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コンセプトの作成② 〈変革話法、メタファー法〉

昨日は、コンセプト第1歩のところを考えました。
主語、目的、役割から動詞と名詞を出しました。
私の場合は、
障害児者とその家族が、イキイキと生きるために、私達は練習場を担う』

ここから動詞が『生きる』名詞が『練習場』となりました。

今日はここから5つの話法に当てはめていこうと思います。

昨日の内容を見ていない方は、見てからの方が内容が分かりやすいと思います。

5つの話法に当てはめて考える

1.変革話法

変化の前と後を書く話法。変化の前をAとして、こうなったらいいよねというB。つまり、『AをBにしたい』という形になります。
この話法は、旗印を作ることに長けた文法です。

JRの場合

これまでのエキナカに対する印象をJR職員が知ってショックだったのは、『いち早く出たい』ということだったそうです。なので、『通過するだけ』を『集いたくなる』場所にしたいと考え、

コンセプトは『通過する駅から集う駅へ』となりました。

佐藤仁美の場合は

さて、私の場合でも考えていきます。昨日作成した『障害児者とその家族が、イキイキと生きるために、私達は練習場を担う』をこの話法へ落とし込みます。

【練習場(役割)へ視点を向ける】

  • 能力から心を育てるの練習場

  • 指導を体験に

  • 療育施設から練習場

【イキイキと生きるに視点を向ける】

  • ヒヤヒヤからイキイキ生きる毎日

  • 不安な日々から穏やかな日々

  • 障害だからを障害があってもに

こんな感じで考えが出てきています。『能力から心を育てる練習場』は、いいかなと思っています。

理由として、多くの事業所は『能力向上』を目指しています。ついこの前までの私もそうでした。能力向上するために運動療法やOO式などいろんなものがあります。どんなにやっても限界はありますし、困りや望みは終わりません。

つまり、『私たちが保護者に子供達の障害を受容できないようにしているのでは?』と感じました。

もちろん、やりたいことのために練習したり支援が必要だったりしますが、目的が能力の凸凹を埋めることではありません。

一方、心は周りの環境によって変わっていきます。臆病な子も周りの大人が、「見て」「一緒に喜び」「認める」ことで自信がついてきます。

障害があり、言葉を持たない子でも、お友達に靴を出してあげる「思いやりの心」を持っている子もいます。そんな子に、言葉の練習をたくさんするよりも「思いやりの心」を使ってお友達と楽しく過ごせるように支援した方がよくないですか?

なので、私が作るNPO法人は心を育てる場所を作りたいと思っています。お子さんだけなく保護者の心にもお子さんを信じる量を増やせるようにしてあげたいと思っています。

2.メタファー法

例えていくやり方です。誰でもイメージできるもので、みんなの頭の中に想像させる方法です。イメージしずらいものほど、何かに例えることで伝えやすくなります。

ビレッジ・ヴァンガードの場合

本が嫌いな人がそれでも本を手に取るのはどういうモノかと、メタファーで考えていくと

おもちゃ屋みたいな本屋さん

と考えましました。

BOSSの場合
擬人化もメタファーの1つです。飲料メーカーは、中身だけで差別化するのは難しい。

そこで、コンセプトを働く人の相棒としました。働く人が、ハァーと疲れた時に1番始めに手を取るような存在を目指そうとして、味や名前を決めていきました。

佐藤仁美の場合

『障害児者とその家族が、イキイキと生きるために、私達は練習場を担う』をこの話法へ落とし込みます。

  • 心の花を咲かせるような練習場へ

  • 太陽みたいな心の練習場

  • 鼻歌を歌うように生きる

  • 花のような心を求めて

この中では、心の花を咲かせるような練習場へがいいかなと思いました。

ここからは、YouTubeには出ていないところを書いていきます。

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