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パーソナルトレーニングの話、「一生懸命に応援してもらっていると実感する」時間を過ごせる(格闘技を始めるかもしれない息子に伝えたいこと22)

 社会人になると、誰かに一生懸命に応援してもらっていると実感する機会が極端に少なくなる。パーソナルトレーニングなら、実感させてくれる。

パーソナルトレーニングの話、「一生懸命に応援してもらっていると実感する」時間を過ごせるのが嬉しい

 格闘技の練習について、息子が生まれて環境が変わり、週2~3回のジム・道場通いをやめて、月1~2回のパーソナルトレーニング(以下、PT)を中心に隙間時間にする1人練習でカバーするスタイルに変えた。
 サンドバッグ、ミットをヘトヘトになるまで全力で打つ時間が減ったのがストレスに感じる。しかし、それ以上に「一生懸命に応援されていると実感する」時間を過ごせるのが嬉しい。
 次に出る試合が明確に決まってなく、目標がなく、漠然と「強くなりたい」と練習する僕をトレーナーのKさんは、一生懸命に応援してくれる。
 Kさんは、2019年4月27日のPTでタックル切りのためのバーピーを練習している僕の姿を見て、しっくりこないと感じた。そして、次の2019年5月1日のPTまでの4日間で僕の体型と戦法に合ったバーピー以外のタックル対策として、タックル受け返しはどうか?と考えてきてくれた。
 タックル受け返しは、Kさんが現役時代に取り入れようとしたテクニックで、やり方、実戦での使い方、使いこなすため必要なテクニックを分かりやすく教えてくれた。実際にタックル受け返しのテクニックが使われている試合(PRIDE 藤田VSシャムロック)の映像もその場で見せてくれた。
 使えるテクニックを教えてもらって嬉しかったが、「一生懸命に応援してもらっていると実感する」方が何倍も嬉しかった。Kさんは、僕以外にもたくさんの選手の練習を担当しているため忙しい。その中で、僕のために時間を割いて考えてもらったのが嬉しかった。
 社会人、特にサラリーマンになると他人から一生懸命に応援してもらっていると実感する機会は、ほとんどない。「よく頑張ったな」と評価されたり、褒められたりはするが、仕事の都合上での話に過ぎない。
 道場やジム内での練習でも応援してもらっていると実感する機会は多少あるが、一生懸命に応援してもらっていると実感する機会は、試合前に少しあるいは程度だ。
 しかし、KさんのPTでは毎回「一生懸命に応援してもらっていると実感する」時間がある。新しいテクニックを教えてもらう時もミットでハードに追い込まれている時も実感する。
 僕は、「一生懸命に応援してもらっていると実感する」から、その思いに答えるためにPT中は全力で練習するし、宿題も本気で取り組む。全力で練習しているのが伝わるから、Kさんも一生懸命に応援してくれる。
 ヘトヘトになるまで、全力で体を動かストレスを発散し、更に「一生懸命に応援してもらっていると実感する」時間を過ごせるPTは、とてつもない癒しの効果がある。
 Kさんが素晴らしいトレーナーで、僕との相性も良いのもあるが、格闘技のPTは、最高のセラピーだ。

 僕もこんな風に人に格闘技を教えられるトレーナーになりたいと思うようになってきている。

息子日記「帝国」

 息子のハイハイの進化が止まらない。昨日、越えられなかった段差も、今日なら越えられる。
 今まで辿り着けなかったパソコンスペースで、初めてマウスに触れる息子の顔は、好奇心で満ちて輝いていた。しかし、かじり始めたので慌てて取り上げると大泣きした。
 息子の行動範囲拡大に伴う悲喜こもごもを見ていると、ロマサガ2を思い出す。
 越えられなかった段差は、初プレイ時に何度も弾き返された「運河要塞の門」。諦めずにチャレンジし続けて、ようやく突破した。テレーズは、ひたすら「でたらめ矢」を撃っていた。
 すると、未踏のエリアにいけるようになる。新しいエリアには、新発見がたくさんあるが、初めて遭う強いモンスターもいるから注意だ。
 今日は、何処まで帝国の領地が拡大されるだろう?
 お父さんは、一生懸命応援している。

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