁ手を出しにくい面々です。どこまで行っても掲示板に乗るのがやっとのダノンベルーガ、距離がおかしい逃亡者パンサラッサ、1週早く出走してしまったディープボンド、一発屋ヴェラアズールに外国馬イレジンですよ?どうやって選べと。そう考えると3連複はスルーですよね。

ワイドはそこそこ可能性が高く、リバティはもちろん、ドウデュース、タイホ、スタオンのどれが来ても違和感がありません。それなら十分買えます。


結局、軍資金の9割を複勝に、1割をワイドに注ぎ込みます。残る問題は複勝の配分です。イクイノックスは1.1倍から変わる気配がなく、リバティは1.1~2.5倍程度でしたが、上位2頭で決まるとリバティも1.1倍の可能性がかなり高い。仮にリバティが1.3倍くらいになるなら頑張ったかもしれませんが、イクイノックスの複勝に全額突っ込んだ場合との差に加え、リバティ川田のリスクを考慮すればイクイノックスを全振りした方がリスクヘッジにもなります。

こうして資金配分が決まってレースを見ると、スタートから先手を争ったパンサラッサとタイホの直後のポジションを取って1角に入った段階で的中を確信しました。あとはアクシデントだけ無いように願うだけです。最初の1000m通過を57.6秒と距離を間違えたようなペースを刻んだパンサラッサを遠く離れた後ろで眺めながら追走するイクイノックスですが、直線に入ったらすぐに外に出して進路を確保したらあとは伸びるだけです。

坂を登る直前にリバティに詰められた時、一瞬おやっと思いましたが、残り300mを過ぎたところで差が開いたのを見てニヤケ顔が止まりませんでした。リバティの脚が鈍ったというより、イクイノックスがもう一伸びしたように見えたので力差は歴然でしたね。

リバティはイクイノックスの後ろに居たので、どうしても先に動かざるを得ない状況でしたね。3歳牝馬相手なら楽勝に突き抜けられるでしょうが、相手は世界最強の一頭ですから、これは無理でしょう。3着はドウデュースとの叩き合いを制したスターズオンアースが入りました。ほぼ同じポジションに居た両馬ですが、ポジションが違えば着順も入れ替わったような内容で、ドウデュースは決して弱くないなと思いました。やはり前走は休み明けが響いたのでしょう。ダメージが大きいとはいえ、使うことのメリットと使ったダメージをもっと天秤に掛けて判断した方が良い成績に繋がるかなと思いましたが、まぁこの流れが変わることは無いでしょう。

また、仮にイクイノックスが居なかった場合、リバティは早めに動く競馬になっていなかったと思いますし、ドウデュースやスタオンも自分の競馬により傾いていたでしょうから、同じ結果にはならないと思います。この3頭はそこまで差は無いでしょう。もちろんリバティ有利ではありますが、確実にリバティが勝てるかと言えば、そうではない程度の差といった感じでしょうか。


馬券の方は、イクイノ複勝ありがとうございます。スタオンが頑張ったのでワイドも全的中です。4点で990円なので回収率247.5%でした。でも掛け金を弾んだので、利益は莫大です笑 大金投入は勇気が必要ですが、キチンと見極めれば一気に回収率を回復できますので、次の機会は皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

えっ?例の鈴木君ですか?あぁ・・・複勝なんて買えるか君ですか・・・まぁ・・・どうして4着ばかり買えるんですかね笑 散々悩んだ挙句、当初の予想を覆し、イクイノックスとの組み合わせで馬連、ワイド、3連単まで買ったのに4着って笑 やっぱウチのお笑い競馬担当ですよ彼は。ボーナス前借りしたのは弊社初だったのにね。今週ずっともやし弁当食べてたんで、どなたか彼に幕の内弁当でも奢ってやって下さい笑


忘れがちですが、ジャパンCの後にもう一戦ありましたよね。私の大好きな京都1200の京阪杯です。事前予想は隠し要素込みの複勝が3番、単勝爆弾が1~5番、ワイドが変則の1→10~12番人気、2→3~5番人気、3→2~7番人気でした。ワイドは変則過ぎて頭爆発しそうでしたねぇ。

もう直感もクソも無く、全部買えばいいやって感じなってましたが、そこは冷静に考え直しました。大勝した直後の勝負こそ重要だと。ましてや大勝直後の最終レース、負けても勝ったまま終われるとか考えたら流れが悪くなるのは長年の競馬生活で身に付いた経験です。そこで複雑なことを考えず、勢いで乗り越えてやんよの精神でワイドを止めて、単勝爆弾をチョイス・・・しましたが、1番はブービー人気で、14番人気の4番は全く勝利がない11番人気以下でしたので、残る3頭で勝負しました。

でもやっぱり大勝直後は舐めちゃいけません。2番人気の5番キミワクイーンは見せ場すらなく11着、5番人気の3番シングザットソングは後方から脚を伸ばしただけ。3番人気の2番ビッグシーザーが逃げ粘って5着に入ったのが救いでしたが、勝ち馬とはずいぶん離されたので諦めも早かったです。


というわけで京阪杯で負けたものの、ジャパンCが大勝過ぎて結構な利益が出ました。良かった良かった。これを次はどこに注ぎ込むかですよねぇ。普通に毎週使っても利益が伸びるとも思えませんし、ここはイクイノックスに有馬記念に出てもらって、再びバチコリ儲けさせてもらいたいです笑 もしイクイノが引退となれば来月の淀短距離Sか、シルクロードS行になるかもしれませんが・・できれば年内にもうひと勝負したいので、なんとかイクイノ先生にはお願いしたいところです。



ステイヤーズS

出現数上位(馬番) 対象2006~2019年 14R
2・11番(8回)、9番(7回)、3・7・8番(6回)、4・5・13番(5回)
1~5番(28回)、6~10番(22回)、11~16番(19回)
出現数上位(人気)
1人(15回)、4人(14回)、2人(10回)、5人(7回)、6人(6回)
1~3番人気(30回)、4~6番人気(27回)、7~10番人気(7回)

ここから先は

1,069字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?