桜

1ヶ月間本気で婚活をやってみた。

結婚への焦り

私は26歳から31歳という結婚適齢期を、仕事の都合で地元から遠く離れた地方で過ごしました。

将来のことを考えると、結婚相手は地元の関東で見つけたい。

そう思いながら過ごしているうちに、気づけば仲の良い友人たちはきれいに片付いていました。

「地方にいる間は無理して相手を探さなくていいよ」と言っていた母も、私が30歳を過ぎたころには「そろそろいい人いないの?」と聞いてくるようになりました。

地元に帰るために転職しようかと考えたこともありました。

人からは「そんなに場所にこだわらなくてもいいんじゃない。」とよく言われるようにもなりました。

葛藤はしましたが、地方での仕事も生活も充実していたため、自分からその場所を離れることもできず、、、人事異動のタイミングが来るのを待つことにしました。

その代わり、人事面談があるタイミングでは毎回「婚活したいから次の転勤では関東に帰してほしい。」そう訴え続けました。「そうでなければ実家に育児を手伝ってもらえないから仕事が続けられない。」と退職を仄めかすような、半ば脅しとも取れるような言葉も添えて。

いよいよそのときが来た

31歳の春、希望通り関東への転勤が決まりました。

婚活しなくては・・・!!

引っ越して生活も落ち着き始めたゴールデンウィーク、いよいよ婚活を始めることにしました。

35歳までに2人の子どもを産みたいから、逆算するとできれば32歳までに結婚したい。そう考えていた当時31歳の私にはもう時間がありません。

最も効率よく出会える方法は何かと考えた結果、マッチングアプリを利用することを選択しました。

婚活強化月間

とりあえず1ヶ月間本気でやってみよう。それでだめだったら結婚相談所に登録しよう。

出会える人数を増やすためにマッチングアプリは4つを同時並行で利用しました。

毎日数人とメッセージの交換をしながら、週末には必ず最低1人とは食事に行くというノルマを自分に課しました。もちろん、プロフィールを見て全く合いそうにないうにない人は候補から除外し、自分に合いそうな人を厳選して約束を取り付けていました。

毎週違う男性と食事を重ねていくうちに、自分の傾向に気づくようになりました。

相性の合わない人との食事では疲れてしまったり、すぐ酔って気分が悪くなったりしてしまうのです。

その中でも唯一疲れることなく、時間を忘れて楽しく過ごせた人がいました。

その人と一年半の交際を経て、結婚をすることになりました。

婚活を終えて

文明の利器で知り合った彼ですが、今では良き理解者になりました。私が辛い思いをしているときも支えてくれ、今後も一緒に歩んで行けると確信しています。

1ヶ月で相手が見つかった私は運も良かったのだと思いますが、動かなければ何も始まらなかったのは事実です。

そして、この経験はほかのことにも応用ができると感じています。実際、この婚活での一連のプロセスは、仕事で新規開拓営業をするプロセスを応用したものでした。

目標達成のため、期日を設定し、タスクを明確化すること。そして自分で決めたことをきちんと実行すること。

ただ今絶賛再就職活動中ですが、かなりのんびり過ごしてしまっていました。婚活のプロセスを思い出し、期限を切って動こうと思います。


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