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池間と佐良浜、写真でよみがえる祭祀の数々。

現在宮古島市に属する池間島には池間という地域が、伊良部島には佐良浜という地域がある(さらに宮古島の西原も加えて「池間民族」とも称される)。

池間の分村として誕生したのが佐良浜であることから、池間と佐良浜では祭祀を共有しており、年間を通して数多くの祭祀が行われる。その中から、池間のユークイ(1985年)、動物供儀(1988年)、佐良浜のカーニガイ、ムズビューイウサギ(1993年)の祭祀を取材したのが本書である。


『ナナムイの神々を抱いて 宮古・池間と佐良浜の祭祀』加藤久子著


著者は、糸満の漁業に携わる女性や浦添市小湾の字誌に関わり、多くの女性を取材研究してきた加藤久子氏。

写真とともに祭祀の様子を紹介しながら、現代の祭祀の役割とつながりを考える。法政大学沖縄文化研究所[監修]叢書・沖縄を知る