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JOHNNIE WALKERを飲み比べる

 気軽に飲めて美味しい古いブレンデッドウイスキーが好き。JOHNNIE WALKER・WHITE HORSE・BALLANTINEなどの有名銘柄を中心に、この数年いろいろ買ってきた。
 特に70年代に流通していたボトルがメインターゲット。原酒のクオリティ・保存状態・流通量・価格のバランスがとても良く、ストレートからハイボールまで同飲んでも楽しめるのが面白い。

 現在はJOHNNIE WALKERがいろいろ開いているので、週末はスターターからストレートの飲み比べまで最近一番飲んでいる銘柄。

90年代~00年代にかけてのボトル

 GOLDの15年とGREEN15年が好み。どれも個性が違うのは流石業界最大手、豊富な原酒に裏付けされたクオリティ。


70年代のRED・BLACK、60年代のBLACK、80年代後半のOLDEST

 今回所有するJOHNNIE WALKERを全て並べて飲もうと思ったのはこのOLDESTが手に入ったからで、収集を始めてから長い事憧れていたボトル。リリース初期、なおかつちょっとしたやらかしで短命だったのこのボトルは価格が高騰気味で手が出せないでいた。最近になって運よく現行品に近い価格で買えたので即開栓に至った。
 細かい状態はまだ判別できないが、注いですぐに香る芳醇な香りはほかのラインナップより上質。時間をかけてゆっくりボトルを楽しみたい。

 70年代のREDとBLACKはその価格のお手ごろさと流通量の多さ・状態の良さのおかげで、常に開いたボトルが家にある状態になっている。60年代になるとコルク栓になることと価格が高騰することもあって手を出さないようにしていたが、今回4千円という破格で状態の怪しいボトルが手に入ったのでOLDESTと併せて開栓した。
 今回開栓したコルク栓ボトルはおそらく60年代中~後半流通、よく飲んできた70年代のボトルとそれほど流通年代が離れているとは思えないが、想像以上に香味に差があり少しショックだった。
 当然ヒネはあったが、シェリー由来と思しき華やかさやコクは明確に60年代が良い。

 高騰を続けるウイスキーの価格が流通量の多いオールドブレンデッドにまで及んでいるのはとても残念。60年代以前の流通品や流通量の少ないマニア人気の高いボトル・長熟ボトルは仕方がないが、古いだけで流通量多いボトルには資産価値はほとんど無い。もう少し気兼ねなく買える状態が健全だと思うけど、それももう難しいのかなぁ。

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