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青菜に塩

 紅葉の時季のホテルは高かった。安い時の3倍以上する。コロナで損をした分、ここで取り戻さなければならないのもわかるけれど、びっくりした。妻の仕事も融通が利きそうにないので、1人で行くのも何なので、京都へ行くのは諦めることにした。
 もし行くとしても近場の佐賀辺りの紅葉に日帰りで行くくらいに留めよう。どうせ京都はインバウンドで人も多いし、病弱な僕には応えるだろう。
来年どうせ京都には行くようにしているので、まあいいか。
 今年はだから暇である。ハローワークと病院くらいしかいくところもない。
 調子もイマイチいいとはいえないので、しかたがないかといったところか。運動はきつい。最近は散歩もしなくなった。人間何よりも健康が一番である。しみじみ思う今日この頃。
 かといってこれといった対処法がある訳でもなく、薬を飲むだけである。
 調子が悪いので、薬の量が増えた。副作用として「イライラするようになるかもしれません」という事だった。基本的にせっかちで短気な性格なのが、最近歳のせいか穏やかになってきたと思っていたのに、やだなあ。
 そうはいっても現状「青菜に塩」状態なので、やむをえまい。
 

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