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【防災茶会】非常食としての「あんこ」はファーストチョイスとして強くお勧め

「あんこ」は最上の非常食

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先日、十五夜でした。団子を誂えたんですが、十五夜は15個飾るのだそうで半分は醤油にくぐらせて海苔を巻いていただいたもののどうしても余ってしまいます。そんな時には防災茶会開催です。

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自転車を4㎞ほど走らせ、笹の間を秋風が抜ける公園へ。

硬くなっただんごは炙って、レトルトのぜんざいと合わせると一気に雰囲気が出ます。

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さて、今回防災袋に収まっていた期限切れの「餡」使って見たのですが、これはとてもいい。改めて災害食としての実力を思い知りました。


あんこを勧める理由

水が要らない

非常時に最も必要なものといえば「水」です。人が1日に必要な水はおよそ2リットル。48時間物資が着かなければ家族4人で8リットルを確保しなければなりません。おそらくそれだけでリュックは満杯、重さも相当なものでしょう。なので水が不要な食品はそれだけで有利です。
インスタントラーメンなどを常備している方も多いと思うのですが、水がたくさん必要な割には汁を飲み干せず無駄も出ます。(即席麺が非常食に向かないわけは他にもあって、そのうちまとめて別項目を立てます)

満足度が高い

非常食に何がいいのかというのは、防災茶会でも良くテーマになるのですが、最小のキットを考えた場合、実は「不要」です。人間3日くらい食べなくても平気です。非常食が必要な理由は「薬を飲む必要がある場合に胃などを荒らさない」ことと「精神的な安定」くらいのものなんですね。

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このぜんざい、実に良心的です。砂糖と小豆と塩だけで作られています。当たり前のようですが、まっとうな餡製品は案外少なくて大抵はトレハロースなどの人工甘味料が含まれています。この人工甘味料は困り者で、甘みは感じるけれど血糖値を上げないので、さらに「量を欲してしまいます」。これでは非常食としては落第だと思います。できればこの商品のような砂糖だけで甘みをつけたものがいいですね。荷姿は煮餡でもぜんざいでも、またレトルトでも缶でもかまいません。缶であれば「直火にかけることもできますから」熱源を確保の仕方によって選ぶということで如何でしょう。

バリエーション豊か

今日は十五夜のおすそ分けでだんごと併せましたが、携帯を考えれば個包装の餅が最適でしょう。避難所で配給される白米消化のバリエーションでおはぎもどきを作るのもいいと思います。年齢関係なく愛される甘味ですしアレルギー要素も少なく、餡だけなら入れ歯を持ち出せなかったご老体でも大丈夫だと思います。

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この朝は、犬のお散歩に来られたご夫婦との茶会となりました。このご夫婦は地域事情に詳しく、犬の散歩があるので季節の山野草や水場の情報も豊富でいざという時にも安心できる頼もしさをお持ちでした。

防災茶会・見かけたら是非ご参加ください

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防災茶会は気まぐれに公園や河原や旅先で開催しています。もし見かけからぜひお声がけください。いざという時のお話でもしながら一服いかがでしょう。
今回は北九州市小倉南区志井に伺いました。4つの井戸という地名由来なんですね。ここちゃんと湧水していました。いざという時にこういう場所を記憶しておくのも大事ですね。

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