脳をデトックスしたい

人間は脳で考えているはずなのに、なんで心臓を指して「心」っていうんだろうね。

昨日ふと友人に言われた。

泣ける映画を観終わったあと、心が洗われたとは言っても、脳が洗われたとは誰も言わない。

どうやら、脳と心は違うものらしいのだ。

デトックス人間になるために

今年に入ってからインプットの量を意識的に増やそうと試みてみたところ、自然とアウトプットの量も増えていることにふと気づいた。感覚的にはどちらも3倍くらいにはなっている。

頭の中を色々な情報が通り過ぎていく中で、モヤモヤと脳みそにこびりついていた垢がとれていくように感じている。

いわば脳のデトックス状態だ。

食べたら出す、という生物の摂理と同じように、インプットばかりしていてはむしろ頭がパンクしてしまう。適度にアウトプットしていくことで、ほどよく栄養や脂肪が吸収されて体に残っていくのだろう。

例えば本を10冊読んだとしても、それを文章や人と話してアウトプットすることで、実際に身につくのはせいぜい1冊分くらいな気がする。

よって何かを学びたいなら、インプットとアウトプットの適度なバランスを保ちつつ、絶対量を増やしていくということをしていくしかないということだろう。

文章を書いて解消するブログデトックスも効果的だが、最も効果的だと思うのは、人と話をするトーキングデトックスだ。

アウトプットしたことに対してフィードバックをもらえて、かつそこに新しい情報が含まれているとインプットにもなる。

ただし、人と人は心で通じあうのであって、脳で通じあうわけではない。

時間を作ってくれて、適切なフィードバックや刺激を与えてくれる。

そういう脳と心で通じ合った関係こそ本当に大切にすべき人脈なんじゃないかと思う。

相手の話を遮って自分の話ばかりしてくる人や、フィードバックじゃなく説教しかしてこない相手を選んでしまうと、デトックスどころか老廃物が溜まって体を壊してしまうのでご注意あれ。

あれ結局、心ってなんなんだっけ。

この問いにはまだまだ答えは出なさそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?