はむっち@ケンブリッジ英検

英語・ラテン語学習、中世哲学、キリスト教、マクロ経済学、アーセナル、日本近現代史、仏教…

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英語・ラテン語学習、中世哲学、キリスト教、マクロ経済学、アーセナル、日本近現代史、仏教などについて書いています。 ケンブリッジ英検CPE・国連英検特A取得済。消化器外科専門医・指導医。IELTS L7.5 R8.0 W7.5 S7.0。

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『自由の国と感染症-法制度が映すアメリカのイデオロギー』出ます

私と友人の青野浩氏の翻訳書『自由の国と感染症-法制度が映すアメリカのイデオロギー』が本日みすず書房から発行される。 2015年に出版された、経済史家ヴェルナー・トレスケン氏による”Pox of Liberty”の邦訳である。 公衆衛生、憲法、経済の観点からアメリカ史を叙述したもので、いまこの時代において、紛れもなく重要な意義を持つと確信している。 この重要な書籍をようやく日本の皆さんにお届けできる。 英語に自信ニキは原書もどうぞ。 経緯から説明してみる。 青野氏か

    • 瀬木比呂志『絶望の裁判所』読んだ

      はい、読みました。 理解に苦しむ判決がこのところ目に付くようになってきたので、ちょっと前にニー仏さんが紹介されていたこれを読んだのだ。 著者は社会人経験無く裁判官となり、途中で大学教員に転じた経歴の持ち主である。もともと学究肌であったこと、日本の裁判官の質の低さ、制度の拙さに嫌気が差したこと、またうつ病を患ってしまったことなどが転進の理由らしい。 著者自身がそうであったように、社会人を経ずに裁判官となる者が多いために、おもんない人がいっぱいいるらしい。まあこれは医者もい

      • 23/24イングリッシュプレミアリーグ第34節、疲労はたまるがもうどうしようもない

        この週末もプレミアリーグいくらかみていた。 イングランド勢はなんとCLもELもすでに全滅しており、プレミアリーグと一部のクラブはFAカップに集中するのである。 まずは2位のアーセナル、ウルブズと対戦だ。ここでターンオーバーかと思ったがイツメンだった。しかし冨安はベンチ外だった。 軽い打撲とのことだが、冨安は軽いケガのはずが長引くことがしばしばあるので心配だ。 試合は2-0で勝利だ。良かったアウェーでクリーンシート。やっぱり実力差あるし、今のアーセナルの守備の前ではほぼな

        • X記念日とかいうものに思うこと

          先日、ツイッターを開くと、今日はX記念日ですとか表示されたのである。 どうやらツイッターを始めて15年になるらしい。 15年て人生の約1/3である。長い。 良いことも悪いこともあった。始めたころに驚いたのは、学生のころに関心のあったことを大人になっても学び続けている人たちがたくさんいたことだ。 そのころはリーマンショックの直後だったから、中でもマクロ経済学界隈に心を惹かれた。マクロ経済学の性質上、メタ認知能力に優れた人々が多かった。 元々は株式投資の情報収集のために

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          23/24チャンピオンズリーグ準々決勝おわた、、、

          今週も週中に早朝覚醒してチャンピオンズリーグだ。 昨日は起きれず。ファーストレグで優位に立ったはずのバルセロナとアトレティコマドリードが敗退しててやや驚いた。 さてアーセナルはバイエルンとアウェーで対戦。ファーストレグはホームで引き分けてしまい、バイエルン優位と見られていたが、どうなるかなあ、、、 先に失点すると一気に不利になるので両軍とも慎重に試合に入る。試合が動いたときに切れるカードの多いアーセナルのほうがやや積極的で、バイエルンはサネを中心にカウンターを狙う。

          23/24チャンピオンズリーグ準々決勝おわた、、、

          ニック・チェイター『心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学』読んだ

          一昨年くらいから時間とか意識についてチマチマと本を読んでいる。 だから一部で話題のニック・チェイターを読んだのである。 本書の原題はThe Mind is Flat、つまりマインド(知性、意識、心、、、どれもしっくりこない訳だ)はツルペタということだ。 私達は主に視覚情報から、意識において外界について稠密なコピーを作っていると考えている。ところが様々な実験から、人間の視覚は中心窩でしかまともに外界を捉えられておらず、その断片情報をつなぎ合わせて外界についての心的イメージ

          ニック・チェイター『心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学』読んだ

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第33節アーセナル首位陥落、、、今年もシティなのか、、、

          昨日はアーセナルの敗北でやや凹んでいたが、幸か不幸か仕事が忙しくて忘れてしまった。そのまま気を失って、振り返りが今日になってしまった。 土曜日はまずシティ対ルートンみた。出だしにいきなりデ・ブライネのスルーパスから波状攻撃を受け、最後はハーランドのバイシクルシュートが橋岡に当たってOG、、、橋岡はやくも2個目のOG、ついてないね。 それでも前半は1失点で耐えていたが、終わってみれば5-1、シティつおい。橋岡はハーランドとずっとやりあってたが、ほとんど負けてなかったと思う。

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第33節アーセナル首位陥落、、、今年もシティなのか、、、

          『昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です~明日が変わる大人の早起き術~』読んだ

          今朝も昨日に続いて早朝覚醒し、チャンピオンズリーグを見たのである。 バルセロナがアウェーでPSGに逆転勝利で、なかなか楽しかった。ラフィーニャってこんないい選手だったっけ。 ところで早朝覚醒するのに大切なことは、早く寝るってことに尽きるような気がしてきたのである。 そういうわけで今月の意識高い一冊としてこんなものを読んでみたのである。 内容はタイトルのとおりである。 例えば7時間がその人の適正な睡眠時間だとすると、0時に寝て7時に起きるより、22時に寝て5時に起きる

          『昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です~明日が変わる大人の早起き術~』読んだ

          23/24チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグはじまた

          チャンピオンズリーグの準々決勝がついに始まった。 そういうわけで気合いの早朝覚醒をきめたのである。 アーセナルはバイエルンとホームで対戦。 立ち上がりはちょっとバタついたけど、アーセナルは試合を支配する。両SBが高い位置を取るので、バイエルンの2トップがアンカーのジョルジーニョへのパスコースを完全に切ってくる。そこでウーデゴールが適宜降りてきてビルドアップの出口になった。 アーセナルの守備はいつもどおりにキツキツで、不調のバイエルンは無理に前には出て来ない。 そんな

          23/24チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグはじまた

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第32節アーセナル首位に立つ

          この週末もプレミアリーグを中心に回った。てかミッドウィークに2日に続けて3時半とかいうハラスメントされてなかなか眠かったのだが。 3位のマンチェスター・シティは見てない間にパレスを4-2でしばいてた。つえー。デ・ブライネはもう出入り禁止、デ・禁だ。 さて2位のアーセナルはアウェーで難敵ブライトンと対戦。どうなることかと思ったが、3-0の完勝だった。 アーセナルのキツキツ守備に対して、ブライトンはジンチェンコのとこを狙ってきてヒヤヒヤしたが、真ん中にはサリバとガブリエウが

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第32節アーセナル首位に立つ

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第31節トップ3は動かないが、お笑いダービー満喫

          プレミアリーグ31節はミッドウィーク、、、2日続けて3時半スタートとかむごすぎるやろ。。。 というわけで2日連続で早朝覚醒しました。 まずアーセナルは降格圏のルートンとホームで対戦した。週末はブライトンだし、来週はCLだし、ここぞとばかりにターンオーバー。 いつものように控え組と先発組は差があるなあと思ったが前半で2-0となった。後半はさらにスローダウンして塩試合に、、、まあ冨安みれたしいいや。 良かったのは2点に絡んだスミスロウかな。控え組の中では唯一来季も残れそう

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第31節トップ3は動かないが、お笑いダービー満喫

          納富信留『世界哲学のすすめ』

          納富信留先生シリーズ。 ちくま新書の世界哲学史シリーズの成果をもとに、より普遍的な哲学を模索するという内容。 まず言葉、地図、暦などを例にとって、私達の思考がいかに自国中心あるいは西洋中心主義的であるかを解説する。 また西洋の哲学者がいかに西洋中心にものを考えているかも紹介されており、ポストモダニズムやらカルスタポスコロを経てもまだそれかよってやや呆れた。 現在欧米で主流となっている分析哲学については仲間内での閉鎖的な知的ゲーム、過度に限定された範囲での図式的な論争な

          納富信留『世界哲学のすすめ』

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第30節リバプールに首位を譲るもアーセナルは価値ある引き分け

          代表ウィーク明けの週末はプレミアリーグに飢えまくりだ。というわけでマンチェスター・シティ対アーセナルの天王山の前に色々な試合を見てしまったのだ。 まずニューカッスルとウェストハム、おやニューカッスルさんホームで負けてるじゃんと思って終了間際だけ見たら、バーンズが見事に2得点して逆転勝利。熱い試合でした。 次にトッテナムとルートン。ルートンが早々に先制して面白い試合展開になる。ウェルナーは上手いけどシュートが入らず、糠喜びストライカーという言葉を覚えた。 上手いからシュー

          23/24イングリッシュプレミアリーグ第30節リバプールに首位を譲るもアーセナルは価値ある引き分け

          令和6年3月おしまい

          今年も第1四半期終了である。 今年に入ってウクライナのお勉強を本格化させた。 だいぶわかってきた。 それと昨年末からついうっかり古典ギリシャ語の勉強を始めてしまったのだが、おかげで古代や中世への愛がさらに強まった。 半年ギリシャ語を勉強したら楽になれるらしいのであと3ヶ月頑張る。 いずれウクライナ語やロシア語も勉強したいのだが、ギリシャ語をやっておけば余裕だろう。 今月のビッグイベントの一つはは日銀のマイナス金利解除だった。ちょうど良いタイミングで飯田泰之先生の『

          未来にコミットしない国の働き方改革

          もうすぐ新年度。新年度といえば働き方改革である。 2019年4月から本格稼働していた働き方改革だが、あからさまに人手不足なトラック運転者や医師については5年の猶予が与えられていた。 物流業界のことはよくわからないが、医療については5年もあったのになにしてたんだ?と言わざるをえない。 NHKまでなにを思ったのかこんな番組を作る始末。 2024年4月以降、勤務医はA水準医療機関で超過勤務が960時間以内、B水準C水準で1860時間に制限される。違反したら労働基準法に基づく

          未来にコミットしない国の働き方改革

          最近ど直球の男性差別が多いね

          今週のトウィッターランドの話題はこれでしたね。高学歴な我々を発狂させるに十分すぎる火力だった。 青チャートの例題かよ、、、 湯川秀樹、朝永振一郎、利根川進、広中平祐、岡潔など数え切れないほど世界的な研究者を輩出してきた京都大学理学部の入試問題がこれって、いったいなにがあったんだ?! 特色入試ってのはAO入試みたいなものらしい。それに理学部15人、工学部24人の女性だけが応募できる枠を作ったということだ。 そしてその人たちには特別簡単な入試問題があてがわれることになった

          最近ど直球の男性差別が多いね