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#229 漫画論27|かっとび一斗

サッカー漫画を語るシリーズが続いているので、ちょっと引き続きかっとび一斗について語ります!ちょんわ!
この「ちょんわ」はかっとび一斗を読んだことがある人じゃないと分からないフレーズですね。


かっとび一斗 あらすじ

いきなりあまり覚えてないのですが・・・
主人公の香取一斗(かとりいっと)は、発明家の父を香港で生活をしており、そこでカンフーを学んで、背はちっちゃいけどメチャクチャ強くなりました。その好戦的な性格も災いし、とにかく喧嘩を売って、相手をボコボコにするスタイル。残虐です。

そんな一斗が日本に帰国し、当時幼馴染だっで喧嘩相手だった和馬と転校先の中学校「清雅学園」で久々に遭遇するも、和馬はケンカから足を洗い、サッカーに夢中になっていました。
で、一斗もひょんなきっかけでサッカー部に加入することになり、そこからバイオレンス&サッカー漫画が繰り広げられます。

サッカーは基本的にギャグテイストが強く、試合中なのにふざけたりするんですけど、リベロの武田ほどぶっ飛んではないというバランスですね。
一斗はサッカー経験はゼロだったんですが、持って生まれた運動神経と、その持ち前のカンフー仕込みの足技・蹴り技でどんどん点を取り、和馬と並ぶエースとして清雅学園を牽引し、中学日本一を目指すというそんなストーリです。


かっとび一斗との出会い

覚えてないですが、多分サッカーをやった後(1992年以降)だったと思います。古本屋で1〜5巻とかを買って、そこから集めて行った記憶もありますね。
リアルタイムでは中3の全国大会が始まる前あたりから読んでいた記憶があります。この時期一瞬月刊ジャンプを定期購読し「イレブン」と「かっとび一斗」「ライバル」「エンジェル伝説」「ZENKI」「BAD BOY MEMORY」とか読んでました。懐かしいですね!
その中でBAD BOY MEMORYはメチャクチャ好きだったんで、おそらく次回あたりで語ると思います笑

で、リアルタイムで単行本も買ってたんですが、何故か終盤でピークを迎えてしまい、確か物語終盤、準決勝の大船浦中あたりで買うのをやめた記憶があります。
なんでですかね?

そんなかっとび一斗は、僕らの周りでは「シュート!」ほど市民権は得てなかったのですが、さりげなく読んでいる人間は多く、僕の中学校時代では15番がエースナンバーだったりしましたね。



かっとび一斗 名試合BEST10

10位 清雅学園 vs 崇永学園|中2 練習試合

一斗のデビュー戦ですね。
ここで今作のラスボスであるアキラ(清雅のGKマコトの双子の兄)がいきなり出てくるんですけど、ライジングシュートというエグい必殺シュートを持っており、それで点を取りまくるんです。
で、ボコボコにされた清雅ですが、一斗がトリッキーなボレーを決めて1点返すも、一斗を馬鹿にしてて、一斗にラフプレイをした背番号7番(確か名前は神野)をボコボコにして、試合は終了笑


9位 清雅学園 vs 東亜付属中|中2 東京都予選 決勝

そして和馬と一斗、そしてDFの要の平木、GKのマコトらを要した清雅は強く、東京予選を勝ち上がって決勝に進みますが、決勝の相手の東亜は強いんです。
やられそうになるも、なんとか同点に追いつき、最後はPKで勝利という展開。確か作中でPK戦はこの試合だけだった記憶がありますね。


8位 清雅学園 vs 海邦中|中2 全国大会2回戦

全国大会2回戦で対戦したチーム。
海邦のGKの与那嶺は作中最強のGKで、更にエースのソニーがうつドランキングショットという膝に負担をかけまくるボールが増えて落ちる?みたいな孫六ボールばりにエグいシュートを打つ強敵でしたが、なんとか3-2で勝利。
最後は試合放棄みたいなノリでしたね。


7位 清雅学園 vs 武旋中|中2 全国大会準決勝

そして準決勝のこの武旋は強かった。
エースの甲斐さんは、元々清雅で10番をつけるエースだったんですけど、すったもんだあって転校したんです(放校ですかね?)
で、そんな甲斐さんがエグく、点を決めまくるんですが、4-3で清雅が接戦をものにして勝利。


6位 清雅学園 vs 崇永学園|中2 全国大会 決勝

この試合はメチャクチャいい試合でしたね。14〜15巻です。
練習試合で決着がつかなかった崇永と、全国大会の決勝で対戦するんですが、アキラのライジングシュートで一時期は1-4まで差をつけられるんですが、2点返して、あと1点で同点というシーンで一斗のシュートをアキラ(怪我してボロボロ)が背中で止めて、清雅は3-4で惜敗。
そして最後、整列の時にみんな泣き崩れるシーンはこの作中で最も感涙を誘ったシーンでしたね(僕も泣きました)


5位 一斗 vs 御堂

そして全国大会後、ケンカ編に突入します笑
この御堂ってやつは清雅に転校してくるんですけど、中3とは思えないヤクザ中学生で、スーツ着て、髪はオールバックで、更に蟷螂拳まで使えるという笑
そしてDFの要で、昔(って言っても彼らはまだ15歳笑)の不良仲間の平木を誘って悪さをしようとするんですが、平木はそれを断って、結局すったもんだあって大乱闘。
しかし、この乱闘のけじめをつけるため、平木が前述の甲斐さんのように放校処分を喰らうという後味の悪いエンディングでした。


4位 清雅学園 vs 薬師神中|中3 東京都予選 準決勝

そして平木のいなくなった清雅も頑張って、全中大会東京予選を勝ち上がり、準決勝で戦ったこの薬師神中学校が、まぁ悪いんです笑
主力選手を闇討し、プレイ中もラフプレイだったり、卑怯なプレイを連発し、清雅を一時は追い詰め、キレた一斗を退場に追い込むんですが、キレた和馬が爆発して6-1で圧勝。
更にはフィールドの外でも帰り道に一斗と和馬にボコボコにされるという、読者の溜飲を下げる展開で終了。


3位 清雅学園 vs 外豪中|中3 東京都予選 決勝

そして東京予選の決勝は、中2の頃の2回戦で対戦した外豪中。
ここには天才GKの伊緒といういい感じのライバルがいて、シュートを確か太極拳をルーツとするキャッチング「ローリングキャッチ」で勢いを殺して悠々とキャッチするという、中3と思えない鬼テクでゴールを守ります。
そしていい感じの双子のハゲとかがいて、なかなか強く清雅を追い詰めるんですが、最後は一斗(和馬だった気も)が傷だらけで打ったシュートを、伊緒がローリングキャッチするも、血で手が滑ってゴールイン。
いい試合でしたね。


2位 清雅学園 vs 城山第三中|中3 全国大会 1回戦

そして全国の1回戦です。この辺はリアルタイムで見てたので大分思い出補正がありますね。結構鮮明に覚えています。
相手は辰野という好キャラのGKがいて、更にはゲームメーカーの神浦(こいつはモブキャラとして登場して実はエースだったという演出が◎)、そして久保というミスリードを誘発するエースもいて、なかなかいいチームでした。
結局2-1で清雅が競り勝つんですが、いい試合でしたね。


1位 清雅学園 vs 四方寺中|中3 全国大会 準々決勝

1位はまさかのベスト8の試合にさせていただきました(最後までコミックス持ってないんで、あんま覚えてないんです笑)
一斗と瓜二つのライバル・玉置亮太という選手が出てきて、一時は一斗が完全にやられて落ち込むんですが、それでも最後はしっかりリベンジかまして勝利するという、そんな感じでしたね。
いい試合でした。


その後

準決勝で転校した平木率いる大船浦中に勝利し、そして決勝で2年連続のカードとなった崇永と戦ってリベンジをかまして優勝
そんな感じで大団円と思わせつつ、確か一斗が留年?して卒業できず、ブラジルに留学する的な感じで物語は終了し、舞台を高校に移した「風飛び一斗(ふっとびいっと)」が連載されるんですが・・・月刊ジャンプの廃刊に伴い未完で終わるという。
ちなみに風飛びの方は漫喫で読んだ記憶はありますが、ほとんど覚えてないっすね。

時間があればもう一度、読み直したい漫画の1つです。


かっとび一斗ベストイレブン

GKは与那嶺も辰野もいい感じなので迷いますが、ここは華のある伊緒(#01)ですね。

DFは平木(#04)は当確として、あとは四方寺中の溝口(#05)も欠かせないでしょう。
それ以外にあまりDFで活躍する選手はいなかったので・・・平木の後継者としてポジションと背番号を継いだ甲斐弟(#06)を入れておきましょう。

MFはアキラ(#10)は確定として、右に瀬出井(#07)(そういえば夏海学園を忘れていた)、左に戸室(#08)で左右からガンガン攻めます。
あとはやっぱり甲斐兄(#11)ですかね。

FWは選ぶまでもない気がしますが、CFWは和馬(#09)で、LWは一斗(#15)、そしてRWはタマこと玉置亮太(#03)ですかね。

そんな感じで誰も守らないでしょうが、そこそこいいチームなような気がします!


以上、そんな感じでした!ちょんわ!



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