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#617 漫画論53|華麗なる食卓

ここ最近は「夜王」「サラリーマン金太郎」「LIAR GAME」とヤングジャンプの漫画を紹介してますので、今回もその勢いで「華麗なる食卓」を紹介しましょう。


華麗なる食卓とは?

「華麗なる食卓」はヤングジャンプで2001年から2013年まで長期連載していた作品です。単行本は49巻と、同一タイトルの作品では最長記録らしいです(多分タフとかがもっと多い)

基本的にはカレー漫画(グルメバトル漫画)なんですが、とにかくこの漫画は何でもアリでした。
主人公のマキトはシンガポールで生まれたんですが、母親が安いホテルか何かを経営していて、母親が作るカレーが大好きだったんです。
しかし、そんなある日に母親が交通事故で亡くなり、そのタイミングで今まで存在をボンヤリしか知らなかった父親についてを知り、父親を探す旅に出るというのが物語の趣旨です。

で、ストーリーは東京から始まります。
シンガポールで一緒にカレー修行をしていて、お世話になった総さんに会おうと店に行って、そこで結維に出会い・・・という感じで物語は進むんですが、「東京編」「大阪編」「北海道編」「エディブルファイト編」と結構長いです。


華麗なる食卓の魅力とは?

1. エロス

とにかくこの漫画の特筆すべきポイントとしてはエロスですね。
まさにThat's エロス!という感じで、僕も結構好きな作品でした笑
故に、必要以上に女性キャラクターの登場が本当に多いんです。覚えられない位出ます笑


2. 何でもありの展開

カレーという特定ジャンルの料理勝負をするという意味では将太の寿司にも近い要素があるんですが、前述の通りとにかくエロいのでI''sにも通じるものがあり、そして結構エグイ描写が闇金ウシジマくんにも通じるものがあるという、わりとバーリ・トゥード(何でもあり)の漫画ですね。


3. カレーが美味しそう

やはり料理漫画はこうでありたいですね。
結構うまそうな食事も何回か登場し、「食いてー!」と思ったりします。
そして改めてやはりカレーという食べ物は万国共通、世界中で愛されているグルメと実感しますね。


華麗なる食卓 好きなキャラクターランキング

10位 甲斐谷弟

このロン毛ですね。
この甲斐谷は、鬼のように優秀でコンプレックスを感じさせる料理人の兄を持ち、専門学校で一緒でずっと好きだった女友達がその兄とデキてしまう(実際はこの時点では未遂)という地獄を経験し、職場を逃げるように辞めて、大阪に移った悲しい男なんです。
ですが、大阪編で初登場した時の第一印象が最悪で、よくこの短期間で厚生したと思う位の作中で成長するキャラクターでしたね。


9位 アシム・クマール・デバブラタ

このアシム・クマール・デバブラタはインドで皇帝と言われている料理の鬼なんですけど、エディブルファイトの予選リーグでマキトをボコボコにして、決勝トーナメントで再戦するんですが、まぁこの皇帝も地獄のようなトラウマを抱えております。
多分登場人物で一、二を争うトラウマですね。


8位 恵那 恵(左)

漫画だと白黒で気づきませんでしたが、カラーで見てみるととんでもないハレンチな恰好しているチャンネーですが、主人公マキトの異母兄弟なんですね。
彼女も彼女で結構つらい過去を持っていてます(そんな奴らばっかですが…)

好きだった男とエディブルガーディアンという名誉職みたいな称号を巡り、1vs1で戦ってその男の夢を潰すみたいな、あずみみたいな事をやって男とも別れた辛い過去を持ってるんですが、最終的には「料理って楽C!」みたいな感じで大団円。
そんな姉御肌のチャンネーです。


7位 孫先生

孫先生はシンガポールで働く料理人ですが、気が強く、セクシーな年上女性として描かれていますね。
ただ作中で1勝もできなかったんですが、それでもいい感じの強キャラで印象に残アったキャラクターですね。


6位 へきるちゃん

そしてこのへきるちゃんは最初は敵だったんですが、途中から準ヒロインになり、最終的にはメインヒロイン相当の扱いを受けていたシンデレラガールですね。
もうふなつ先生も明らかに依怙贔屓してました笑
そのコスプレするPMA精神、一歩引いた姿勢、そしていやらしい身体という男受け完璧なヒロインでしたね。
続編にも登場している模様です。


5位 土門 海

そして初期のライバルで登場するのが土門です。
強キャラでありながら極めて常識的なキャラクターで、更には熊と戦えたり、猪を倒せたりとサバイバル力も強く、サトルくんと同じくらい強いでしょう。
基本的に変態が多いこの漫画で数少ない良心的なキャラクターなんですが、料理にをまぶして食べさせるのだけはよく分からなかったですね笑


4位 結維

そしてこの漫画のヒロインの結維ですね。
なかなか彼女もヘヴィーな人生を送っており、よくこんな真っ直ぐに育てるなと思うんですが、最後はマキトとも結ばれて良かったですね。
作中ではこの子かへきるちゃんが一番エロ被害を受けてます笑


3位 七瀬 真尋

そして大阪編のヒロインの七瀬真尋 改め「Fカップちゃん」ですね。
この爆乳が活躍する大阪編は非常に楽しかったですね。
とにかく竹を割ったような性格でありながらも、その豊満な乳をいじられまくるという好キャラクターでしたね。


2位 国東 心

国東心は出版社のライターという職業も当時の僕と通じるものがあって非常に好印象で見ていましたが、性格とか見た目とかも僕が一番好きなのはこのチャンネーでした。
ただ、北海道編ではヒロインなんですが、それ以降は出番があまり多くなかったのが残念。もっと活躍して欲しかったですね!


1位 高円寺 マキト

そして最後は主人公入れておきましょう。
とにかくさすらいのカレキチであり、ラッキースケベおきまくりの羨ましい存在です。
両親共に交通事故で失うというかなりハードな人生を送ってますが、それでも最後はハッピーエンドで良かったかなと。


まとめ

そんな感じで僕がヤングジャンプを呼んでいた時期と重なり、結構楽しく読んでいた作品でした。
ふとした時に読みたくなる、そんな作品ですね!

ヤンジャンも大分紹介しましたが、まだあると言えばあるので引き続き紹介したいと思います!

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