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第136話 科学と動画と抱っこ

 先日、家族で某未来館へと行き、科学と戯れてきた。
 ここには昔も長男のひーくんは一度来たことがあるのだが、覚えていないようで、家を出るまでは引きこもりをしたくてぐずっていたが、到着すると閉館までいたがるといういつものパターンであった。
 ひーくんは、仕組み的なものが好きなのだろう。昔から、物が動くコーナーが好きでそこでずっと銅像のように動かなくなる。
 昔行ったプラレール展でも最初のコーナーで立ち止まり、なかなか奥に進んでくれず、無理矢理連れていくと発狂しながらも次のコーナーの魅力に取り憑かれ動かなくなる、というのを繰り返していたのを思い出した。
 今回も、球が転がったりしながら、自然災害のコントロールはとても難しい、ということを考えさせられる展示があり、そこで数時間を過ごしていた。
 次男のかーくんは、基本、ゲーム感覚のものが好きだ。同時に開催されていた「動画クリエイター展」では、いろいろと動画作成に携われるようなことをゲーム形式で学べるのだが、操作をしたりして、仮想でクリエイターになれることに夢中になっていた。ただ、かーくんもひーくんも一言も喋ろうとしてくれないので、だいたいパントマイムみたいな動画が出来上がった。
 ユーチューバーへの道はまだまだ遠そうだ。
 末っ子のモーちゃんもある意味楽しんでくれていた。一応ベビーカーを持って行ったが、モーちゃんは座りたいんじゃない、景色を見たいんじゃない、科学とかどうでもいいんじゃ。
 モーちゃんは、抱っこされたいんじゃ。
 モーちゃんは終始一日中抱っこされていたので、ご満悦であった。

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