見出し画像

データと直感の融合 フローラS&マイラーズC

今年のドバイシーマクラシックを制したシャフリヤールが英国のプリンスオブウェールズS(6/15、アスコット芝1990m)に挑戦する事が発表されました。いやぁ~日本ダービー馬がロイヤルアスコット開催に挑戦ですか。こんな日が来るとはねぇ~。

日本ダービー馬が海外遠征したのは近20年では下記の12頭です。多いと言えば多いですが、少ないと言えば少ないでしょうか。結果論が入ってるかもしれませんが、個人的に勝負になるかなと思ったのはディープ、オルフェ、ドゥラメンテくらいでしょうかね。

・ディープインパクト  凱旋門賞 失格
・メイショウサムソン     凱旋門賞 10着
・ウオッカ       ドバイDF 4・7着
・エイシンフラッシュ  QEⅡ世C  3着
・オルフェーヴル    凱旋門賞  2着(2回)
・ディープブリランテ  Kジョージ&QES 8着
・キズナ        凱旋門賞  4着
・ワンアンドオンリー  ドバイSC  3・5着
・ドゥラメンテ     ドバイSC  2着
・マカヒキ        凱旋門賞  14着
・レイデオロ      ドバイSC  4・6着
・シャフリヤール    ドバイSC  1着

この中でも特殊なのはダービー直後に挑戦したディープブリランテでしょうか。良いチャレンジだったと思いますが、ちょっと足りなかったですね。やっぱり欧州に挑戦するのは楽しみになりますし、それが凱旋門賞以外だったらなお良いです。私は春の欧州競馬は色んな意味で穴場だと思うんですよ。挑戦してみなきゃ分からないですからね。

それに3/30付で農林水産省動物検疫所から「リスト国から日本向けに輸出される国際交流競走出走馬の家畜衛生条件」について一部改正があったため、4/1から輸入検疫および着地検査が短縮される日本馬の海外遠征期間が従来の60日間以内から90日間以内に延長されます。このリスト国は米英仏に香港、UAEなど12ヶ国となっており、一定の条件を満たした国際交流競走出走馬は輸入検疫期間が10日間から5日間に、着地検査期間が3ヵ月間から3週間まで短縮されるそうです。

例えば、5月半ばに出国して8月頭に帰国したら、秋競馬の後半には十分間に合います。ローテが組みやすくなった分、梅雨の時期の宝塚記念より海外遠征に挑戦する陣営が増加する事を期待したいですね。

また、今年はグレナディアガーズが同じく英国のプラチナジュビリーS(6/15、アスコット芝1200m)に挑戦するとのことです。同馬は高松宮記念で12着と大敗しましたが、朝日杯FSを勝っているGⅠ馬です。良い結果を求めませんから、日本競馬の今の立ち位置を示してほしいところです。それから坂井瑠星とのコンビでゴドルフィンマイルを勝ったバスラットレオンは英国のサセックスS(7/27、グッドウッド・芝1600m)から、仏国のジャックルマロワ賞(8/14、ドーヴィル・芝1600m)への挑戦を計画しているそうです。ぜひ坂井瑠星鞍上で挑戦してほしいですね。



ここから先は

1,112字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?