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折れない心:非認知能力

今日無事に日立財団さんのシンポジウム「少子化時代を生き抜くー子どもが幸せになる子育て、孫育て」での基調講演を終えました。

そこでちょっと面白い質問があったのです。今日はそれについて書こうと思います。

グローバル社会のフォーカス

非認知能力とは従来の点数や偏差値で表すことができる認知能力とは真逆の数字では表せない能力のこと。

自信、自己肯定感、自制心、柔軟性、想像力、社会性、協働力、回復力、やり抜く力など折れない強い心を形成するあらゆる要素が含まれます。

変化の激しい現代社会に対応するためにグローバル社会では非認知能力にフォーカスした教育にシフトしています。

研究結果が証明する非認知能力と幸せの関係

どうしてグローバル社会はドリルや暗記で知識を詰め込むよりも、子供一人一人が自分らしさを発見して、自信や自己肯定感を高めることを優先しているのか?

それは非認知能力子供の将来の幸せと成功に大きく寄与しているということがノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・ヘックマン教授の研究を始めあらゆる研究結果で証明されているからです。

だけど日本は点数主義

点数主義の日本では心の強さよりもやっぱり従来の学力、認知能力にフォーカスせざる終えないのではないか?今日の講演会でいただいた質問です。

その気持ち良くわかります。なぜなら私がそうだったから。

世界最高の子育てを探していた時、私はこの非認知能力に遭遇しました。だけど私が真っ先に思ったのは「そんな事よりどうやったら点数を伸ばせるか」だったのです。

点数主義だからこそ心の強さが必要

でも今は確信を持って言えます。それは点数主義だからこそ非認知能力を伸ばす必要があるという事。

テストの点数が悪いからといって自分を嫌いになったり自信を無くしたりしないように、どんな時も弱点だってある自分をあるがままに愛せるように、そして点数という一箇所のみで自分を評価するのではなくいろんな角度から自分を評価できるためにも、非認知能力が必要なのです。

非認知能力は家庭でこそ効果的に育める

2020年文科省の教育改定ではこの非認知能力を伸ばす教育を推進することになります。ですが、非認知能力を最も効果的に育める場所、それは家庭です。なぜなら親ほど子供を思う人はいないからです。

非認知能力を育む教育に必要なのは子を思う気持ちとスキルです。

スキルはとってもシンプルなものばかり

我が家で娘が4歳の時から18歳で大学に行くまで実践した非認知能力を育む方法をまとめた一冊が10月26日に出版されます。

読んでいただけたら嬉しいな。




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