失態を犯して嬉しい気持ちになった

千葉県の南房総にあるコミュニティスペース「まるも」に移住して、半月が経った。

この週末で、ハイパーリバ邸の1周年記念パーティーが行われて、半月ぶりにハイパーリバ邸へ。

1年間に渡り、「どうにか空気を作っていかなければいけない」と思って必死になっていろんなイベントを打っていたりしたことを考えると、自分にとってのハイパーリバ邸は家であり、戦場だった。


その戦場(リビング)に入ったときに自分の口から出た「ただいま」は、「住む人間」ではなく「迎えられる人間」としてのただいま。


場所も家具も変わっていないのだけど、やっぱり自分がいたときの空気とはなんだか違った。

この感覚は味わったことがある。卒業した母校に久しぶりに挨拶をしにいったときの感覚だ。


自分がそこで時間を過ごしたのは確かで、知っている場所だからすごく落ち着く。でも、そこにいる人が変われば空気も変わっていく。


相変わらず水漏れのするクーラーに対して「これよくなるんだよね」ってタオルと水受けのボウルを用意しているとき、少しだけ「まだ俺のほうが知ってることがあるんだ」って変な優越感を感じた。相変わらず小さいやつです。


そんな小さな小さな優越感はすごくかっこわるいので、表に出さずにイベントの時間を迎えた。

当日のイベントは大成功。いろいろとでしゃばってしまいそうな自分を「老害になるまい」と押し殺して、お酒を飲むこと、自分が楽しむことを優先していた。


失態を犯したのはこの後。


別室で不意に寝転がって小休憩をしていたら、そのまま寝てしまっていた。
起きたときには来客のみなさんの見送りは終わっていて、リビングも綺麗にかたづいている。


「やってしまった」と感じたものの、自分が「戦場」として捉えていたリビングで行われていたイベントをほっぽりだして寝てしまった事実に、不謹慎ではあるけど、ちょっと嬉しい気持ちがあった。


「ああ、自分がしっかりしてなきゃダメだって思わなくなったんだな」って。


そもそもそれ自体が自分の勝手な思い上がりかもしれない。

ただ、もしかしたら勘違いかもしれないその自覚の中においても、ハイパーリバ邸の運営に自分の力が必要なくなったと認識した上での「脱力」なんだと思う。


たった半月しか経っていないけど、すでに自分が住んでいたときとは違う空気が出来上がっている。


今のハイパーリバ邸には既に流れと空気がちゃんとできている。


そう思えて、ちょっと寂しく、すごく嬉しかった。

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ぼりさん

エモ散らかした無職のメモ

勢いで書いてる本音です
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