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tinderでマッチした女にぼったくりバーに連れて行かれて2万円失った話

どうも。

tinderでマッチした女にぼったくられた男です。

※100円で値段設定していますが、最後まで読めます。頭の悪い男だな…と同情して頂けたら投げ銭お願いします…!

さて、tinderでマッチした女にぼったくりバーに連れて行かれて高額請求をされる被害が、最近は増えているらしいですね。

今回は、そういった被害に遭う方を少しでも減らすために、どういった手口でぼったくりバーに連れて行かれるか、どうすれば被害を防ぐことができるのか、お金は取り返せるのかといった点を解説します。

実は僕はtinderでぼったくりバーに連れて行かれる詐欺被害のこと自体は、被害に遭う前から知っていました。

知っていたにもかかわらず、被害にあってしまったのです。

金額としては、10分超いただけで2万円弱奪われました。

これを読んでいるあなたは、自分は引っかからないし、被害に遭うはずもないと思われるかもしれませんが、実際に自分の身に起こると、引っかかってしまう方もいると思います。

それほど、相手は慣れていて、巧妙に考えられています。(自分がアホだったという面も多いにありますw)

では、時系列順に見ていきましょう。


Tinderでぼったくりに遭うまでの流れ

流れをざっと説明していきます。

①Tinderにて「みか」からメッセージが飛んでくる

ほぼ最初から
「今から会いませんか?」
「明日会えませんか?」
「いつならあえますか?」
といったメッセージでした。

この時点で怪しさMaxなのですが、「写真もかわいいし、会えるなら会ってみるかー」とアポを取ってしまいました。
アホですね。

②池袋西口で約束をする

「みか」が板橋に住んでいるというので、自分から池袋西口を指定してしまいました。(自分の自宅からも近いため)
池袋西口はホテルも多いので、食事後の動線を考えても良いと思って、こちらから指定してしまいました。

おそらく、自分が違うエリアを指定したら、「みか」は「自宅から近い池袋が良い」と池袋を指定してきたと思います。

ただ、ここで自分が池袋を指定してしまったのが、1つ目の大失敗でした。
自分としては、自分がエリアを指定しているので、危険な店に連れて行かれることは無いだろうと思ってしまったからです。
これもアホでした。

③池袋西口で待ち合わせる

当日になり、池袋西口で待ち合わせました。

待ち合わせの30分前にこちらから食事をする店を提示すると、、

「食事する場所は会ってから2人で決めたいな」

という返信が帰ってきました。

ここで、ちょっと怪しいなと感じられれば良かったのですが、池袋エリア自体は自分が提案していたので、詐欺師だとは気づきませんでした。

そして、待ち合わせ時間になっても場所に現れず、、音沙汰もなくなりました。

15分ほど待つと、やっと返信が来ます。

謝罪もなしに、「池袋西口のカラオケ鉄人の前に来て」と言われます。

もともと西口のマツキヨ前で待ち合わせてたのに、何やねんと思いますが、ぼったくりバーの近くに誘導したかったんですね。

鉄人前に移動すると、服装を聞かれ、5分後に駅と反対側から「みか」が現れました。

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tinderの写真とは全くの別人です。いうならば柳原可奈子が少し痩せたような感じでした。

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名前を呼ばれ、戸惑いながらも、返事をしました。

④ぼったくりバーへ

会ってからは「みか」がおもむろに歩き出し、どこに行くか話しました。

自分が行く予定だった店の紹介をしていると、「みか」は友達が行ってよかった店があるから行こうといいます。

自分「へー。お店の名前は?(ネットで一応名前を調べておきたい)」

みか「友達から聞いただけだから分からない、、でも場所はわかるよ!」

自分「どこにあるの?」

みか「すぐそこ!」

ということで気がついたら、ぼったくりバーがある葉山ビルの目の前にいました。

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いつのまに…。

※ちなみに住所は、東京都豊島区池袋2丁目41−2 葉山ビル6階です。

「どんな店なの?」

「どんな料理があるの?」

といった質問もうまくかわされながら、いつの間にか葉山ビルのエレベーターに乗っていました。

6階につき、目の前の扉を開けられ、気がついたら、葉山ビル6階のぼったくりバーに入ってしまいました。

文字で書いていると、なぜノコノコついて行ったのかという感じですが、、実際にやられるとかなりうまいです。うまく会話で気を紛らわされながら、着実かつ速攻プレイでバーまで誘導されてしまいます。

出会ってから5分もかかっていないです。何百回も同じことをやって、かなり慣れているので、僕にはかわすことはできませんでした。

⑤葉山ビルのぼったくりバーにて注文

葉山ビルのぼったくりバーに入ると暴力団風の男が二人カウンター内にいました。

この時点で、「あ、これはやばい。。」と思ったのですが、「みか」がぼったくりバー側の人間だと確信が持てず、席に座ってしまいました。

ここが大きな分かれ目で、この時点で引き返すのが最適解だったと思います。

店内には自分しかおらず、ろくに酒や食べ物も置いていない質素なカウンターに座らされました。

暴力団風の男は、ガタイが良い金髪の強面の男性と、背の小さい眼鏡をかけてひげをはやした男です。どちらも明らかに一般人には見えませんでした。

席は入り口から遠い奥に座らされ、「みか」が入り口側に座りました。

力づくで逃げようと思っても難しいです。

さらに帰るときにわかったのですが、入り口のドアに鍵をかけられていました。最悪ですね。


ここでメニューを見ますと、普通のバーと同じようにカクテルが並んでいます。

しかし、その値段は、そこまで高くありません。

ビールも1杯900円。通常のカクテルも800円程度と、この程度なら大丈夫かと思い、自分はビール、「みか」はカクテルを頼みます。

ここがさらなる間違いでした。注文をしたところでメニュー表は下げられました。

自分は一旦トイレに行くことにして、ここが本当にぼったくりバーなのか知らべようとしました。

トイレに行って、スマホを開いたところで、

「店の名前が分からねえええええ」

となりました。

Google Mapにも乗っていないですし。

5分ほどトイレで悩み、席に戻るとお酒が来ていました。

とっても小さなグラスにカクテルとビールが入っていました。内容量としては、日本酒をそそぐ、おちょこくらいしか無いですね。

とりあえず2千円程度だし、一杯飲んで帰ろうとしたところ、「みか」が動きました。

⑥ぼったくりバーだと確信

とても小さなグラスに入ったカクテルを、「みか」が一口で飲み干すと、おもむろに店員に話しかけます。

みか「すみません」

店員「はい、なんでしょう?」

みか「ここってぇ、甘めのカクテルとかってあったりしますか?」

店員「そうですねー、よろしければオリジナルのカクテルをお作りすることもできますよ」

みか「あ、じゃあそれお願いできますか?」

店員「かしこまりました。」

と、自分が口を挟むスキもなく、オリジナルカクテルの注文が完了していました。

オリジナルカクテル…?

と自分が、なぜか手元に戻っていたメニュー表を確認すると、、

・オリジナルカクテル3500円
・チャージ料男性3500円
・チャージ料女性2500円
・お通し代1人1500円

上記の項目が追加されていました。

メニュー表が入れ替わっていたのです。

3,500円のオリジナルカクテルを頼まれた時点で、ぼったくりバーかつ「みか」が店側とグルだと半ば確信します。

自分「このチャージ料見てよ…」

みか「え!知らなかった。。どうする。。」

自分「すぐに出よう」

みか「でも、、カクテル頼んじゃったし、、」

自分「いいよ、、じゃあそれ飲んだら出よう」

すぐに出てきた、極小グラスに入ったオリジナルカクテル(3,500円税抜)を「みか」が飲み干したところで、お会計を頼みました。

⑦10分で会計金額は2万円

お会計を頼むと、奥の方で暴力団風の男が電卓をはじいて計算しています。

金髪ヤクザが伝票を手渡してきて、それを見ると、19,950円との記載が。

てっきり5,000円くらいで済むかと思っていたのですが、、下記のとおりでした。

・ビール900円
・カクテル800円
・オリジナルカクテル3500円
・チャージ料男性3500円
・チャージ料女性2500円
・お通し代2人3000円

※上記金額に下記を追加

消費税8%・サービス料20%

でした。

この段階で店に入ってから10分も経っていません。正直早い段階で怪しいとは思いつつも、確信が持てるまで待っていると、すでに手遅れです。

「やられた…」

と思いました。

しかも、自分が対応策を考える時間も与えず、金髪ヤクザの攻撃が始まります。

伝票を渡したきり、カウンターを挟んで眼の前で仁王立ちを続けます。

一回下がってくれて良いと言っても、

「お客さん、どうかされましたか?」

と真顔で威圧してきます。

「お金が無い」ととりあえずいいます。


「みか」にいくら持っているか聞くと、

「クレジットカードしか持っていない。現金は1円も持っていない。現金で払うつもりだった」と言い出す始末。

店員が「みか」に対して、クレカが使える店の場合は店頭に掲示してある。この店にはそれが無いんだから、現金を持って入るのが常識でしょう。

など、店員が「みか」に対して説教をしている。

グルのくせに茶番しやがって、、と思いながら、打開策を考えるも、思いつかず。。

この時点で、払わないと主張し、110通報をするという選択肢が今から考えると最善だが、3対1の状態で110番する勇気が自分にはなかった。

結局できるだけ少ない金額にして、早くここから逃げたいという気持ちが大きくなっていた。

「金が無いならATMで下ろしてもらう。その間どちらかは店に残ること…」

など言っていて、それなら「みか」だけ置いて、ATMに向かったところで、交番まで走って逃げるのも手かと今なら思うが、、

結局自分はおもむろにカバンに手を入れて、財布を出すフリをしながら財布を開き、財布から万札をバレないように抜いて、財布をカバンから出した。

自分は2万円以上余裕で実は持っていた。

ただ、できるだけ少なく、なおかつ許されるレベルの金額のみ財布に残して、

「今これしか持っていないんですよ」

1万4千円出してしまった。

ここで足りない分ATMからおろしてこいと言われたら、コンビニに行き、コンビニの店員に頼んで警察を呼んでもらおうと考えていた。

今から考えると、そうしたほうが払わずにすんだかもしれない。

金髪ヤクザが、足りない、どうするんだ云々茶番をやっている間に、おそらく兄貴分であろうヒゲのヤクザがお金を数え、「まあ、これでいいよ」と言った。

自分は一刻も早くこの場から逃げ出したかったので、「みか」や金髪に構わず出口に向かった。

そこで、金髪が慌てて、出口の鍵を外し、その後を「みか」が追ってきてエレベータに乗った。

エレベータが閉まるまで、金髪がエレベーターホールで仁王立ちしていたのがとても癪に障った。

⑧みか逃走

エレベーターでは無言。

自分も逃げられたことで頭が一杯で「みか」まで頭が回らず。

葉山ビルを出たところで、「みか」が「会社から呼び出されたから、すぐに仕事に行かないと」と言い出し、駅とは反対方向に足早に向かいだした。

自分は追う気もならず、こんな詐欺みたいなこと辞めたほうがいいよ、と騙されたくせにクソみたいなことを言って終わった。

今から思うと、ここで死んでも「みか」を逃してはいけなかった。カバンでもひったくって、交番に駆け込むか、110番をすべきだった。

こういった詐欺被害の場合、お金を取り返すとしたら、店側ではなく、女側から取り立てるしかないからだ。

さらに、女を交番につれていければ、女側からバーとの関係も炙り出せたかもしれない。

⑨警察介入

自分は駅の方へ歩き始めた。

葉山ビルから離れ一人になったことで少し冷静になり、警察に相談すべきことだと思い始めた。

お金を取り戻すのは難しいにしろ、報告だけでもしようと考え、池袋駅西口の交番に入った。

そこで、若い2人の警察官に事情を説明した。女の特徴や店の場所、事の顛末などなど。

そこですでに女にtinderがマッチ解除されていて、女の写真やメッセージが確認できないことに気がついた。

幸い、自分はTwitterで情報提供を呼びかけたところ、フォロワーさんが発見してくれたので、写真はゲットできたが、被害にあったら、プロフを抑えたほうが良い。

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そこで、「お金を取り戻すのは、難しいけど、ぼったくりバーまで直接一緒に行って領収書を貰いに行こう」という話になる。

正直そこまでしてくれるとは思っていなかったので、警察の方にはかなり感謝している。

拳銃を持った制服の警察官が2人行くだけで威圧にもなるしとおっしゃっていたが、ぼったくりバーへの嫌がらせも兼ねているんだろうなと思った。(実際、20~30分程度店の前で暴力団店員と話し合いができたので、嫌がらせになったと思う)

ぼったくりバーがある葉山ビル6階に警察官2人と自分とでつくと、ちょうど金髪ヤクザが店から出てきた。

そこで

「女と組んでぼったくりバーをやってるだろう」などと言うが、しらばっくれる金髪。

挙げ句「うちの店の敷居が高かったんですね〜」などと、顔を自分の至近距離に近づけながら煽るような発言。

警察がいる前で、ここまでしてくるのか、、と半ば呆れてしまった。

警察官がぼったくりバーの営業許可証や店員の身分証明書を確認する間、自分はもう一人の警察官と外で待機することとなった。

その後、葉山ビルの前に警察官ともうひとりの兄貴分のヤクザが出てきて、身分証の確認。

結局ふたりとも身分証は持ち合わせていないとか何とか言って確認できなかったようだが。

そこで一旦終了。

特に成果もないまま、交番へ警察官と戻る。

ぼったくりバーの営業を数十分止めるという、ささやかな嫌がらせに終わった。

警察がいるタイミングで「みか」が次の獲物を連れて、戻ってきたら、「みか」を警察に引き渡せるので、違う展開が待っていたかもしれないが、現れなかった。(残念)

⑩その後の対応策

警察は葉山ビルへの見回りを強化するということだったが、基本的にお金を取り戻すのは難しいだろう。

自分がやったこととしては下記のとおり

・Twitterでの情報提供の呼びかけ

・tinderへの通報

・消費者生活センターへの報告

今の所、とくに成果には至っていない。

ただ、警察に相談したことは本当に良かったと思う。

警察と聞くと、叱られるだとか、迷惑がられる、笑われるみたいなイメージを持っている人もいるかもしれないが、基本的に親身になって相談にのってくれる。

こういった被害に遭われた方、遭いそうになった方は、警察に頼ることをおすすめしたい。

ちなみに、フォロワーさんからの情報によると、「みか」は現在アイコンをかえて「さやか」になっているよう。

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※被害報告あり。アイコン以外はほぼ一緒のため、ほぼ確実に同一人物。

「さやか」を見つけた方は、tinder運営に通報か、自分まで連絡を。

さらに、Twitterにて、全く同じぼったくりバーで被害に遭われた方が音声を撮っていた。音質は良くはないが、例の金髪ヤクザが一般人を脅す音声が聞ける。音声は下記。

ちなみに、被害に遭ったぼったくりバーの住所は下記。

〒171-0014 東京都豊島区池袋2丁目41−2 葉山ビル6階

店名は「ルチアーノ」だか、なんだかフザけた名前を言っていたが、名前なんて無いだろう。

さて、自分の体験談は異常だが、正直tinderは業者や詐欺師、マルチ商法が多すぎると思う。

どこかの調査ではtinderを使ってる女の5割はそういった類だと聞く。

無料で、セックス目的の男が多いからこそ、そういった輩が集まってくるんだろう。

とりあえず、何かしらの情報を持っている方は下記のTwitterアカウントにご報告お願いします。

一人でもぼったくり被害に遭われる方が減ることを祈ります。

また、こんな惨めな男に少しでも同情してくれた方は、投げ銭してくれると泣いて喜びます。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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