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BREAKの効用【HowTo】

まず、これを読んできてください!
で話が終わってしまうんですが(最近こればっかり)、ちょっと改めて検証してみようかと思います。

おさらい
・「BREAK」は、強制的にブロックを切り替えます。
・ブロックが切り替わることでブロック間の色移りとかをある程度防げます

ってことでしたね。長くやっている方によく勘違いされがちなのが、「切り替えるってことは、なにかで埋めてるんだね!」なんですが、そんなことはなくて、ただ、切り替えるだけっぽい気がしています。(フィーリング)

で、なんで長い方にはそういう誤解(?)を与えやすいかというと、ちょっと歴史っぽい話になるんですが、

  1. そもそも以前は75トークン以上は無視されていた

  2. オーバーできるようになった

  3. 76トークン目は70トークン目と比較するとかなり影響が出る(ブロックが変わるから)

  4. じゃ、75トークンまで意味のないもので埋めて調整して76トークン目にアピールしたいものが来るようにしよう

  5. BREAKも同様の処理をしてるに違いない(ここが誤解?)

って流れが存在したからだと勝手に思っています。(多分、この流れで誤解(?)してる方々がそこそこいそうです)

ここからは僕が実際に体感してることなんで誤解が多分に含まれそうですが、そこまで大きくハズレてないんじゃないかなと思っています。

まず処理を大雑把に推測しますと、
1つ目のブロック内で、順にプロンプトが解読されていきます。
このとき、前の文字がより後の文字に影響を与えるっていうのはみなさんが口を揃えて言っていることですね。そのせいで色が混じったりする。
で、2つ目のブロックが始まって、同様の処理が走るわけです。

ってことですが、実はブロック内は前も後ろも結構影響し合います。

ここで、一つ検証してみましょう。

1 girl , long hair, ivy forest
ivy forest, 1 girl , long hair

この例では蔦の森(ivy forest)を前に置くか、後ろに置くかを検証しましたが、どちらも、髪が緑になって蔦が絡んでます。もう少し長くなると、また違う結果が出そうですけどね。

では、試しにBREAKで切ってみましょう。

1 girl , long hair
BREAK
ivy forest

多少、髪に蔦っぽいものは絡みがちではありますが、明らかに先程の例とは違って見えますね。背景とキャラクターが切り離された感じがします。(主観です)

この結果から、ブロック内は、他のブロックからの影響よりも強くお互いに影響しあっている。という結論が出せるかと思います。

で、この裏を返せば、本来別のものである表現はBREAKで切り離してブロックを別にした方が、メリハリのある出力になるのではないかという仮説につながります。こんな感じ

キャラクター
BREAK
服装
BREAK
背景
BREAK
エフェクト

なんなら、服装も別のパーツはブロックを分けてしまってもいいと思います。

さきほどの誤解(?)の話に戻るんですが、BREAKは何も埋めません。バケツをいっぱいにするために水をいっぱいに入れて薄めることはないとおもっています。ただ、次のバケツに交換するだけです。(まぁ、バケツは増えるんで影響は多少はあるでしょうけど、混ざる影響とどちらが大きいかは…各人の判断でしょうか)なので、そこまで極端に忌避する理由にはなりにくいなと思います。

ちなみに、ブロック間の順序の影響についても検証しておきましょう。

1 girl BREAK long hair BREAK ivy forest
1 girl BREAK ivy forest BREAK long hair
ivy forest BREAK 1 girl BREAK long hair
ivy forest BREAK long hair BREAK 1 girl
long hair BREAK ivy forest BREAK 1 girl
long hair BREAK 1 girl BREAK ivy forest

多少は変わりましたが、明確に順序による極端な影響はなしと言えると思います。構図もさほど変わっていませんしね。

ということで、結論ですが、
・バラバラグチャグチャに各ブロック内で関連性を無視して羅列
・次のワードを強調するためだけに脈絡のないところに突然BREAK使う

とかより、関連するものを1つのブロックに収納していく記述方式をおすすめします。(1つの生成物で1関連と言えなくもないですけどね★)

もちろん、ここまでの説明を読んだ上で、BREAKを使うのも使わないのもみなさんの自由です。あくまでも、個人的な意見ですし、正解はユーザーの数だけあります。違うやり方をやっている方を「ださい・間違ってる」と感じることもありません。みなさんが素晴らしいと思っている出力が出来ているんであれば、それが一番です!楽しくやっていきましょう!

それでも、まだもっとやれるはず!と感じている方は、ぜひとも一度検証をやってみてください。その上で、自分のものとして使いこなしてもらえると嬉しいです。

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