ブルガリアンサンドバッグは、子育て中の自宅トレーニーの必須アイテム

　ブルガリアンサンドバッグ（以下、ブルサン）は、三日月型のサンドバッグで、瞬発力が必要なレスリング選手向けに開発されたトレーニングツールだ。最近、格闘家の間で「格闘技の実践の動きに似た動作で鍛えられる」効果の高いトレーニングツールとして流行っている。

　ブルサンは、ビニールや布で頑丈に作られているため、子どもが触っても怪我をしにくい。また、子どもがかじっても破れにくい。そのため、子どもが動き回る室内にも安心して置いておける。
　しかし、高さ約60cm、横幅約60cm、厚み約20cmと立派な体躯で存在感があるため、パートナーもトレーニングが趣味でもない限り、邪魔者扱いされるだろう。そんな場合は、「バナナみたいで可愛くてお洒落だから、インテリアとしてもいいよね」とか「あのヨーグルトで有名なブルガリアで流行っている最新のマクラだよ」とか言って、納得してもらうのがお勧めだ。

　ブルサンを使ったトレーニングは、振り回すスピンという種目が代表的だ。動画でチェックしてほしい。しかし、僕がやっているのは、次の4種目だ。

1.ニーリングブルサン肘プルアップ

　肩甲骨の下の辺りを集中的に鍛えるトレーニングメニュー。
　a.膝立ちでブルサンの両端の取っ手を握る
　b.下ろした状態からハンマーカールの要領で取っ手の根元が肘に当たるまで持ち上げる
　c.両肘にブルサンの両端を引っ掛けて頭上まで一気に持ち上げる。肘で持ち上げるよう意識する。
　d.ゆっくり降ろす
　以下、繰り返し。動作中はずっと胸と下腹を張る。

2.ニーリングブルサンオーバーヘッドスクワット

　お腹、背中、腰、お尻、もも裏を鍛え姿勢維持力をアップさせるトレーニングメニュー。
　ニーリング肘プルアップの持ち上げた状態を維持したまま、お尻を降ろす上げるを繰り返す。動作中はずっと胸と下腹を張る。

3.フロアブルサンプルオーバー

　小胸筋と三頭筋を鍛えるトレーニングメニュー。
　a.ブルサンを頭上に置いて床に横になる
　b.ブルサンそこの3つの取っ手のうち、両端の2つをそれぞれ肘を立て、両手で掴む
　c.肘を立てたまま、ブルサンをお腹の上まで引っ張る
　d.1度、お腹の上に置く
　e.肘を立てたまま、元の頭上の位置に置く
以下、繰り返し。動作中はずっと肘を立てておく。

4.スタンディングブルサンハンマーカール

　前腕と二頭筋を鍛えるトレーニングメニュー。
　立った状態でブルサンの両端の取っ手を持ち、ハンマーカールをする。

　以上、パンチ力アップに効果的だと思われるので試してみてほしい。

トレーニングメニュー参考動画

僕が最近買ったブルガリアンサンドバッグ

息子日記「掟」

　気付いたら我が家に厳しい掟ができていた。それは、「新参者は必ず息子の手で絞められるのがここの掟」だ。
　お菓子、おもちゃ、文房具、コップ、皿、チラシ、ペットボトル、洗濯バサミ、ハンガー、ビニール袋、お手ふき…新参者は何者であろうと息子に見つかると、すぐさま息子自身の手で絞められる。
　掴まれ、引っぱられ、投げられ、床やテーブルに叩きつけられ、舐められ、かじられ…息子の心が満たされるまで「絞め」は終わらない。哀れ、新参者は「絞め」が終わる頃には、涎でベトベトのグチャグチャだ。
　息子は、新参者を必ず見つけ出し、必ず絞める。

サーチ&デストロイ!!