絶対音感
絶対音感は「失われるもの」らしい。
すなわち、元々持っていたものが、機能しにくくなるということ。
日常生活の中では、言葉でのコミュニケーションが優先される。
その中で、絶対音感は、次第に輝きを失っていく。
脳の大脳皮質、聴覚中枢の神経細胞は、特定の周波数に選択的に反応する。
さらに、周波数の高低に従い整列している。
まるで、ピアノのように。
これは、養老孟司さんの著書「遺言。」の一節に、まとめてある。
最近の研究によれば、絶対音感は先天的、遺伝的要素が強いようだ。
しかし、遺伝の可能性が低いからといって、諦めるのは早計だ。
私は、人間の可能性の偉大さを信じている。
歌のメロディが、ドレミで聴こえた時は、たいへん嬉しいものだ。
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