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NY家族旅行の初日。

 母が冥途の土産にニューヨークを旅したいと言った。よっしゃ任せろとお嫁さんが計画を立てた。財布は母というのがミソ。俺は付いて行く担当。2023.10.6(金)成田発ー10.12(木)成田着の旅程。

 旅行は練馬の自宅を出ることから始まるのだが、のっけから遅れ気味だった。駅のホームに着くと予定の電車が止まっていた。あぶなかった。今後、気を付けようと心した。

 出国はスムーズだった。機上で映画「俺たちニュースキャスター」を見た。昔見て好み過ぎて5分で泣いた「俺たちフィギュアスケーター」の系だ。やっぱり面白かった。

 14時間のフライトがあって合衆国ルイジアナ州ニューアーク空港着。入国審査の列に2時間並んだ。50個(推定)あるゲートのうち3個ぐらいしか開いていない。ストかよと話し合った。

 ゲートを抜けてようやく入国したときには、予約のシャトルバスの待ち合わせ時間に1時間遅れている。バス会社とお嫁さんは何度か電話でやり取りするが結局、来るのか来ないのかハッキリしない。我々が頼りにするお嫁さんの英語力も万全ではない。「電話でバーッと喋られると何言ってるかわからん…」 お嫁さんの肩が落ちている。
 俺も何かするぞ。
 俺は母が購入したポケトークを持って空港の係員に話しかけた。そして何言か交わして、この会話にお嫁さんをひっぱりこんだ。俺はここまでだ。あとはお嫁さんの脇に置物として立った。
 お嫁さんと係員さんが話した結果、係員さんがバス会社と話してくれることになった。しばらくしてバス会社の運転手が待ち合わせ場所に現れた。

 ホテルに着いてすぐにルーフトップバーに向かった。ストランドホテルの屋上にある「トップオブザストランド」 ルーフ=屋根、トップ=頂点。ガイドブックには予約はいらないと書いてある。我々が想像してたのはデパートの屋上だった。しかし全くそんなことはなく、ちゃんとしたバーだった。

 その道中、ホットドッグの屋台で俺、2回お金払ったと思うんだよな。1回払って、いやまだもらってない。いやこっちのお兄ちゃんに渡した。いや僕もらってないよ。みたいなことになって。のっけから、難しい。ニューヨーク難しい。お嫁さんが間に入って話してくれた。

 開閉式のガラス天井のガラス越しにニューヨークの夜景を見ながらビールを飲んだ。ビールはうまかった。夜景の方は、このガラスが開いていればなあ…と言ったところ。今雨は降っていないが降っていた風ではあったので仕方がないところだが。母がワインをこぼして、お嫁さんが店員さんを呼んだ。呼ぶ前に構文を考えたそうだ。プリーズでいいところだ。

正面に見据えるのはエンパイアステートビル

 我々は本日、アメリカに入国した。予定していたイベントは「ルーフトップバーで夜景を見る」のみ。予定はクリア。ホテルに戻って明日も頑張ろうと風呂に入って寝た。


ルーフトップバーに向かう際に通ったタイムズスクエア。まあ大体東京だよなと思った。

この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。