見出し画像

潜在意識を使うって?

皆さん、こんにちは。

高橋努です。


今日は、潜在意識を使うってどう言うことかについて
お話をしていこうと思う。


まず大前提、
全ての人にはポテンシャルというものがあり
それは無限の可能性である。

脳は、どんな人だろうが能力自体に大差は無く
スーパーコンピュータ10万台以上のスペックが備わっている。


驚くだろうが、
脳がフル活動を始めるとなると、
原子力発電所を稼働させ
東京都で1日使われる電気量を発電できるくらいのスペックを持っているのだ。

もちろん、脳がフル活動をするとなると
その前にエネルギー不足で餓死してしまうので
理論上は極めて、今の腸のままでは難しいわけなのだが。

人は常にゴールに向かっている。

生体的に、「種の保存」というゴールが備わっているので

人間は死にそうになれば大慌てで、生きるという道に戻る働きが働く。


試しに、息を止めてみてほしい。


息を止めて苦しくなったら、『勝手に』息をしようとものすごい力で働く。


これがまさに、潜在意識の
『オートパイロットの仕組み』なのである。

要は、ゴールを達成するために脳は
オートパイロットの仕組みが働いており、

自動的に、ものすごい力でゴールに向かうように働いているのだ。


ゴールから外れそうになると、大慌てで軌道修正をする。

これがまさに潜在意識の力である。


マインドが大切だというのは、

わかると思うのだが、
マインドを3つに分けることがある。

①意識

これは生まれ持ってから、死ぬまで持っている五感である。

その五感によって、環境とはどんなものなのか。
この人はどういう人なのかを感じていく。


②無意識
無意識によって、過去の記憶や記録から情報を引き出し
目の前の世界と照合をしていく。

つまり、目の前の世界は全て記憶で成り立っている。

③創造的無意識
これは現状を安定的に維持する働きをしており、
万が一問題が起きた時に軌道修正をしていく役割をしている。

例えば、だいたい貯金残高が1年を通して100万円だという自己イメージを持ってる人は

少なくなれば、脳は大慌てで
100万円に戻るようにクリエイティブに働いていくし、
逆に臨時収入が入った時は、100万円に戻るように使い切っていく。

テストの点数が、だいたい70点の人は
中間試験で100点なんか取ってしまうと
次の期末テストは50点を取るように働いていく。


これが、潜在意識の力であり、カラクリなのだ。


自分の自己イメージ、マインドに沿って
潜在意識というとてつもない力が作用しているのである。

これらのことをホメオスタシスと言う。

ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のことで

常に秩序を守り保つために働いている機能のことだ。


熱くなれば、汗をかき体温を冷やしたり
寒くなれば、震わせて体温を温めようと
勝手に作動し始める。

心臓は常に止まらず、
血流も勝手に流れ続ける。

これらは頑張って行なっているわけでは無く、

『勝手に』行われている作用である。


何度も言うが、これらは
生体的に備わっているゴールに向かって、ただオートパイロットの仕組みで動いているのである。


このホメオスタシスの力は、

実は情報空間にまで働いていることがわかっている。

これを

サイバーホメオスタシス理論仮説

という。

自分の思ってることや考えてることが、
身体や生体にまで作用していくということだ。

例えば、自分のことを
イエスキリストの生まれ変わりだと本気で信じてると、
人の痛みや病気を消せたりできるようになっていくという力だ。

自分のことをスーパーヒーローだと思っていると、
怪我をしてもすぐに治ったりするようになる。


これは、情報空間の自己イメージが生体にまで行き渡っているということである。


ということは、
自分のなりたい世界の自分に既になっている

というようにマインドを働かせることが非常に大切なわけだ。


自己イメージによって、潜在意識はそれを保とうというものすごい力が働くわけなので

自己イメージを変えていくことが非常に大切である。


ゴールを設定することで、

初めて脳のポテンシャルを引き出せる。

逆にいうと、ゴールを設定しない限り
ポテンシャルは必要がないので使うことは出来ない。


では、

今のマインド(自己イメージ)によって人生そのものが潜在意識によってデザインをされてるわけだが、
そのマインドはどのようなプロセスを経て
今のマインドを作って来たのだろうか?


それは大きく分けると2つしかない。

①情動記憶

情動記憶というのは、

大きく感情を伴わせた記憶のことである。

起きている現象に感情が伴わなければ、
それは記憶には残らないが

大きく感情を伴わせたものが、
海馬を通り
さらに長期記憶を保存する保管庫である扁桃体という部位に記録されていく。

そして、その記憶を元に

現在を照合し、

これは過去に悲しい思いをしたから、辞めておこう。

これは過去に楽しい記憶を体験したから、やってみよう。

というように、現在のマインドに大きく関わっていくのだ。

②抽象化された価値観

これは簡単に言えば、
社会の刷り込みや、親の教育、学校教育、祖父母の教え
などによって、繰り返し繰り返し聞いて来た概念によるものである。

生まれたばかりの時は当然、世の中に常識というものは存在していない。

しかし、毎日見るTVや親の言葉によって

頭の中に抽象化された価値観が刷り込まれていく。

脳は、それらを受け入れた時点で自分の概念となってしまう。

この2つによって、我々は知らず知らずにマインドが作られていき、

それを自我だと思うようになっていく。

自分のやりたいことや、やってきたことも

本当に心から自分でやりたいと思ったことだろうか?

何者かによって意図的にやりたいと思わされた可能性はないだろうか。


基本的に、TVで流れる内容は裏で思い切りお金が動いている。

正しいことが流れてるわけでは無くて、
より大きなお金をもらった企業の商品や製品を流すようになり、

それらを知ることによって、
消費者は店頭でそれらを見つけ、買うという行動に至る。


人間は、知識がないと認識することができない。


例えば、日本語しか知らない人が
英語の文を見てもちんぷんかんぷんと同じように

知識がないと、それを認識することは出来ないのだ。

逆に言うと、知識を入れられると
それが見えるようになってしまう。


これをゲシュタルトというのだが、

人はそれぞれの見方によって世界を認識している。

前提条件と言ったら、分かりやすいかもしれないが

知らず知らず、前提条件によって世界は成り立っているのだ。

お金が無くなると死んでしまうから、
やりたくないことでも我慢して働かないといけないよ。

と言うような、知識を植えられ
それを自分の中の真実としてしまった瞬間に、

それがその本人の中ではリアリティになっていく。

物事に正しさは無いが、自分の中で
今までの2つによって正しさを生み出し、
その正しさからズレないように
働き続けているのである。


話を戻すが、

マインドのプロセスは、全て過去による物である。


それらの蓄積によって、今現在のマインドができ

自分とはこういうやつだ。
社会はこうあるべきだ。
それはしてはいけないことだ。

などという、本人には意識にも上がらない当たり前な常識が誕生している。


それらをぶち破らない限り、
人は変わることができず

永遠に、潜在意識の働きによって昨日の今日を繰り返していくのである。


では、どうすればマインドを変えていくことができるのだろうか。


それは、映像を変えることだ。

人は突き詰めると、常に映像の追求を行なっている。

明日どんな日が来るだろう。
この仕事を終わったら、家で何をしよう。

全て映像の追求なのだ。


今現在の映像から、
新しい映像に切り替えていくためには

言葉を変えていく必要がある。

言葉は映像を作り、情動を作っていく。


人間は1日に6万回以上、セルフトークといって

自分自身で会話を行なっている。


ネガティブなセルフトークは、ネガティブな明日を作っていく。

これは当然な話である。


逆に、セルフトークを自分が望む世界の自分に変えていく。

脳は現実とイメージを区別できない性質を持っている。

となると、
既に、自分はその世界を達成している。
望む世界を既に叶えている。という言葉を刷り込んでいく。


そうすることで、ゴールを達成している世界のゲシュタルトを作ることができるのだ。


例えば今までならば、
ランチで1万円は高いと思ってるゲシュタルトが

ランチが1万円普通だよね。というゲシュタルトに変わっていく。


そうなると、その基準の世界が当たり前に変わっていく。

しかし、現実の世界は変わっていない。

そうなった時に、
潜在意識は大慌てで自己イメージを戻そうと働き始めるのだ。


脳は、現状の世界と自己イメージがずれた時に思い切り働く。


意図的に、自分の望む世界を想像して

脳のポテンシャルを自由自在に使っていくことが出来れば

より人生を楽しめるのではないだろうか。



#潜在意識の使い方



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?