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クソ労働記録①(無料)

◆自己紹介

 どうも皆さま、ボルボラでございます。とりあえず初めてのNote記事なので軽く自己紹介しておきます。

 私は1989年生まれの男性です。平均的な家庭で育ち、中高大とそれなりに進学していきました。しかし大学院に入って化学を専攻する研究室であまりにも適切な指導を受けたため精神疾患になり、ドクターコースを中退。このあたりの経緯はブログの方に書きました。そして無事、奨学金借金を950万円抱えてあえなく死亡――となりそうだったのですが、Twitterでフォロワーさんから「就職したほうがいい」と的確なアドバイスを受け、これには私も「正しいな…」と思いましたので、適当な民間企業に就職。担当業務はバックグラウンドを一応は活かした化学分析です。宜しくお願いします!


◆労働は本当にクソ

 さて。就職したんですけど、クソだクソだと呼ばれる日本の労働、本当にクソですね。無理難題の要求、身に覚えのない事案での叱責、無意味に長い会議、非合理的なルールの数々。進○ゼミで予習した通りのことが発生します。ほら見ろラピュタは本当にあったんだってもんですよ。よし!!!

 いや何がいいんや死んでくれ。

 …………まあ、それはともかく。

 どういうところがクソかというと、まずは残業が長い方がガンバってるという恒例のやつですよね。きっちり密度高く仕事して、定時で仕上げて帰ろうものなら、ヒマがあるとみなされます。最近は残業時間規制も厳しくなってきましたから、ヒマなあなたには処理できなかった他人の仕事が降りかかります。その他人とやらが、単に処理能力が低くてあなたの半分の業務もこなしていないとしてもです。この残業時間のチーム内配分のことを、企業では『残業時間の平準化』といいます。

 また「デキる人」なる評価を受けると、かえって損をする構造もたいへんヤバいです。デキるから、高難度案件や緊急案件、あるいは既に炎上している案件が与えられます。最終的にはどこかでキャパオーバーになり、たぶん何か「やらかす」でしょう。そうすると評価が下がります。やらかした人ですから。一方で、あまりデキないがゆえに楽な案件しかなかった人は、ちゃんと出来たということで評価されます。これを企業では『信賞必罰』といいます。

 加えて、ほとんどの企業では「高密度に業務をこなした」を毎月の給与額に反映する方法は採用されていません。単に早く帰ったヒマ人です。そりゃまあ長期的にはなんか評価してくれるのかもしれないですし、直属の上司くらいは「がんばってるね」とか言ってくれるかもしれませんけど。でもそれ気持ちのみですからね。出世は「部署ごとの順番待ち」とか「うちでは係長に上げるのに最低N年はやってもらってるから」とかそういう事情のほうが強いです。密度で頑張ることの優先度は低いといわざるを得ません。

 実際、とても仕事の速い同僚Aは「残業時間が短い」という理由により、管理職が集まる月次定例報告会で「仕事へのやる気をなくしている」とリアルに言われていました。可哀想という言葉はこういう時のためにあります。一方で、控えめにいってもその同僚の5分の1の業務量すらこなせていない別の同僚Bは「かなり残業していて、頑張っている」とのことでした。

 私? 私は「ふつう」です。空残業で調整してたので……。

 もしも試験で「このシステムを設計した人の気持ちを答えなさい」という問題があったとしたら、「働かずにだらだらしてほしい」が正しい答えでしょう。要するに経営者目線で考えると「働かずにだらだらしてほしい」が答えということです。絶対そう。ロジカルシンキングだかクリティカルシンキングだか知りませんが、そういうのを使えば分かるはずです。

 さて。こんな構造のなかでどうやっていきましょうか?

 という話を、エピソードを交えつつ今後このノートでやっていきます!

 まあちょっと更新頻度とか自信ないところありますが、宜しくお願いします。

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