TAHARA_Sapporo

田原洋朗 TAHARA Hiroaki 1958年生 身長175cm 有限会社ブックス…

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田原洋朗 TAHARA Hiroaki 1958年生 身長175cm 有限会社ブックスボックス取締役/ブックスボックス田原書店店主/北海道大学大学院文学院人文学専攻修士課程在学中 利尻島→札幌→川崎→大阪→堺→京都→吹田→江別→札幌なう

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閲覧録20231016-20231115

【閲覧録20231016-20231115】Israel-Hamas war / guerre Israël-Hamas。理解が及ばない。ただ見守るしかない。年々ただ見守るしかないものが増えているような気もする。まあ、手を動かして解決すべきものの明確化の過程なのかもしれん。自分にとっては。 20231016 筒井清忠編『昭和史講義【戦後篇】下』(ちくま新書、2020)。宮城大蔵「対東南アジア外交の展開 一九五〇~六〇年代」、藤井信幸「池田内閣と高度経済成長」、牧原出「政治家

    • 閲覧録20230916-20231015

      【閲覧録20230916-20231015】9月14日にコロナ感染発覚、同18日まで自宅療養。コロナは全世界的になし崩し的に「日常的なもの」に格下げされたが、武力紛争のほうはどうか?コロナほどの当事者性がない分、常に意識的に意識せねばならないんだろう。 20230919 高松宮宣仁親王『高松宮日記 第四巻』(中央公論社 1996)。1942年6月21日~7月10日分。p274「六月二十一日(日)」、「第四艦隊ハ第八根拠地隊ニ「ガダルカナル」進出陸戦隊ヲ設営隊ノ到着前、進出セ

      • 閲覧録20230816-20230915

        【閲覧録20230816-20230915】利尻島帰省滞在後、札幌に帰ってきたかと思ったら、同じく道北の天塩町に二泊三日の学術調査だ。どちらも、色々な意味で、見るところ考えるところの多い旅となった。大学院ラスト半年の開始。 利尻島行20230811-0819:16日(水)。雨になった。実家の向かいには、廃屋化しつつある田原家のクラ(漁師の作業場兼倉庫)。1955年竣工らしい。田原家の福井県からの本籍移転が1905年。移住50周年記念だったのか?なにしろ、北海道西海岸の下見板

        • 閲覧録20230716-20230815

          【閲覧録20230716-20230815】ここ何年か奇数月月末東京の「明治古典会特選市」に通っていたが、2023年後半はお休み。2024年1月提出の修士論文を書き上げるため。旅費も高騰してるし。11日から、利尻島に帰省予定。 20230716 『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅰ-12 アルトゥーロの島/モンテフェルモの丘の家』(河出書房新社 2008)始。エルサ・モランテ(1912-1985)・中山エツコ訳『アルトゥーロの島』(1957)から。1912年は明治45年/大

        閲覧録20231016-20231115

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          【閲覧録20230616-20230715】

          【閲覧録20230616-20230715】6月16~20日札幌市南区真駒内で個展。その間【閲覧される録】になるかも。あるいは【考え事録】か。何しろ一種の暴走老人でもあり、【徘徊録】が適切なのかも。 個展: 田原洋朗 アール・ブ[ック]リュット展 和綴じ手製本のライフログ的展開 札幌市南区真駒内1-1-15  GALLERY kamokamo 20230616-20 11:00-18:00 20230615 15:08 設営完了。ギャラリーオーナー鴨下蓉子氏は、利

          【閲覧録20230616-20230715】

          【閲覧録20230516-20230615】

          【閲覧録20230516-20230615】修論ゼミ発表1回目を終え、この26・27日は東京。さらにこのクール(フランス語「cours」が語源なのか?)が終わったら、真駒内で個展。それなり忙しい。かな。 20230516 高松宮宣仁親王『高松宮日記 第四巻』(中央公論社 1996)。1942年3月・4月上旬分。p144、3月1日(日)曇「満洲国建国十年祝宴(帝国ホテル)。」この頃はまだそんな余裕もあったのか。p180-181、3月15日(日)雨朝止ム、占守(しゅむしゅ、千島

          【閲覧録20230516-20230615】

          【閲覧録20230416-20230515】

          【閲覧録20230416-20230515】修士課程5年目の始まり。年数かかるの、博士後期課程ならままあるようですが。長老マスター(実年齢も高い)になってしまった。まあいいや我が道を行くとする。 20230416 『網野善彦著作集 第四巻 荘園・公領の地域展開』(岩波書店 2009)。「美濃国」途中まで。p116「河川の乱流・堤防の不備のため、田地がきわめて不安定だったこの地域の人々の前には、逆にわれわれが想像する以上に、広い世界がひらけていたのではあるまいか。」、この手の

          【閲覧録20230416-20230515】

          【閲覧録20230316-20230415】

          【閲覧録20230316-20230415】WBC2023準々決勝イタリア対日本から始まる一カ月ということですね。今年の札幌@北海道は雪解けが例年より随分早い印象です。3月末東京行き予定してます。桜! 20230316 橋本治『デビッド100コラム』(河出文庫,1991 原本:冬樹社,1985)始。「100」は「ヒャッ」と振り仮名。かつてアメリカのTVドラマで『0011ナポレオン・ソロ』というのがあって、そこに出演していた俳優デヴィッド・マッカラム(イリヤ・クリヤキン役)を

          【閲覧録20230316-20230415】

          【閲覧録202302-202303】(20230216-20230315)

          20230216 『柳田國男全集 第四巻』(筑摩書房 1998)。「青年と学問」了・「都市と学問」(1929)途中。p206「村には昔から様々の添挊(そへかせぎ)があつた。」。「挊=稼」の字を目にするのは、浪川健治先生本の松前挊以来(勉強が足らん)。農漁村民とっての添挊の重要性は歴史家より民俗学者の方が深く理解しているのかとふと思った。『北海道漁業史』を読んでみても、先生方には細民漁民が添挊で生計を立てているのかもという発想がないとしか思えないんだよね。それで「漁業史」になる

          【閲覧録202302-202303】(20230216-20230315)

          【閲覧録202301-202302】(20230116-20230215)

          20230116 『寺田寅彦全集 第八巻 随筆八 絵画・映画論』(岩波書店 1997)。明治以前から、優れた書画・工芸・建築などは存在したが、それらが美術・芸術と認識・解釈・定義づけされたのは明治以降で、1878年生の寅彦も美術・芸術の概念を持って物を見ているのだろう。時代による規定。 20230117 永井荷風『荷風全集 第六巻 歓楽 すみだ川』(岩波書店 1992)。「帰朝者の日記」1909、p153「維新前の教育を受けた父の書体、趙子昂の書体を味わつた草行の名筆は、全

          【閲覧録202301-202302】(20230116-20230215)

          【閲覧録202212-202301】(20221216-20230115)

          20221216 季武嘉也編著『日本の近現代 交差する人々と地域』(放送大学教育振興会 2015)。「第4章 議会・政党・選挙」有馬学、p58「町村制を核とする地方制度と、衆議院選挙を頂点とする選挙制度という二つの新しい制度が侵入してきた明治二〇年代のムラ社会」、理解が深まる叙述。p60「民党や吏党という言葉を最初に使ったのは、自由党の中江兆民」、そうなのか、その兆民を北海道に引っ張ってきたのが、若き日の金子元三郎。「第5章 地方からの産業革命」中村尚史、筑豊の炭鉱業者安川敬

          【閲覧録202212-202301】(20221216-20230115)

          【閲覧録202211-12】(20221116-20221215)

          20221116 マックス・ヴェーバー 大塚久雄訳『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫 1989改訳)。原書は1920刊。ヴェーバーを継続して読んでみようかと。プロ倫は再読。と言っても一度目(2019?)は注をほぼ飛ばし読み。今回はじっくりと。少しは読み上手になったかな。 20221117 『民家採集 今和次郎集 第3巻』(ドメス出版 1971)了。「東海」>「尾張・日間賀島の漁家」1927、p238「息子たちが皆、北海道へ仕事にいっているので、老人と孫

          【閲覧録202211-12】(20221116-20221215)

          【閲覧録202210-11】(20221016-20221115)

          20221016 『柳宗悦全集 第七巻 木喰五行上人』(筑摩書房 1981)了。「信州東筑の石堀」、p610「民俗学の大きな限界は価値問題には殆ど全く触れないことである。」要検討。解説大岡信「木喰発見の意味するもの」秀逸。634p柳評「世が世なら彼を稀有の宗教家としたにちがいないような資質」。 20221017 モンテーニュ・関根秀雄訳『随想録(一)』(新潮文庫 1954)始。いわゆるモンテーニュの『エセー』。原二郎訳岩波文庫版(1965-67)で一応一読も、一度で済むよ

          【閲覧録202210-11】(20221016-20221115)

          【閲覧録202209-10】(20220916-20221015)

          20220916 大西克智『『エセー』読解入門 モンテーニュと西洋の精神史』(講談社学術文庫 2022)了。初読で、何が書いてあるか何が面白いのかうまく説明できないが、3回読んでもまだよくわからない、小川剛生『兼好法師』(中公新書 2017)の面白さに近い。関根秀雄訳『随想録』、開始しよ。 20220917 『父子鷹 子母澤寛全集 四』(講談社 1973)始。次巻『おとこ鷹』以後『勝海舟』上中下巻と小吉・麟太郎(海舟)親子の物語が続く。実は当方の運営するレーベル、BOOXB

          【閲覧録202209-10】(20220916-20221015)

          【閲覧録202208-09】(20220816-20220915)

          20220816 『柳宗悦全集 第七巻 木喰五行上人』(筑摩書房 1981)。「凡例、解説 [『木喰上人作 木彫佛』]」。7月30日に観覧した日本民藝館「復帰50年記念 沖縄の美」展も盛況だった。「民藝」がなぜ日本に定着し得たのか、という研究テーマもありなのではと思う。一個人の個性の歴史的反映。 20220817 大西克智『『エセー』読解入門 モンテーニュと西洋の精神史』(講談社学術文庫 2022)。自分の中では、兼好法師・モンテーニュ・寺田寅彦・中谷宇吉郎・伊丹十三あたり

          【閲覧録202208-09】(20220816-20220915)

          【閲覧録202207-08】(20220716-20220815)

          20220716 『宮本常一著作集 5 日本の離島 第2集』(未來社 1970)始。「利尻島見聞」所収。巻頭には宮本撮影の、こないだ周防大島の記念館で見てきた、利尻の写真も掲載。さて、離島振興法の施行は1953年だと。利尻島も対象地域。1958年利尻生れなので、その法制下に生まれ育った。要検討。 20220717 筒井清忠編『昭和史講義3 リーダーを通して見る戦争への道』(ちくま新書 2017)了。渡邉公太「広田弘毅 「協和外交」の破綻から日中戦争へ」・高杉洋平「宇垣一成

          【閲覧録202207-08】(20220716-20220815)