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2020年の音楽

これまでTumblrで毎年お気に入りの音楽をまとめてきましたが。今年からはnoteでやりましょうそうしましょう。

洋楽・邦楽問わず、今年発売されたアルバムからチョイスしました。順番は順位ではないです。

①The Lottery Winners「The Lottery Winners」

1曲目の「The Meaning of Life」から実にハッピーなテイストに溢れたアルバム。今年はちょっとメンタル的にしんどい一年でしたが、聞くと気持ちがグッと上がるアルバムでした。6曲目「18 To 30's」や11曲目「My Only Friend」とかもいいですねー。

②beabadoobee「Fake It Flowers」

いやー、いいニューカマーがきましたね!ギターポップ〜オルタナ好きにはたまらないんじゃないでしょうか。90年代の懐かしさに今っぽさが絶妙に共存する感じ、稀有な存在ですよね。いろんなところでも評価されていましたが、個人的にも今年よく聞いた一枚でした。5曲目「Charlie Brown」のシャウトや、6曲目のしっとりした感じとか好きです。

③sugar me「Wild Flowers」

こちらは日本のシンガーソングライター、寺岡歩美によるソロプロジェクト。5年ぶりのアルバム、ということで、個人的には「待ってましたー!」という気持ち。系統としては渋谷系の延長線上にあるようなアーティストになるのかな。フレンチポップのようなキラキラした音がとってもキュート。


④Slow Pulp「Moveys」

これは今年一番聞いたかもしれないアルバム。仄かにシューゲイズの香りを纏うドリーミーなギターサウンドはツボでしかないです。アルバム発売まで、ボーカルの女の子の難病が発覚したり、両親が交通事故に遭ったり、コロナが流行ったり…という中で完成した作品とのことで、そういう背景も相まってか、とてもエモいです。往年のスーパーカーを思い出すような雰囲気の「Idaho」、キャッチーな「At It Again」、ちょっぴりサッドな「Falling Apart」あたりが好きでした。消え入りそうな儚げなボーカルもGood。


⑤COVET「technicolor」

お気に入りのバンドCOVETの新作。タッピング・マスターと呼ばれるYvette Youngを中心とした超絶変態マスロックが今作でも炸裂しております。珍しく歌ものもあるんだけど、イヴェット嬢、ボーカルもいいので、もっと歌ってほしいと思うくらい。コロナが開けたらぜひとも来日して欲しいなあ。絶対ライブ見に行く!!!

⑥Boy Pablo「Wachito Rico」

ノルウェーのアーティストらしい、Boy Pablo。全く知らないアーティストでしたが、このユルさ……クセになるッ!渋谷系っぽいネオアコやシティポップを彷彿とさせる軽快なギターや浮遊感のあるシンセサウンドは、聞いていてウキウキしますね。どことなく野暮ったい感じも憎めない感じでついつい聞いてしまう一枚でした。

⑦Beach Bunny「Honeymoon」

USインディーバンドのビーチ・バニー。トレンド感があるサウンドという感じではないけれど、こういうエバーグリーンな王道パワーポップはいくつになっても弱いんです。「Ms. California」の思わずシンガロングしたくなる感じとか、over40のオッサンにはもう眩しすぎます!

⑧Aiming for Enrike「Music for Working Out」

ノルウェー発の2ピースバンドAiming for Enrike。以前から存在は知っていたものの、新作聞いてこれは相当カッコいいなと。このサウンドをたった二人でって、一体どうなってんのというね。プログレ〜マスロック的な変態ユニットだけど、ダンスミュージック的な雰囲気も取り入れた感じで、より現代的なサウンドに昇華。一度ライブをお目にかかりたいなー!

⑨Kan Sano「Susanna」

「あれ?Kan Sanoってこんな感じだっけ?」というのが第一印象のアルバム。もっとジャズっぽいソウルの印象が強かったのだけど、シティポップぽさとか、低音が印象的な四つ打ちのサウンドとかも取り入れた感じが洗練されていて好印象。この辺の音楽はあまり聞いてこなかったジャンルなんだけど、シンプルにいいなあと思えたアルバムでした。

⑩The Front Bottoms「In Sickness & In Flames」

このnoteでも取り上げた「everyone blooms」が収録されたアルバム。まさにコロナ禍に振り回された一年でしたが、タイトルからしてそれを象徴的するかのようなアルバム。サウンド的には完全に90'sのそれ。weezerの前座も務めたバンドらしく、なるほどねという感じ。でも鬱屈とした時期だからこそ、こういうポップさに救われる思いがするんだよ。


番外:Tessa Violet「Bad Ideas」

こちらは2019年のアルバムということで番外に。でも今年よく聞いたSlow Pulpと同じくらい聞いていたお気に入りということで最後にオマケとして入れてみました。出会いはこちらの動画。

セクシーなダンスも印象的だけど、音も好みってことで他の動画も見てて、そのキュートさに完全にやられました。こちらの「Crush」もとても今っぽくて好き。「Game」なんかを聞いていると、これからドッカンくるんじゃないかというような堂々たる雰囲気さえ感じられます。

アルバムもいいんですが、ついつい動画で見ちゃうアーティストでした。

ということで、年も開けちゃいましたが、2020年のお気に入りのアルバムでした。

こうして並べてみると、趣味的には相変わらずUSインディーロックをメインに聞いている感じですね。あとは、女性ミュージシャンの作品を今年はよく聞いたなーと。女性シンガーソングライターやアーティストがUSでもUKでも才能を発揮していて、他にもPhoebe Bridgersとか、Soccer Mommy、Waxahatcheeあたりもよく聞きました。

コロナというハンデがある年でも、こうしてとてもいい音楽に出会えたことは本当に幸せでした。ミュージシャンの皆さまありがとうございました。

2021年も、いい音楽と出会えますように!



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