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「富山銭湯めぐり」完走した感想

昨年10月10日から、富山県公衆浴場業生活衛生同業組合が始めた、「富山銭湯めぐり」。
簡単に説明すると、県内の銭湯をめぐるスタンプラリーで、全45軒めぐると景品がもらえるというもの。
先日、全ての銭湯をめぐり完走したので、感想を書いていきます。

Tシャツ、認定証、下足札がもらえる

感想①45軒って、ハードル高くね?

これが率直な感想です。制覇しないとグッズがもらえないストロングスタイル。
ちなみに、45軒とありますが1軒は長期休業中のため、実際に回るのは44軒です。でも先着100名のみもらえるTシャツは開始から約2か月でなくなったようです。
1番乗りの方は開始から9日目に達成されたようです。すごすぎる…
まあ行くなら全て回ってほしいという気持ちは分かりますけどね…分かるけど…

流石に私は1日に何軒も回ることはできないので、1軒ずつと決めてのんびり回ることにしました。

そして先日、無事完走!

感想②思ったより賑わっている

これまで銭湯には、銭湯サウナで有名なところ(高原鉱泉とか、たから湯とか)しか行ったことがなかったので、サウナのない銭湯に行くことが初めてだったのですが、大変失礼ながら空いているだろうなと思っていました。

が、銭湯に行ってみると、どこもそこそこ人がいる。満員とかではないけど。客層は高齢の方が多く(これは想像通り)、近所の方が毎日通っているようでした。
顔見知りの常連さん同士での会話も多く、ドラマとかで見てきた銭湯のイメージそのまま。
富山の銭湯の数は全国的にもトップクラスのようです。

感想③どこも「古き良き」銭湯

最近のサウナブームにより、特に東京の銭湯ではリノベーションしてサウナに特化した銭湯が増えてきています。
近場でいうと、金沢にある松の湯なんかがそうです。
ですが富山ではそんな銭湯はありません。
最近、「福島の湯」がリニューアルされましたがロビーや外観が変わっているだけで浴場自体はそのままのようでした。

福島の湯

もちろん細かいところを言うとそれぞれに特徴があるのですが、全ての銭湯が昭和感を残した「古き良き」銭湯、と表現できてしまうことに少し寂しさを感じます。
昭和感のある銭湯がよくないという話ではないのですが、現に銭湯の数は減っていますし、残り続けるのは厳しいと思います。
現在でも470円という安さで入れてしまうことからも、リニューアルする体力がないのでしょう。かといって値上げするとお客さんは離れるし。悲しい問題であると思いました。

良かった銭湯2選

最後に、めぐってみて良かった銭湯を2つ紹介します。どちらもサウナなしのお風呂のみ施設です。

①大岩不動の湯

上市町にある唯一の銭湯。銭湯とありますが温泉に入ることができます。
名前のとおり不動明王をモチーフとした施設です。
写真は入口にある不動明王像。
内風呂の中にも不動明王のステンドグラスがあります。露天風呂もあり、小さめの温泉旅館のような雰囲気のお風呂が素敵でした。

②水橋温泉ごくらくの湯

こちらも、銭湯ですが温泉に入ることができる施設です。
内風呂に立ち湯があるのが珍しく、露天風呂が結構広め。露天エリアには椅子もあって休憩することができます。
お湯が熱めなので(というか銭湯はどこも設定温度が高い)、休憩をはさむことで繰り返し入浴を楽しめます。


色々と感じましたが、ほとんどが行ったことのない銭湯に行くことができ、きっかけがなければその地域に行くこともなかったので、総じてラリーを完走して良かった。
微力ながら、今後も頻度は低くなりますが銭湯に行きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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