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ワイルドサバイバーズ/超越竜

ちょうえつ【超越】とは。


・普通の程度を、はるかに越えること。
「人知を―する」

・そのことを気にしないこと。
 「利害を―する」
 「『このハゲ!デブ!チビ!カス!』と言われても―する」


こんにちは、きくりくです。
私は超越痴(ちょうえっち)です。

デッキビルドパック「ワイルド・サバイバーズ」にて登場したこのテーマ超越竜についてご紹介させていただきます。



とんでもない馬力でLPをもぎ取るワイルドさ。まさにこのパックにうってつけです。
「自己破壊~セルフ・ブレイク~」を軸としながら様々な大型恐竜を展開します。


シンクロ!
融合!
エクシーズ!
何だお前は!


そんな魅力たっぷりの「超越竜」デッキをお届けします。ご覧あれ。



「超越竜」共通効果について

このカードが破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から通常モンスター1体を選んでデッキに戻す。その後、このカードを特殊召喚できる。



蘇生の基となる通常モンスター要素を

「デュアル・アブレーション」つまりデュアルモンスターによって捻出させます。デュアルアブレーションの②によって自壊ギミックのトリガーも引けちゃいます。


主要カード「ゼノ・メテオロス」「グラウンド・ゼノ」について

《ゼノ・メテオロス》
チューナー・効果モンスター
星6/炎属性/恐竜族/攻2000/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):カードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドの恐竜族モンスター1体を選んで破壊する。
その後、手札・デッキから恐竜族の通常モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はドラゴン族・恐竜族・海竜族・幻竜族のモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。


比較的特殊召喚しやすい条件の①に加え、
自場の恐竜を破壊すると通常恐竜をリクルートできる起動効果②。
「超越竜」のEXモンスターは☆12と★6なので、
②から☆6恐竜を出力すればいずれも呼び出す事が可能です。(パックにはちゃんとフロストザウルスが再録されています!)

貴重な☆6チューナーかつ縛り範囲外にドラゴン族・幻竜族とあるので「アルティマヤ・ツィオルキン」や「告天子竜パイレン」も無理なく出せます。

いずれの効果も「超越竜」の肝となり得るカード。デッキのエンジンですね。恐竜族☆6なので化石調査でしっかりサーチが可能です。

ですが更にこのゼノ・メテオロスをチヤホヤしてくれるカードがこちら。

《グラウンド・ゼノ》

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから恐竜族チューナーまたは恐竜族の通常モンスター1体を手札に加える。その後、自分の手札を1枚選んで破壊する。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の手札・フィールドから、恐竜族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

①は化石調査よりちょっとサーチ範囲が狭い上に1枚マイナスが生まれます。ただ自壊をトリガーに機能する恐竜達とは相性抜群ですね。

勿論ゼノ・メテオロスをサーチし任意のカードを破壊することでそのままゼノ・メテオロスを特殊召喚できます。
「手札を1枚破壊しデッキから☆6チューナーを特殊召喚する」カードということです。

②の効果は墓地起動の融合効果。
めちゃくちゃつええ「超越竜ギガントザウラー」は主にこのカードで出します。ステータスに見合わない「恐竜族モンスター+通常モンスター」とかいうめちゃくちゃ適当な融合素材をしているので、ゼノ・メテオロスの効果を使えばすぐに出ます。めちゃ強いです。


思うんです。遊戯王ってこういうのでいいんだよな、って。難しいコンボや複雑なギミックなんかより
1枚+@くらいで出てくるクソデケエモンスター。
こういうのが、男の子は好きなんだよな、って。


《グラウンド・ゼノ》からスタートし自壊まで流れてくれれば超簡単にデッキが回るのですが実際そうは行かずゼノ・メテオロスだけ引いてどうやって出そうかな~なんて場合もあります。
そんなこんなで今回作成したデッキを紹介します。


超越竜×彼岸×デュアル 「アビス剣山」


ここぞとばかりに再度登場


ゼノメテオロスの効果を最大限発揮するには
「何かしらカードが破壊される」「恐竜族が居る」
この2つの条件を揃える必要があります。

自分なりにそれらの条件を整える流れを考えてみました。

パターンA. 魔界発現世行きデスガイド
ガイド召喚からグラバースニッチを呼び出し2体でリンク召喚。
リプロドクス」を呼び出しグラバースニッチでスカラマリオンをSS→自壊。なんと!自壊が起こりつつ恐竜が場にいるではないですか!

この動き自体はそこまで強くないですが
ゼノメテオロスの条件達成が容易なことと、
ゼノ君を引けていなくても彼岸展開ルートを用い
ベアトリーチェに到達→ハイレートドローを墓地へ送る事ができるので次ターン以降のセルフブレイクに役立てます。

かつ、展開途中に「ダンテ」「ガトルホッグ」を絡める事ができデュアルアブレーションのコスト確保やリンク素材のかさ増しに一役買ってくれます。


パターンB. デュアル・アブレーション
相手ターンにデュアル・アブレーション①により「ナチュラル・ボーン・サウルス」をSS.
自分のターン、骨野郎をリリースしデュアル・アブレーション②を発動。
《エヴォルテクター エヴェック》をSSしフィールドのカードを選んで破壊。
エヴェックを再度召喚→骨野郎蘇生。2体でリプロドクスをリンク召喚。

強くなくて草。
ナチュラル・ボーン・サウルスはナチュラルな状態だとアンデット族なので、ゼノメテオロスの破壊対象になりません。アブレーションで無理やり出す必要があります。

DQMジョーカー サンドロ島


上記の動きは結局リプロドクスになりますが、別の自壊ギミックが用意できているのであれば①で直接骨ザウルスを出して恐竜要素にしてもOKです。
それも強くはありません。

こんなまどろっこしい事をしている理由としては最初にもあった通り
「通常モンスター」の枠を「デュアルモンスター」が担っているからです。
デュアルアブレーションで常にデッキから場に出力できるこやつらでリンク数・恐竜数を稼ぎつつEXデッキから解き放たれる大恐竜で強襲しましょう。


<自壊ギミック>
・天空の虹彩→オッP→ペンデュラム―ン
言わずと知れた自壊カード「天空の虹彩」よりオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをサーチ。
さらにエンドフェイズに「ペンデュラム―ン」をサーチすることで以後損失なく自壊を繰り返す事が可能です。

ペンデュラム・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 200/守 700
【Pスケール:青0/赤0】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
自分のEXデッキから表側表示の「ペンデュラム」Pモンスター1体を手札に加える。その後、このカードを破壊する。


1巡目
天空の虹彩→オッP→ペンデュラム―ン

2巡目
ペンデュラム―ン→オッP→ペンデュラム―ン

3巡目以降
ペンデュラム―ン→ペンデュラム―ン



1500年後
ペンデュラム―ン→ペンデュラム―ン
安達祐実(20歳)

何の進展もありませんが常に「カードが破壊される」という事象を引き起こしますのでゼノ・メテオロスをはじめ「雙極の破械神」等のトリガーも引くことが可能です。


そんなこんなでゼノ・メテオロスを中心にどでかい恐竜出そうぜ!というテーマのコンセプトに沿う形でデッキを構築しました。

恐竜がなくとも彼岸が戦えて、どっちもなければなんとなくデュアルで凌いで、みたいな戦い方ができて非常に良いですね。


切り札「炎雄爆誕」

ゼノ・メテオロスは守備200の炎チューナーなので「業火の重騎士」と合わせ《相剣大邪-七星龍淵》を降臨させることが可能です。

①の効果は使えませんが②③だけでもかなり強力。超越の打点で大幅に削ったライフにトドメをさしてやりましょう。

EX超越竜は各種1枚ずつ。融合が特に強力なので2枚にしてもいいですね。
最悪自己蘇生出来なかった場合はオッドアイズアドバンスか超越罠に任せましょう。

ヴァレルコードはガイド初動で「ケルビーニ」+「ダンテ」になるタイミングで作って置きます。
いつも爆破される要因のリプロドクス君が、幸運にも相手の打点3000以上を闇に出来れば、ヴァレルコードが日の目を浴びます。ヴァレルコードというかリプロドクスが、でしょうか。



ランク3は彼岸周りから生成できる汎用の2枚。ブレイクソードはバック除去とセルフブレイクを兼ねられ完璧。
ランク4は迷ってます。デュアルアブレーション絡みの着地点として用意しています。

そんなこんな駆け足でご紹介しました「超越竜」。3/23現在ではVSの人気に影を潜めておりますが十分なポテンシャルを持ったテーマとなっております。このまま埋没させるかどうかは決闘者の腕の見せ所ですね。

本日はここまで。長文はワイルドではないので。

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