本当は僕だけが特別なんだもんねー!精神。

何もせず暮らす生活を長く続けてきてしまい、興味を持つという行為にすら興味が無くなって久しい。
友人から人間レベルが低いという烙印を押される事も多々あり、否定できる要素もなかったのでこの場にて人間力を強化するという魂胆で取り敢えずペンを走らせております。
僕は今ペンを走らせるという行為のみを行なって、自分という人間を肯定しようとしているのです。
持てる限りの国語力を駆使して僕の脳の皺を電子文字にトレースしていく作業に酔っているのです。

匿名。それは武器です。凶器にもなり得ます。
自己として生きるというどうしようもない恥じらいから身を守ってくれるのです。今この瞬間、僕は僕という存在を無視して他人を詰ることも、僕という存在を誉れ高い物として承認欲求を満たす事も出来るのです。
そうです。僕は発狂しています。匿名の名の元に。
時に自我に舞い戻り恥狂う事もありますので、冷静さを欠くことも忘れません。凶器は最後まで隠した方が有利に事を運べるというものです。
僕にとって自分の好みを人に曝け出すというのは嫌いな物を挙げるより恥ずかしいのです。僕がなにを得るために存在しているのかを他人に見透かされる事が恐ろしいのです。しかし、これからはその恐れを気にせず自己を表現する場をここに設けられた事を大変恐縮に思います。

ここまでペンを走らせてふと思います。
僕という器は、空っぽだということに。
とても悲しく思います。お腹をぺこぺこに減らして温かい重箱の蓋を開けてみたら白い湯気と気持ちばかりの水滴だけをそこに残して中身が空っぽだったのです。
しかし稚拙に見れば、これから何をつめていくのか楽しみがあるというもんです。今年で30を数える齢になろうとするそんな年頃に、ようやく重い腰をあげて素材選びから始められるなんて贅沢なもんです。
詰め込んだそのうちにそのまま齧り付いて胃袋に収めてやりたいと思います。

しかし、取り留めのないとはまさにこの事。このわたしの話にまとまりを求めるのは我ながら期待しすぎという物だったのでしょう。自己から解放された人類最底辺を自認するこの僕からは特にというもんです。

また、何かありましたらここに残そうと思いながら。

解散。

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