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THE PIONEER~先駆者の起業の事例~ Vol.1

こんにちは。
BLUPRINT HUSKINGSです。

THE PIONEERシリーズでは、起業の先駆者のストーリーを紹介していきます。

第一回目の今回は文房具メーカーBeahouseの阿部ダイキさんの事例をご紹介します。


Beahouse


Beahouseは阿部さんが一人で経営している文房具メーカーです。
フリーサイズのブックカバーやこだわりのペンケースなど、機能的かつ個性のある商品が注目を集め、メディアの掲載も多数あります。

Beahouseの商品は阿部さんご本人が欲しいと思ったものを商品化したものだそうです。本が好きだった阿部さんが「どんな本にもフィットするブックカバーが欲しい」と作り始めたのが、Beahouseのヒット商品であるフリーサイズブックカバーです。


新卒で入社したのはカバンメーカーの営業職


文房具メーカーの創業者ですから、長らく製造や設計の仕事に携わってきたのかと思いきや、実は文系出身で元々は営業職の会社員だったそうです!
入社したのが小さいメーカーだったため、営業の他にも製造の現場や開発や取引先との調整など、一人でたくさんの業務をこなさなければならず、メーカーとして生産から提供までの全体を経験することにつながったのだそうです。

もちろん、小売店への営業や納品などもすべて一人でやられています。
自分が作ったものだから、自信を持って取引先ともコミュニケーションが取れるんですね。


なぜ一人で始めたのか?


モノづくりは仕事の工程が多岐に渡るため、各工程を分業するのがオーソドックスな手法です。

ですが、Beahouseさんは阿部さん一人ですべての工程を担っています。一見効率が悪そうに見える一人でのモノづくりをなぜ始めたのでしょうか?

それは売れるものではなく、自分が欲しいものを作るというビジョンを実現するためです。


それでも、一人ですべての業務をこなすのは大変なことです。
自分が納得できる商品を開発することに専心するために、無駄な業務を減らし、苦手な仕事は外部に発注するなどの工夫をして経営をしておられます。


会社で自分のやりたいことはなかなかできない


製造や設計の仕事に携わっている方は、「こんなものを作りたい」というビジョンがあってそれぞれのメーカーやデザイン会社に入ったのではないでしょうか?
しかし、実際は開発テーマを自分の好きなように決める事ができる会社や、そのポストに就ける人は一握りではないでしょうか。

与えられた開発テーマでも、自分の意見を反映させる事はできますし、作ること自体が好きな方はそれでも良いのかも知れませんが、大多数の方は自分が欲しい製品を会社の予算や設備を使って作ることはできません。

自分の考えるモノづくりをしようと思い起業してきた方々が、まだ市場にない商品をで新しい価値を作ってきました。


起業を重く考えず、やってみること


モノづくりやマネジメントに関わったことがある方ほど、起業と聞くと、利益率やターゲット設定や資金調達などのトピックスを気にしてしまいがちです。
たしかに、法人として利益を上げて、事業を拡大しようとすれば必要なフェーズではあります。しかしそれは、既存の大企業とやっていることが同じで、市場のニーズに合わせた凡庸な商品が出来上がってしまいます。

THE PIONEERシリーズでもご紹介していきますが、世の中には開発者のエゴや自己満足から生まれたプロダクトがたくさんあります。

細かいことは気にせずに、まずは絵を描くことから始めてみませんか?
自分用で作ったから、売れたらラッキーくらいの気持ちで自分が欲しもの、自分の生活に足りないものを想像してみてください。それが新しい事業の種になるかも知れません。



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