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「響けユーフォニアム3」のOPとEDを見て泣いた話

4月7日より始まっている「響けユーフォニアム3」。

1期が放送されていた2015年の頃、私は大学生4年生でユーフォニアムを吹いていた。吹奏楽を中学、高校、大学と丸10年続けた区切りの年で、当時サークルの友達と1期の「ユーフォ」の感想を話していた記憶がある。

そこから現在、私は社会人になっても細々とユーフォニアムを続けている。今年「ユーフォ」3期が始まり、しかも最終楽章ということを知って1期しか見ていなかった私は2期とその後の映画作品をほぼ一気に見た。

大学生振りに見た「ユーフォ」は高校の吹奏楽部の話だけど、1期を見ていた当時大学4年生の吹奏楽サークルでの出来事をぶわっと思い出させてくれて、何だか感慨深かった。
以下は2期から3期の手前(アンサンブルコンテスト編)までの感想3点。


2期前半の物語の中心である、みぞれと希美のお互いの思い違いとか、そこのズレを知らずになんとかする夏紀先輩と止める優子とかの、いわゆる南中カルテットの話は、人間関係こじらせがちな吹奏楽部あるあるな気がする。あんな綺麗に解決はしないけど。


わざわざ主人公をユーフォニアムにする必要ないんじゃ?と思ったりもしたけど、低音パートは複数の楽器(ユーフォニアム、チューバ、コントラバス)で構成されるから同級生同士が仲良くなりがちだったりもする。同じ楽器だとどうしても優劣が分かりやすくて妬み嫉みが起きやすいから、低音パートを主軸にすることで主人公の久美子、みどり、葉月の仲の良さが土台になって物語が進む。そこでの衝突を描いてたらキリないし、3人の仲の良さが変わらないのが良い。


1期を見ていた大学生のころは、「久美子みたいな後輩が欲しい!」とサークルで叫んでいたけど(結局そんな子は現れなかった)、今は「奏ちゃんみたいな後輩が欲しい!」と叫びたい。なんか社会人になってから後輩ガチャに恵まれていなくて、あんな危なっかしいけど本気で話せば懐いてくれるようなシゴデキ後輩がほしい。

と、まあここまでが3期の手前まで見た感想で(3つ目は3期少し入っていたけど)、見始めたときは大学時代とか自分の吹奏楽人生を懐古しながら楽しんでいたけど、気づいたら「響けユーフォニアム」シリーズそのものが好きになっていた。
嫌なキャラが一人もいなくて、皆部活に対して真剣だからこその衝突は惹きこまれますよね。

短期間で一気に見たこともありズブズブにはまった上で始まった「ユーフォ3」。第1話はOPもEDもなく予告編で流れていた転校生の紹介で終了。

第2話(4/7放送)からOPとEDが入り始めたけど、これがもう泣いた


年を重ねて身体的に成長してる感3年生になって精神的に成長している感これで本当に終わりなんだ感が強すぎる。特にエンディングはもう卒業したの??って思うくらい4人が晴れ晴れとしすぎてつらい。そう考えるとサムネの桜って4月じゃなくて3月なのか?

来週の放送も見たいんだけど、終わりに近づくから見たくない、でも見たい、の葛藤を繰り返している。まだ2話しか放送されてないのに、これ最終話を見たらどうなっちゃうんだ。

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