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ふすまの際にテレビを設置したい

先日、うちの居間のテレビが壊れました。
ジジババ曰く、「寝室にテレビはなくてもいいよ。居間のテレビを見るから」とのこと。
ジジババ用テレビを居間に移設したところ、たったの二日でギブアップ。
テレビが欲しいとのこと。
ジジババは何もしないで過ごすのでテレビがないと生きていけないのです。

しょーがねーなぁと、Amazonでテレビを買いました。

このテレビは中国のTCLというメーカーです。ちょっと前までは家電は国産!って思ってたけど、最近はどうでもよくなってきた。韓国や中国の家電は良くなってます。
おれが使うわけでもないしな。

ジジイは新しいテレビリモコンに難儀しております。
なぜかしらんが、入力切替を長押しして、よくわからんダイアログが出て操作不能になってました。本人は電源OFFをしたいらしい。
右の赤いボタンを押せばいいのに、左の入力切替を押していました。
しかも長押しするもんだから、わけのわからんことになってる。

このテレビはAndroidのOSで動いてるらしい。だから最初にOSを起動するみたい。入力切替を長押しすると「シャットダウンしますか?」と、聞いてくる。
87歳のジジイにシャットダウンとか聞かれても無理だよね。「選択ダイアログ」というものが何なのかを認識できないんです。
しかもシャットダウンすると次回起動時にBootするから時間がかかります。

次にこれを買いました。

これならジジイも大丈夫!
と、思ったらTCLのテレビに対応してませんでした。なんてこったい!
仕方ないのでジジババテレビ用になりました。
居間のテレビリモコンはジジイを再教育するしかないな。
そのうちTCL対応版が出たら買おうかな。

しかし、このテレビは音がしょぼすぎる。
ジジイは耳が遠いので音を上げたがるのですが、これがやかましくておれの部屋にまで聞こえてくる。しかも午前4時とか。寝てろよこのくそじじい!

次にこれを買いました。

しょぼい薄型テレビのスピーカーの音を解消してくれることを期待。
おれの目論見としては、ジジイの音量設定が下がることを期待している。(あんまり根拠がないが、上から下までしっかり音が出れば音量を上げなくて済むはず)
このスピーカーはARC対応なので、HDMI接続するとTVと連動してくれます。HDMIコネクタは複数ついてても1つしか対応してなかったりするので接続には注意です。
ほんとは自作したいところですが、ARCで自動連動しないとジジイは操作できないので買うことにしました。

さて、設置してみたところ効果はあった。おれの部屋まで音がすることはなくなりました。よしよし。スピーカー作りを趣味としているおれの耳には音質は期待するほどではありませんでした。購入を検討している人はもう一つ上のランクのものを買ったら良いと思います。
しかし、テレビの脚と干渉してちゃんと設置できていません。
このスピーカーは上面に非接触型のボタンがあって、うっかり触ると電源がきれてしまうのです。爺は足元がおぼつかないので、どうもこのスピーカーを触ってしまうらしい。たまに電源が切れてた。まったくうちのジジイは!
それに、リモコンの電波のセンサーはテレビの下にあってサウンドバーを置くと反応しません。まだまだ対策が必要です。

次にこれを買いました。

これは俺の部屋でも使っています。壁にテレビを固定するやつ。

おれの部屋と居間用です。

固定側を自分でなんとかできる人には、このタイプが一番安くてしっかりしている。
壁がコンクリだったりすると一苦労です。振動ドリルも買いましょう。

ここで一つ問題が。

設置場所がふすまなんです。

はい、やっとタイトルにたどり着きました。
長いプロローグでしたね。

柱もどきを建てることにしました。
ふすまの中央部に柱をたてて、この金具を固定することにしました。
ゆるい構想だが、なんとかなるだろう。

材料はこちら。

ワンバイフォー:6F
ワンバイエイト?:以前、ホームセンターのきれっぱ売り場で買ったやつ

うちに余ってたこれらで作ります。木材高いから買いたくない。
ワンバイフォーだとしなるんだけど、荷重を支えるのには十分だし、上下をしっかり固定すれば問題ないでしょう。

例によって、いつもの合い欠き継で掘る。

ほら、この通り!

Youtubeなんかで見てると、ざっくり丸鋸で切ったあとに、ノミできれいに削ってるみたいなんですが、おれはうまくできません。多分、ノミの手入れが足りないんだと思う。苦手なのよね。
丸鋸で粗方削り落とした後に、ノミで削れるだけ削って、最後に荒いやすりでならします。(写真右端の鋸刃みたいなやすり)

はめ合わせると、こんな感じです。ちょっと削りすぎたな。
反対側はしっかりはまってるのでよしとしよう。
完全に面一にはしません。19mm厚だと 9.5mm 掘ることになるので心もとない。目分量で8mmぐらい彫ったと思います。荷重を支えてくれる程度にひっかければOKです。

柱の上部はこれを使って固定します。
割と簡単にできました。

引き出しの取っ手みたい

これなら引き出しの取っ手も作れるよなぁ。質感を重視すると金物ですが。

柱の下のほうは、こんな形にしてみました。

そして、完成!
(組み立ての写真がありあませんが、2枚の板は木工ボンドでくっつけてコーススレッドで固定しました)
仕上げはワトコオイル(チェリー)です。作業時間が短いのがいい。
無色のワックスもあるのですが、カントリー風の仕上がりになるのでうちの古家には合わないんです。うちには松材が時間が経ったときの濃い茶色がよく似合う。

設置後の写真は見苦しいので載せません。
築70overの古家を適当に想像してください。
イメージぐらい載せましょう!

こんな感じですっきりしました。
3段ボックスが庶民くさくてGood.
テレビ自体の脚が不要になるので、下の台にフラットな空間ができます。
サウンドバーを奥に押し込むことができるのでなかなかいい感じになりました。
今は何もないけど、きっとここになんやらかんやらモノを置くんだろうなぁ。

初心者DIYっぽいネタですが、相応の道具がないと無理です。
(丸鋸、自作の丸鋸スライダー、インパクトドライバー、ドリルドライバー、キリ各種、ノミ、やすり各種、刷毛、センターポンチ、3Dプリンタ、座繰りビットなどなど)
特に相欠き継ぎをやるかどうかで、仕上がりがまったく違います。テレビの荷重をどこで支えるのかが変わってきます。

久しぶりに木材を扱った気がする週末でした。

追伸:なんだかんだで6万円ぐらい使っています。もっといいテレビを買えば台の上に設置するだけで済んでたかもしれない・・・。

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