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#351 バンド論83|THE CLASH

前回のバンド論でパンクロック界の雄・SEX PISTOLSを紹介しましたが、そんなピストルズと双璧を成し、世界のパンクバンドのルーツを辿る際、常にピストルズと並んで紹介される・・・そんなバンド「THE CLASH」について本日は紹介したいと思います。


THE CLASHとは?

ピストルズに触発され、同じようなバンドを組みたいギターのミック・ジョーンズを中心に、他のバンドで活躍していたヴォーカルのジョー・ストラマーに声をかけ、1978年に結成。

1stの「白い暴動」で注目を集め、短命に終わったピストルズとは対照的に、5枚のアルバムをリリースして10年間シーンを牽引し、U2やニルヴァーナ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、グリーン・デイといったミュージシャンにも影響を与えているとのことです(pedia情報)

ピストルズは完全に「ANARCHY」「DESTROY」「FUCK」という、ピストルズが作り上げた破壊的・反体制的な見た目であり、曲調でしたが、クラッシュは見た目はピストルズほどハードではないですが、それでも内面は熱く、無骨なロックンロールでファンを獲得してきて、ジョー・ストラマーは2002年に亡くなりましたが、今なおフォロワーは多く、世界中で愛されていますし、曲も語り継がれていますね。


THE CLASHとの出会い

僕の記憶だと、4つ上の姉が洋楽にハマり始めた記事があり、その時にハマっていた1つのアーティストとして教えてくれた記憶があります(中2くらい)

ただ、なぜか最初姉が持ってきたのが「コンバット・ロック」だったんです。
これが「白い暴動」か「ロンドン・コーリング」だったら、もっと早くに熱中していた気がしますが、コンバット・ロックはその時点で僕の琴線に触れず・・・本格的に聴くようになったのは高校に入ってからですね。

きっかけは高2くらいの日産のXtrailのCMです。
僕等の世代ではこの曲でクラッシュを知った人も多いのでは?
ここで使われるI Fought The Lawがクソカッコよくて、友達に聞いたら「クラッシュの曲だよ、俺持ってるからMDに入れてやるよ」と教えてくれて、CDを貸すとご丁寧に「REMOTE CONTROL」とか彼のオススメも何曲か入れて返してくれましたね笑



THE CLASHの聴いておきたい曲BEST10

10位 London Calling

この曲は当時発生してたスリーマイル島原子力発電所事故に対して、ジョー・ストラマーが警鐘を鳴らすべく作った曲とのこと。
俺は最初はレッチリのRight On Timeを先に聞いていたので、こっちがパクリかと一瞬思いましたが、どう考えてもレッチリがパクったんですね笑
パンクって感じではないんですが裏打ちのリズムがいい感じで、とにかく歌詞が世界中に警鐘を鳴らす感じで、なかなか深いです。


9位 Should I Stay or Should I Go

これはコンバットロックに収録されている曲です(当時はスルーしてましたが笑)
ライブで盛り上がる後世に愛されて語り継がれている曲で、Anti-Flagのカバーもいい感じなんですが、やっぱLOW IQ 01のカヴァーが秀逸ですね。
シンプルで分かりやすく、盛り上がれる曲ですね。


8位 Train in Vain

この曲はとても綺麗なラブソングですね。
歌詞も綺麗で、メロディも綺麗な曲で、ピストルズには再現できなそうな、そんな曲です笑
僕はこの曲を初めて知ったのはハイスタの難波のソロプロジェクト「Ultra Brain」 でカヴァーしていたのが切っ掛けでしたが、のちに原曲を知りましたが原曲に忠実なカヴァーでした。
Ultra Brainは相当変態なバンドだったんですけど笑


7位  Clampdown

この曲はゴキゲンなロックンロールです。
タイトルのClampdownは「取り締まり」を意味し、一説によるとナチスのことを歌った曲とも言われております。
若き日のジョー・ストラマーと、ミック・ジョーンズのダブルボーカルがカッコいいです。



6位 Remote Control

この曲は前述の通り、高校時代の僕の友人が大好きで紹介してくれました。
いい感じのロックンロールです。

で、今まで全然知らなかったんですけど、中々物議を醸していた曲だったようで、ライブを中止にしたことに対する怒りを曲にしたようですが、そんなこの曲をバンドの意向を無視してレーベルが2ndシングルとしてリリースしたらしく、そしてその事にもムカついて、次の3rdシングル「Complete Control」でまた批判するという笑


5位 London's Burning

これはクラッシュの代名詞的な曲ですね。一番有名なのではないでしょうか。
僕はこの曲をジュンスカのライブアルバムで、純太が「ロンドン行ってる場合じゃねえ」と和訳していたバージョンで初めて知りましたので、それが基準という歪んだ性癖になってしまってます笑


4位 Janie Jones

これは1st「白い暴動」の1曲目ですね。
大学時代の友達が好きでよく家で流していましたが、まさにパンクロックの代名詞的な曲。実在する女性に送った曲なんですね。
この曲もLOW IQ 01がカヴァーしていたのもよく聞いてました。



3位 Tommy Gun

テロリストを皮肉った曲です。
BECKで千葉くんが「トニーガンって歌っておけばいいんだ!」と言っていたのはこの曲ですね。
そしてこの曲を聴くと、ハイロウズとかクロマニヨンズのマーシー曲が浮かんでくるのは僕だけではないでしょう。
やっぱりこの辺から影響受けてるんだなーと思います。


2位 I Fought The Law

完全にクラッシュのオリジナルだと思ってましたが、この曲カヴァーだったんですね。今知りました。
前述の通り、クラッシュを好きになるきっかけはこの曲でしたね。
やっぱドラムのフィルと、ギターのリフがカッコいいんです。この曲はイントロでほぼ持ってきますね。
そして歌詞もかなり好きです。

I fought the law and’a the law won

俺は法律と戦ったが、法が勝った

まぁ拳銃で強盗やったのであれば法には勝てないんですが・・・笑

とにかく、聞いたらテンションが上がりまくる、最高のナンバーですね。



1位 White Riot(白い暴動)

そして何と言ってもこの曲でしょう。ホワイト・ライオット。
初期衝動バリバリのパンクナンバーですね。マジでブルーハーツを感じる(ブルーハーツが後発なのはもちろんわかっている上で書いてます)

もうRIOT(暴動)って言葉だけでカッコよかったりするんですけど、WHITE(白=白人)の暴動ってのがカッコいいですね。
「俺たち白人も暴れるぜ!」という決意の表れなのでしょう。

そんな感じで後世に語り継がれる名曲ですね。


まとめ

これまであまり意識したことはなかったんですけど、
クラッシュって「crash」「clash」「crush」があるんですね。
よく「the crash」で検索しようとしてちょっと違和感感じたりでしたが、Lの方の「clash」が正解です。

ちなみに意味を説明すると・・・

crash:衝突する、墜落する、崩壊する
clash:何かがぶつかり合うこと、不調和、対立、衝突
crush:潰された、粉砕された状態

と、非常にややこしいという笑
「雨」と「飴」くらい変えてくれればよかったんですけどね笑

そんな感じのTHE CLASHでした!

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