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荒井由実「海を見ていた午後」

今日の曲は、荒井由実の「海を見ていた午後」。

作詞・作曲は、荒井由実。

荒井由実は本名である。今では松任谷由実という名前の方が有名だろう。

1954年1月、3男2女の第4子の次女として生まれる。6歳からピアノ、11歳から三味線、14歳からベースを始めた。

中学時代には、当時国内外の文化人が集まるサロン的存在だった港区麻布台のイタリアンレストラン「キャンティ」に出入りしていた。

荒井由実は1972年4月に多摩美術大学に染色の専攻して入学。元々作曲家志望だったが、アルファレコードを設立した村井邦彦の勧めで、同年7月5日にかまやつひろしがプロデュースしたシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビュー。

1973年11月に、キャラメル・ママらとレコーディングしたファーストアルバム『ひこうき雲』で一気に知名度が上がり、翌1974年より本格的にステージ活動を開始する。

1976年、松任谷正隆と結婚したことを機に、松任谷由実と芸名も改名した。

意外と短い荒井時代だが、とにかく天才的な曲が多い。ノスタルジックで飾り気がなくそれでいて秀逸な詞と曲に溢れている。

今回の曲の情景は、失恋した女性が晴れた午後に彼とよく来た想い出のレストランに来ている。そのレストランは坂の上にあって、その日は遠くの三浦岬の海まで見えていた。

彼女は目の前のソーダ水越しに遠くの海の貨物船が見えるほど、目の前で消えていくアワを見つめ、彼との想い出や別の未来を想い浮かべている。

一言で言ってしまえば、失恋からの現実逃避。

それをこんなにオシャレな曲にできちゃうんだから天才としか言いようがない。

もし歌詞をちゃんと聞いてなくても、静かな海の波間をぼーっと見て心を落ち着かせている情景が自然と思い浮かぶ。

お家でプライベートビーチで静まりたい方はこの曲を聞こう!


今日の写真は、豊島から見たおそらく瀬戸内海。

海はいいな、大きいよな?

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