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映画は映画館で見るもの。〜カメラを止めるな!〜

映画は映画館で見るもの。〜カメラを止めるな!〜
※ネタバレを含みますのでお気をつけてください。

リアルでエモーショナルな青春映画


この映画を表す言葉は、“青春映画”しか思いつきません。
内容、展開などが面白い!と評価されている映画ですが、
この映画の一番の魅力は監督や出演者一同がガムシャラというところ。

不思議な話、メイキングや裏話など見なくとも
映画を見ているだけでガムシャラ感がビシビシと伝わってきます。
売れる映画を作る!という意欲よりも、
自分たちが納得できるような作品を作る!
自分たちの最大値を目指そう!やれることは全てやってみよう!
という意欲の方が強く感じました。
劇中に「出すんじゃない、出るんだよ!」といセリフがあるのですが
これは“カメラを止めるな!”映画そのものに通ずるセリフだと思います。
最大値を目指すのですが、決して無理矢理に出すのではなく
出てくるもので最大値を目指していきます。
演技はもちろん見せ方も含めて凄く自然です。リアルです。
ガムシャラなのにリアル。
褒め言葉になっているか分かりませんが、
まるで学生が青春時代に思いを詰め込んだ青春映画を感じました。

映画の後半につれて、観ている自分もその映画の登場人物といいますか
映画の中に入ってしまっているような感覚に陥りました。
みんながんばれ!私も応援しているぞ!みたいな。
一緒に青春を味わってしまい、映画を観終わったあと思わず拍手や近くの人を握手を求めたくなったのですが…グッとこらえました…。

この言葉を使いたくないのですが…かなりエモいです。エモーショナルです。

映画の前半部分は、リアル
後半部分は、エモーショナル
観終わった感想が、青春映画

そして2回目を観たときに全ての情報が整理出来
映画そのものがなんだったのか?ということが分かります。

本当は、もうちょっとネタバレを含めた内容を書きたかったのですが…
まだ観ていない、なんか騒ぎになり、ハードルが上がってしまい尻込みしている人が多数いると思います。
2018年夏、間違いなく最高にリアルでエモーショナルな青春映画です。
DVDや配信を待つのも良いですけど、是非とも映画館で観てもらいたい映画です。


この映画から得られる教訓は
お金が無くても良い映画が作れるのではなく、お金がなくて困ってる才能がゴロゴロ転がっているということ。


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映画『カメラを止めるな!』
https://kametome.net/index.html


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