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黒歴史と嫉妬だけで今

一番最初の黒歴史は記憶にある限り、中学2年生のときにはじめてできた彼女。
初デートしようって話になったときにどこに行くか聞かれて、ただの弱めの複合施設(プラント3)を選んだこと。
その彼女さんには1回も触れることなくフラれた。

次に思い出すのは高校2年生のとき。
吹奏楽部だった自分がサッカー部のイケてるクラスメイトと仲良くなれて、日曜日に金沢駅で待ち合わせてカラオケに行く約束だったのだけど、私服がなかった。
で、しまむらで買った真っ白のパーカーと謎の黒スラックス履いて金沢駅に集合したら「一緒に歩きたくない」って言われた。

あと1,000個くらいはある「イケてない(痛い)」街道のど真ん中を突き進んできたのだけど、いっちょまえに「くやしい」とは思う人間だったと思う。

だからこそとにかくファッション雑誌も読んだし、慣れない酒も飲んで、カラオケのネタ曲も仕込んだ。
ぜんぶ「俺よりイケてるやつ」と肩を並べたくて、くやしかったから。

それから倍の時間が経って今、36歳。
今もまだずっと、常に周りに「すげー奴」がいて。
カズキタとかれんちゃんとか、もうわけわからん。

だいたい「すごいなぁ」と「くやしいなぁ」で今もなんかずっと頑張ってるのだけど、もうここまで来たら自分が思う「イケてる奴」にはたぶんなれないんだろうなって思う。

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