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キャリア日記:ボイストレーニング

みなさんこんにちは。今回の日本出張も一週間が過ぎてしまいましたが、今週末から講演会が始まります。今回は東京と福島でお話しさせていただくのですが、今までとはちょっと違った私をお見せすることができるかも、と思っています。

今日はそのちょっと違った私の理由を書きたいと思います。

全ては「最近気になっていること」から始まった

このところ講演会に呼んでいただくことが多くなってとっても感謝しています。だけど一つとっても気になっていることがあるのです。

それは私の声

一日2回講演という時は決まって午後の回になると声がかすれてきます。「みなさん聞きづらくないかなあ」と思いながら話しているのですが、なんとかしないと!とずっと思っていました。

やっぱり蜂蜜レモンかな、それともマスクをして寝るとか?あ、加湿器も良いかも?なんて色々考えてみたけど、どれも応急処置でしかなさそうです。

暇と閃きと出会い

どうしよう、と思っていた時に私と夫は昨年の優勝者として今年の「全米最優秀女子高生」コンクールのお手伝いをしている娘の応援でアラバマに行ったのですが、日中は何もすることがない!もう暇で暇で。だけどそんな時こそ想像力が働くようです。

「あ、ボイストレーニングなんてどうだろう?」と閃いちゃったのです。そして一日中ネットで連絡しまくって見つけたのが、その日たまたま二つ隣のルイジアナ州に来ていたボイトレの先生でした。

同じく暇を持て余していた夫が往復6時間の運転を買って出てくれて次の日早速お隣のミシシッピ州を超えてレッスンを受けに行ってきました。

A Ha! でわかる本当の地声

張り切って行ったのに元オペラ歌手で声帯学で博士号を持つ先生ったら、いきなり準備体操を始めちゃいました。それも体を半分に曲げて両手をだらりと下げてブンブン振り続けているのです。こんなんで本当に大丈夫なのかしら?1時間の授業料がまさかパーなんてことはないわよね。なんて不安になってきた頃、今度はまたまた突然先生が「A HA!」と叫びます

「はい、やってみて。」と言われてなんだか訳も分からずブンブンブラブラして「A HA」とやったら先生が「それよ!それなのよ!それがあなたの声よ!」ですって。

女性は地声よりも高い声で話す傾向にある

なんでもこの自然に出てきた「A Ha」のトーンが自分の一番自然な声のトーンなのだそう。このトーンで話せば声帯が無理なく自然と開いているから何時間話しても全然疲れない、かすれない。

本当かなあ。だってこの「A Ha」って随分普段の声よりもずっと低いのだけど。

そしたら先生は「女性はどうしても可愛く思って欲しくて地声よりも高い声で話す傾向にあるから声が疲れる」とおっしゃいました。

ちょっと低めの声が本当の私

そうかあ、私もそんな風に思っていたのか。なんて妙に感心して1時間のレッスンを後にしたのですが、以来私は「A Ha」のトーンで話しています。そしたらね、本当なの。全然疲れないの。もうびっくりです。ブラブラブンブン運動もやっています。これも効くのよね。なんだか肋骨が広がって肺が大きくなる感じがします。

ですから今週末から始まる数回にわたる講演会では絶対に声がかすれない。空気もたくさん吸い込めて、皆さんが一番聞きやすい私本来の声でお話しできます。

乞うご期待!頑張ります!A Ha!

全米最優秀女子高生コンクール最後の夜に舞台にて。

サポートありがとうございます。もしサポートをしていただけるのであれば、全国の日本の図書館に私の本を寄付させていただきます。