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#582 ライブ論35|「PUNKSPRING 2024」 2024.3.17 幕張メッセ(NoFX / Hi-STANDARD etc)

前回のライブ論でも紹介しましたが、PUNKSPRING2024行ってきました!

幕張メッセに行くのは、それこそ2015年のFAT WRECK CHORD 25th YEARS振りなので、9年振り。
そしてその時も、NoFXとハイスタを見に行って、それから9年。あっという間でしたね。

ライブに行くのは2カ月前のBAD FOOD STUFF以来。
この時にも一緒に行った大学時代の友人と一緒に行きました。

詳細は省いて、いきなりライブレポート行きます笑
ヒカルとかちょっと見たかったんですけど、午前中は子守りをしていたのでホルモンから見ました。


14:00 マキシマム ザ ホルモン

ホルモンはメインで見に行ったことは無いですが、なんだかんだでちょくちょく見ています。最後に見たのはハイスタのGift Tour Final振りでした。

ホルモンはやっぱり演出効果がすごく、液晶モニターに文字を入れてショウを創り上げていました。流石ですね。
1曲目恋のメガラバは僕がホルモンを見る時は大抵1曲目がこれですが、初めて歌詞見て、こんなこと言ってたんだって思いましたね笑

そして2曲目の「F」鳥山先生への鎮魂歌として響きました。
やはりこの曲の「ポアだ ポアだ ポア」の所はクソカッコいいですね。

そしてその後にも絶望ビリーとか初めて聞くゴキゲンな曲が良かったんですが、一番上がったのはROLLING1000TOONですね。
2004年くらいに初めて聞いて、この曲の時点で周りの青春パンク勢とは一線を画していて、「このバンドカッコいいかも…」と存在を知り、20年あっという間ですね笑
カッコよかったです。

そしてハイスタの物販に行きたかったので、恋のアメリカあたりで引き上げましたが、それでもカッコよかったですね。
やはりハイスタの次にこのシーンでこの会場の規模のオーディエンスを沸かせられるのは、このバンドしかいないでしょう。

SET LIST

01. 恋のメガラバ
02. 「F」
03. ぶっ生き返す
04.  絶望ビリー
05.  Mr.ブギータンブリングマン
06.  ROLLING1000TOON
07.  包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ
08.  恋のアメリカ
09.  鬱くしき人々のうた
10.  恋のスペルマ


15:30 The Damned

まさかダムドを見る日が来るとは・・・昔の自分に教えたらビックリするでしょうね笑

Vocalのダムドの歴史を知るデイヴ・ヴァニアンは御年67歳と思えない位の声量で、老いてもなお盛ん。ちなみに日本の67歳の芸能人は誰か調べてみたら、桑野信義(くわまん)が出てきました笑
デイヴ・ヴァニアンとくわまんはタメなんですね笑

そんな感じで初めて見た大御所でしたが、やっぱりオールドファンがチラホラいて、メチャクチャ盛り上がってました。
個人的にはLOVE SONG以降の往年のヒット曲が熱かったです。
NEW ROSEとかはさすがに上がりましたね!!

SET LIST

01. Wait For The Blackout
02. Melody Lee
03. Stranger On The Town
04. Plan 9 Channel 7
05. Beware Of The Clown
06. Eloise (Barry Ryan)
07. The Invisible Man
08. Love Song
09. Machine Gun Etiquette
10. Neat Neat Neat
11. New Rose
12. Smash It Up
13. Looking At You (MC5)


17:10 Hi-STANDARD

そして…7年ぶりのハイスタです。
一緒に行った友人と「あと10分でハイスタ始まるんだな…」と感無量になりながら、ソワソワして一般STAGE最前線で待っていると、ブラックアウトからのGO FOR IT!バックドロップがゆっくりとせり上がり、難波とケンが入ってきた!

難波は黒と赤の不思議なヘアスタイルでしたが、やはりこんなに赤い髪が似合うのは桜木花道か難波しかいないですね!
ケンはピンクのTシャツに金髪と、最高にゴキゲンでした!

そして友達と1曲目を予想していて、友達が「Growing Upちゃう?」とか言ってたんですけど・・・
難波がMCで「俺たちはこの曲をNoFXにレコーディングしてもらって始まった・・・」と放ち、まさか、まさかの・・・

「Growing Up!!!」

ウオオオオ―ッ!
1曲目にGrowing Upとかやられても、ペース配分が狂うので困るんですよね笑

やはりモッシュピット最前線のオーディエンスは超優秀で、みんな当たり前のように「♪South Wing Bring The Smell Of Night! Trees Are Swaying In The Bleeze!」と、当たり前のように英詩歌えるんですよね笑
本当にここにいる人たちと一緒にカラオケ行きたいですよね笑

そして1曲目で既に消耗した僕でしたが、続いてはFAT MIKEのフェイバリットでやるだろうと思ったWait For The Sunを早めにドロップ。
やっぱりマイクは登場して、一緒に歌ってましたね。

そして続くはMy Heart Feels So Free
イントロで「オイ、オイ」があまりなかったのが悲しかったですが、いざ始まるとこの曲も「♪Such A Sunny Day, Nothing Left To Do」と全歌いする猛者が周りにゴロゴロ溢れていましたが、とにかくサビで大熱傷!
最後のジャンプまで、最高に楽しかったですね!



そしてMCを挟んで、ケンが「東京から来たハイスタンダードです」と言った後に、難波が「カルフォルニアから来た…」みたいな事を言って、100%確信しましたが、ケンのアルペジオから始まるCalifornia Dreamin'
そして、Summer Of LoveからのNew Life
既に6曲中5曲が、1stアルバム「Growing Up」からのセレクトであるのは、FAT MIKEがプロデュースしてくれた思い出が多く詰まっているが故なのかもですね。

そしてMCを挟みましたが、とにかくケンが「NoFXコール」をメッチャ煽って、本当に好きなんだなと、本当にリスペクトしてるんだなと実感しましたね。

そしてTeenager Are All Assholeを挟んで、新譜のI'm A Rat
この曲もマイクが出てきて難波のパートをほとんど全部歌ってました笑
I'm A Ratは「アーアー」のコーラスも楽しかったし、緩急あるからモッシュも盛り上がるし、普通にライブで映える曲なので、これからも定番になりそーっすね。

そしてRatのあとは、お決まりのセリフです。
「闇にいるなら光を探せ、光が無いなら自分が輝け!Stay Gold!」

パンクロックアンセムStay Goldですね。
もうこの曲になると、やはりギアが1つあがるというかなんというか。
とにかくただでさえキツいモッシュピットが更にレベルアップする感じでしたし、勿論この曲もみんな大合唱。

そしてMCを挟んで、「みんな踊ってくれ」というので、「Teenagerはもうやったし何だろう…」と思っていたら、まさかのMy First Kiss!意外でしたね!
やはりこの曲もみんな大好きなので「チュウ~!」がフロア中に響き渡っていました。

そして続くはBrand New Sunsetで、そろそろ終焉なのかなと思いつつ、続くはFighting Fists, Angry Soul!ウオオオオ―ッ!
なんだかんだで再始動以降毎回聞いてるこの曲ですが、毎回聞いても本当に上がるんです。これぞTHE ライブで映える曲ですね。

そしてすべての出演者、関係者、そしてNoFXに感謝を込めて、次に演奏する曲はこれしかないでしょう、Dear My Friend
ハイスタのライブで毎回聞いている定番of定番ですが、この曲のシンガロング具合が一番凄かった。
みんな「♪I Just Had To Take Some Time ~」から最後まで歌い狂ってましたが、中盤の「What Is Love? What Is Happiness? What Am I? Past, Present, And Future, Life Is Going, Life Is Going!」の所が一番エグかった。
何度聞いても染みる歌ですねえ。

そして最後に演奏したのは、この曲!Maximum Overdrive!最高です!
この曲もStay Goldみたいに、最初でも最後でも決まる系の曲ですが、正にこのライブの最後に相応しい曲でしたね。
もう「Start Up!!!」と「Nice Life!!」叫びすぎて喉痛かったですからね笑
難波のベースソロも、ケンのハモリも、そして最後のジャンプも最高にカッコよかった。

そしてそして最後に久々のTurning Back!最後に踊り狂って終了!

前回、セットリスト予想をしまして、15曲中8曲当てましたが高いのか低いのか分からんですね笑
ただ、思いのほか「王道のセットリスト」でした。

僕クラスの変態になると、もう少しコアな曲を聞きたかったりもしたんですが、一緒に行った友人も、偶然いた会社の同僚も「最高のセトリだった」と言っていたので、そうなんでしょうね。


ドラムのZAXに関しての違和感はそんな無かったんですけど、そんな無いのが逆に悲しかったりしました。この辺は複雑なんですが…
ただ、悪い印象は全くなかったです。そもそもAA=で何回も見てますし、いいドラマーであることも知ってるので、これからもハイスタで叩くかは不明ですが、頑張って欲しいですね!

とにかくエキサイトして長文になってしまいましたが、やっぱハイスタは最高です。一生聞き続けるでしょうね・・・


SET LIST

01. Growing Up
02. Wait For The Sun
03. My Heart Feels So Free
04. California Dreamin'
05. Summer Of Love
06. New Life
07. Teenagers Are All Assholes
08. I'm A Rat
09. Stay Gold
10. My First Kiss
11. Brand New Sunset
12. Fighting Fists, Angry Soul
13. Dear My Friend
14. Maximum Overdrive
15. Turning Back



18:50 NoFX


そしてラストはNoFX!日本での恐らくラストステージ。
相変わらずマイペースで、最後なのを実感できずに聞いていました。

スタートのDinosaurs Will Dieから、続けざまにLeave It Alone~Bob~Stickin' In My Eyeと超超攻撃ナンバーを立て続けに演奏し、とにかく相変わらず楽しい、楽しすぎるライブでした。

Fat Mikeも相変わらずベースは適当でしたが、ヴォーカルの独特の声は衰えないですし、未だに普通にカッコいいです。ダムドの例もあるので、まだまだ全然現役で行けると思うんですけどね・・・


その後もスカナンバー、ダンスナンバーなどが続き、とにかく超楽しいライブでした。
そして本編最後のLinoleum
何度、この曲を聞いてパンクロックをカッコいいと思った事でしょうか…
高校時代の自分にタイムスリップし、こみ上げるものがありました。

とにかく最高にカッコいいパンクロックバンドです。


SET LIST

01. Dinosaurs Will Die
02. Perfect Government
03. Leave It Alone
04. Bob
05. Stickin In My Eye
06. Seeing Double At The Triple Rock
07. All Outta Angst
08. 72 Hookers
09. Six Years On Dope
10. Kill All The White Men
11. Fuck The Kids
12. Juice Head
13. Hobophobic
14. Monosylabic Girl
15. I'm Telling Him
16. Instant Crassic
17. Can't Get The Stink Out
18. Franco Un-American
19. I Love You More Than I Hate Me
20. 180 Degrees
21. We Called It America
22. Radio
23. Linoleum

encore
01. Champs Elysees
02. I'm So Sorry Tony
03. The Decline


まとめ

そんな感じで楽しいライブでした。
ライブを終えて2日経ちますが、未だに余韻に浸っています。

これだけの大物が揃うライブは10年に1回しか見れていないですし、NoFXに至っては解散しちゃうのでもう見れないのですが・・・まだまだライブは行き続けたいですね。
今回のライブでも白髪頭にPIZZA OF DEATH Tシャツ着ていたイケオジとかいましたので、そういう年の取り方を目指していきたいですね!

とにかくありがとうPUNKSPRING!

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