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2023年のパペット活動を振り返る

ひさしぶりのnoteです。サムネは私のつくったパペットです。
私は「キャラクター文化」に身骨を砕くキャラクターバカなのですが、今年は特に「パペット」という表現と向き合い、頑張った一年でした。せっかくなので備忘録、自分への労いも込めて今年のできごとを記録しようと思います。
特に人のためにはならないと思いますが、興味ある方は読んでくれたら嬉しいです。

◆一番の大仕事!デザフェス参加

今年を語るのにもっとも切り離せないイベントは、デザフェスへのサークル参加ですね〜。何年も前に「人生で一回くらい出てみたい」と思いつつ、ずっと放置してました。それからオリジナルのパペットを作ったことでキャラが生まれ、パペットをもっと人前で動かしたいという欲も湧き、それを幼馴染に話したところ「一緒にデザフェスでよう!」と。それが今年の1月だったので、春のデザフェスに下見に行き、震えながら参加申込をして、本格的な始動となりました。
いや〜〜〜華やかな見た目の裏には地道な努力!初参加のため既存在庫もなく、どのような方向性で出展するかも手探りだったため、全てが大変でした。自分の想像力のなさに絶望し、筆の遅さに絶句し、いったいだれが買いに来てくれるんだと不安になり…。ひとりのときほど「ぎゃ〜〜〜っ」とうめいてましたが、幼馴染と話しあい、決めて、進めて…といったプロセスは本当にすべてが楽しかった!学園祭みたいだったな。
最終的には悟りを開き、「ここで誰も来なかったところで死にやしない」という結論にいたってちゃんと楽しみになりました。お前は極端。でもたかが趣味と思うかもしれないけど、時間をかける以上ある程度不安になるのは自然よね?!こちとらシリアスレジャーやっとんじゃ!
イラスト系のグッズとパペットを撮影したグッズ(ポストカード)の2パターンを持っていきましたが、その場でパぺットを操演していたので、その思い出にか、ポストカードを買ってくれてる人が多かったです。ありがとうございます!その場で「なにこれ〜〜?!」といろんな方が反応してくださり大変嬉しかったです。それとSNSで繋がっていたフォロワーさんや知人友人たちも、あの混んだ会場の中遊びにきてくれてもう感謝しかありません。
実のところ、デザフェスを最初で最後の思い出として、このオリキャラパペット活動を畳もう…という気持ちも準備中はありました。
あったんですけど、終わったら「まあ別に完全に畳む必要もないか、自分のペースでやればよいんだし」と前向きな気持ちになれました、おそるべしデザフェス…。ほんま準備大変だったけど、その苦労が吹き飛ぶほどの楽しいイベントだったね…!

◆パペット操演を基礎から学ぶ

パペットを動かすことを「操演」っていうんですけど、この操演技術を習うことができた一年でした。マジで神の巡り合わせかな?と思うんですけど、演技未経験のど素人でも「パペット操演」を学べるレッスンが今年パペモさんで開講されたんですよ。すごくないですか???しかも流派は我が愛する「マペッツ(ジム・ヘンソン)」スタイルです。
とはいえ、なんの演技したこともない人間がこれをできるのか…!?と個人的には非常に勇気のいることで悩んだのですが、デザフェスに出ることなども踏まえ「どう考えたって通った方が良いに決まっている」ので申込みました。まず、個人的な自主練では基礎のなにもできていなかったのを痛感しつつ、レッスンで習うひとつひとつがもう面白くて面白くて。パペット操演の上手・下手とはどういうことか、その縮尺を持てるようになりました。自分が好きなパペット作品やパペティアに対しても理解が深まるのが嬉しい。
それとは別に「新しいことにチャレンジしている」のが自分の中でも新鮮でした。最終的に「発表会」もやりました。いや〜俺、この年で自分が発表会に出るなんて夢にも思わなかったよ。これがデザフェスから1ヶ月後で、まさかの生歌+ショートストーリーをオリジナルで考えて操演という普段のレッスンとは違う部分も必要になったので、これまた「ぎゃ〜〜〜」となってましたが、なんとかなるもんですね。。
この活動自体が自分に向いてるかと言われたら「?」ではありますが、向いていないとしても「続けてみたい」と思えることに出会えてラッキーです。

◆人形を学ぶ講演会・シンポジウムの開催

少しパペットとはずれますが、今年は「人形」の講演会にも恵まれました。ひとつは下記企画展の最中に実施された「いきものとしてのぬいぐるみ」。ぬいぐるみを生み、商業的にも活躍されるメリヤスさんと人形にまつわる文化等を第一線で研究している菊地先生から生まれるトークは、なににも変え難い面白さがありました。


また、なんとデザフェスと同日に下記のイベントも開催されました。
どう考えてもいけず悔やんでいたところ「誰かに聞いて貰えば?」というアドバイスを受け、フォロワーさんに代理聴講を頼みました。( よく引き受けてくれました…感謝)
山田さんの生操演を見たすぎて、羨ましさでぶっ倒れるかと思いましたが、内容自体はしっかり知ることができ、また、マペッツのことも話していたとのことで大満足です。

私がレッスンで聞いていたことや、個人的に疑問に思っていたことなどがシンポジウムでも触れられており、ひとり頭の中でパズルがバチバチとはまり、脳からドーパミンが溢れ出ました。ひと伝いに聞いてこんな状態なので会場で直接聞いたら死んでたかもしれない…。

あとは有隣堂のチャンネルにはまったり、NTLのライフオブパイをみたり、三体目のパペットをやっと完成させたりしました。三体目については基本的には反省点が多く技量が足りなったのが本音ではありますが、キャラを先行して絵に描いていたため、やっとパペットの形にできてよかったです。

◆いろいろやってみての総括

色々チャレンジしてみたり、知識を得たことで、自分にとって「なにをもっと極めたいのか」「なにが得意で苦手なのか」ということを仕事以外の観点で知ることができたな〜と思います。それゆえ本職への理解も深まりました。ここではいろんなことをぼかして書いていますが、今年知ったこと、学んだことや経験したこと、得た感情は本当に素晴らしいものだったと思います。
もっとパペットという表現が当たり前になり、それがキャラクター表現に作用して、キャラクター文化に新たな広がりを見せてくれる日を願ってますし、私も願うだけでなく何ができるのか、模索していきたいですね〜。

とりあえず来年のくまのプーさんミュージカル、観に行こうな!
ではでは!


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