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https://twitter.com/omotikinakko?s=09 気になった言葉をつらつらと述べただけの「私信」 凡人の頭を覗きたいのであれば、どうぞご勝手に。

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押井守 自作を語る『天使のたまご』文字起こし

※2007年NHKで放送されたアニメギガスペシャル「とことん押井守」より ・作品のテーマ 「何」っていうふうなことじゃないんですよね。当時、ほんとうによく聞かれたんだけれども。ある意味でいえば、表現それ自体というか、アニメーションというものがストーリーとかキャラクターとか、そういうものに依存しないでどこまで世界を表現できるかっていうね。ある「想い」を表現できるかっていう。それをどうしてもやってみたかった。  神話みたいなものですよ。僕がその当時現場で言ってたのは「神話を

    • 世界とか世間とか

      人間ならば、一人一人それぞれ大なり小なり世界を持っている。それは私、私の周りの家族、友人、恋人であり、会社、学校、地方自治体、国、そして全世界だ。 人はこうした世界に、いわば入れ子のように存在しているといえる。私は家族の一部であり、家族は自治体の一部である、という風に。ここにどこが欠けてもいけないし、またどこが独立してあるということはない。わたしはあなたであり、あなたはわたし。一は即ち多であり、多は即ち一である。部分は一つの全体であり、その全体はまたさらに大きな世界の部分な

      • 最近気づいたこと 5/2

         家の下の公園で、小学生古来の姉妹がボール遊びをしているのが目に入った。姉は高学年、妹は低学年、歳の差は3~4歳くらいのように思えた。  普段からこのように小学生の姿を観察しているわけではないのに注意していただきたい。この時、我が家の階下の公園でボール遊びをしているというのは音で気づいていたけれども、さして気になるようなこともなく、窓際の部屋で独り本を読んでいたのであった。  突然、下から金切声のような、悲痛な叫び声が聞こえてきた。姉が「ひどいよ!!」としきりに言っている

        • ノートの書き方と、あと読書

           なにかの本を精読するのであればノートは必須であろう、と思って読書の傍らに大学ノートを一冊用意する。用意するのは良いが、実際に何かを書こうと思うと、はて何を書けばいいのか、これが全く分からない。ちょいと小難しい本を読んでいたとしても、そこからなにを抽出して、それをどうノートの紙面上に表現してみせればいいのか、これがわからないのである。  そういえば自分は勉強のために小難しい本を読んでいたのかしら、と頭に些細な疑問がよぎる。本を読む動機なんて、ほとんど考えたことがない。これこれ

        押井守 自作を語る『天使のたまご』文字起こし

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          リザードンとニホンカナヘビ

          見出し画像はニホンカナヘビの交尾をたまたま見かけて撮影したものである。黄褐色の方が雌で黒褐色の方が雄である。雄は雌が繁殖可能であると確認すると、このように後ろ脚付近を掴み、腹部に噛みつく。雌雄の差異は本来側面頭骨のハリの違いや、尾の基部のふくらみなどによって見分ける。この写真の例のように雌雄で体色が極端に異なるのは恐らく偶然である。 PokemonGoのCMなのだが、これがどうにも気になる。内容はこうである。公園に遊びに来た親子が、捕まえたニホンカナヘビを見せびらかしている

          リザードンとニホンカナヘビ

          寝られない

          寝られないから何か書く。最近何も書いていなかったからちょうどいいだろう。 昨今の情勢から、ほとほとニート状態になって暫く立つ。私は日銭稼ぎ以外にはほとんど外に出ず、家にいて本を読むかスマホをいじっている。そして、日が変わるのを何だか億劫に思っている。それは当然で、自分には差し迫った問題が本来あるのに、それを放ったらかしにして先延ばしにしているからである。日が変わるのが億劫になるのも当たり前。 それは、おそらく殆どの人がやっていることなのである。それは当然やるべきこ

          寝られない

          トレンドについての雑鬱憤

           僕はトレンドとかいう言葉が大嫌いである。Twitterをいじくっていると、あれが目に入って甚だ具合が悪い。トレンド、日本語にすりゃ流行になるのだろうが、こちとらそんな流行など知らないよと言いたくなる。そういう態度を取ろうとすると「老害」ということになる。まことにめんどくさい。じゃあTwitterをやめればいいじゃないか。それが出来れば苦労しない。僕はトレンドが大嫌いなのと同時にTwitterを常に見てやまない、自己矛盾の塊みたいな人間なのです。  このトレンドというものの一

          トレンドについての雑鬱憤

          スティーヴン・ミズン『心の先史時代』

           Common Ancestor 共通祖先。およそ600万年前、ヒト、ゴリラ、チンパンジーを含めた霊長類は、そこから枝分かれをはじめたはずである。この共通祖先は、一応の推測に過ぎず、存在したという確たる証拠はない。発掘された類人猿で最も古いとされるものは、450万年前の「南の類人猿」アウストラロピテクス・ラミドゥスで、この頃にはすでにチンパンジーやゴリラとは形態的には異なっていた。遺伝子的には98-99%の一致を示すヒト、チンパンジー、ゴリラ、これらが枝分かれしたのは45

          スティーヴン・ミズン『心の先史時代』

          この文章がなによりどうでもいい

           個人にとって、報道されるような類の政治的問題や災害というのは、実際のところ、どうでもいいのである。世間がどうなろうが何だろうが、知ったことではない。僕も含め、日本人とはそういう習性を持った民族であろう。具体的な問題が迫ってこないと、注視しない。今すぐ我が身に振りかかる火の粉でなければ、意識する必要すらない。多くの政治的問題は、だから関心を呼ばないのである。    自然災害についても全く同じことが言える。昨今話題の新型コロナウィルスのようなウィルスによる災害は、地震や台風のよ

          この文章がなによりどうでもいい

          比較についての思い付き

          ぴょいーんと跳ねるイクチオサウルスの想像図 こんな風には跳ねてはいなかったそうである  比較解剖学という学問がある。脊椎動物を中心に、器官やそれをとりまく身体の構造を解明し、種の分化や進化、変異を研究する学問の一分野である。僕は生物学の専攻ではないし、なにより理系ではない。中途半端な人文科学系の人間である。だから、比較解剖学なんてもちろんやったことはない。ただ、小さいときは生き物、特に魚類、両生類、恐竜を除く爬虫類は大好きだった。小学生の内は旅行に行けばほぼ必ず水族館に行っ

          比較についての思い付き

          どうぶつの森に爬虫類がいないのが気になる

          最近、「あつまれどうぶつの森」に熱中している。なにせ、このご時世である。外に出ることは憚れる。家にいろ。そういう国のお達しだから、必然的に家にいる時間は長くなる。元来、出不精な性格だから、別にそれは苦でも何でもない。一日中寝てたって、文句の一つも出ない。ただ、寝てばっかりいることを身体のほうが許してくれない。起きろ、飯を食え、おしっこをしろ、しきりに命令をかけてくる。これは自粛できないので仕方ない。だから起きる。起きると目も冴える。そうなると、暇である。だからゲームをやる。こ

          どうぶつの森に爬虫類がいないのが気になる

          暗黒テニス時代か?

           3月上旬に開催されるはずだったBNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ・マスターズ)が中止になってしまった。インディアンウェルズ・マスターズはカルフォルニア州インディアンウェルズで開催される大会である。グランドスラムに次ぐ大規模大会であるマスターズ1000に分類され、その中でも飛び切り規模のでかい大会の一つである。この大会の翌週に控えるマイアミ・マスターズと併せて春の祭典なんて言われる。賞金は優に100万ドルを越える。これ以上の大会は他にグランドスラムしかない。まさに第

          暗黒テニス時代か?

          クロケット&ジョーンズのブーツ

          商品レビューなんて全く柄じゃないのでしたくない。というかしない。多分向いていない。ある商品の特徴くらいなら、まだいい。それの良し悪しとかを論じると、途端に下手くそになる。自分にとって良いのが他人にとって果たして良いか悪いか、それがわからないから戸惑う。だから、映画とか本とか、そういうののレビューはまともにしたことがない。実用品についても、同じである。一言感想くらいで済ませておくのが一番いい。それくらいのほうが、案外、力を持っているものである。 ところで、今回はブーツである

          クロケット&ジョーンズのブーツ

          健忘症

          卒業式というのは今まで三回経験したが、どれもほとんど覚えていない。改めて自分で思い起こしてみて、驚くほどである。卒業式といえば、皆さんの思い出の中でも結構大きいものであるはずだろう。僕にとっては、どうやらそうではないらしい。この忘れ具合は、そう解釈するしかないだろうな。 多分覚えてないというより、大して見てもいないし聞いてもいないのである。覚えているのは終わったあとに貰う亀屋萬年堂の紅白饅頭くらいである。あれ、それは終業式のときに貰うんだったか、それももう忘れた。若年性健

          目がァァァァァァ

          最近、自分の目が信用できない。もともと信用などしていないが、そうは言っても僕の目玉さんは性能が低いのではないか。自分の目で見て、耳をかっぽじってよく聞く、これはどんな人間にとっても大事なことである。そのうちの目がいけない、そんなふうに思ってしまったのである。 とはいっても実際性能が低いのかどうか。それは皆目わからない。視力検査とやらでは両目とも1.5はある。この結果を聞くぶんには、まぁよく見えるじゃないか、と思う。母もそういう。しかしこれは静止した大小の円形の図の差異を見

          目がァァァァァァ

          度し難い

          民放キー局5局が2020年の秋以降、TV番組を放送と同時にネットで配信するという「同時配信」を開始するという。今、その準備が進められているそうだ。原因には、若者のTV離れがあるという。これまた、どっかで聞いたことのあるような理由である。 若者のTV離れというが、その理由そのものは幾らかでも考えてくれているのか。それが僕には皆目わからないのだが、実際どうなのであろうか。TV局側は、そのことについて、自らで少しは考えているのだろうか。 そんなこといってる僕だって、もちろん理