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橋田満元調教師が受章!!

橋田満元調教師(71)は、この度、秋の叙勲において、旭日小綬章を受章することが分かりました。JRA関係者の叙勲は、2022年の柴田善臣御大以来、2年振りですが、日本調教師会の会長を務めた人物は叙勲対象となるため、予定通りの受章となりました。

以下、尾形充弘先生のコメントです。

このたび、叙勲の栄を賜り、身に余る光栄と思っております。私が長きに亘り従事して参りました競馬や、馬が人の世界に果たす役割を国民の皆様方に役立つものと評価していただけた思いで感無量であります。
今回の叙勲は多くの仲間の皆さんとの共同作業の賜物であり、私は競馬の社会を代表していただいたものと承知いたしております。これからも、この栄誉の重みをしっかりと受け止め、馬の持つ魅力を一人でも多くの方に知っていただくために努力してまいります。


叙勲・褒章については、以前の記事でまとめていますので、お時間ご都合よろしい方は、ぜひご覧ください。

さて、これまで叙勲した競馬関係者は以下の通りです。

・尾形藤吉   勲五等双光旭日章  1966年叙勲(現旭日双光章)
・武田文吾   勲五等双光旭日章  1978年叙勲(現旭日双光章)
・藤本冨良   勲五等双光旭日章  1980年叙勲(現旭日双光章)
・田中朋次郎  勲五等双光旭日章  1989年叙勲(現旭日双光章)
・保田隆芳   勲四等瑞宝章    1995年叙勲(現瑞宝小綬章)
・鈴木康弘   旭日小綬章     2019年叙勲(旧勲四等旭日小綬章)
・中村均    旭日小綬章     2020年叙勲(旧勲四等旭日小綬章)
・岡部幸雄   旭日小綬章     2020年叙勲(旧勲四等旭日小綬章)
・尾形充弘   旭日双光章     2022年叙勲(旧勲五等双光旭日章)
・橋田満    旭日小綬章     2024年叙勲(旧勲四等旭日小綬章)

ご覧のとおり、日本調教師会の会長職にあった者は叙勲されるようです。現役を除いて叙勲されていないのは二ノ宮敬宇先生のみですが、橋田先生の第一期の次の会長ですし、叙勲自体が70歳以上が対象となるため、毎年一人を推薦するとした場合、今回は橋田先生で、次回は二ノ宮先生かなと思います。


なお、叙勲とは別に褒章という制度もありまして、こちらは読んで字のごとく、陛下から褒められると思って差し支えないでしょう。叙勲(勲章)と違い、各分野で色々頑張った人に贈られるものであり、競馬関係者は全て黄綬褒章を受章しています。受章者は以下のとおり。

・尾形藤吉  1964年
・稲葉幸夫  1981年
・二本柳俊夫 1992年
・的場文男  2020年
・柴田善臣  2022年
・宮下瞳   2024年

今年は、名古屋競馬の宮下瞳騎手が選ばれました。騎手というより、女性として出産のため一度、引退してから再度免許を取得して活躍している点が評価されたのでしょう。

褒章は55歳以上が対象となるので、55歳になったばかりの武豊は次回の褒章受章が確実視されています。現役でもOKならこれ以上の騎手は日本にいませんからね。また、藤沢和先生や吉田照哉氏なども受章してもおかしくないですが、数が多いのでなかなか一度に、というわけにはいかんのでしょう。まぁのんびり待ちましょう。

というか、武豊や藤沢和先生なんかは叙勲されて然るべき人なんですがね。武豊は言わずもがなですし、藤沢和先生は戦後、最多となるGⅠ34勝、歴代2位の勝利数で近代競馬最高の調教師ですからね。その時が来るのを楽しみにしていますよ私は。


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