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千葉県船橋市で市議会議員に求めたいこと(NHKから国民を守る党浜田聡参議院議員のお手伝い)

 地方自治体では熱い選挙戦がどこかで繰り広げられています。今回は千葉県船橋市について調べてまいりたいと思います。令和9年5月に市議会議員選挙が予定されていますので候補者の目に止まれば幸いです。有権者の目からどんな街に住みたいか、どんなことを議員に求めたいかをまとめていきたいと思います。


①船橋市ってどんなところ??

 千葉県北西部に位置し、令和5年12月現在、船橋市は人口役64.7万人の都市になり、生産年齢人口の割合は令和2年度に約39.7%となっています。船橋市は大きな自治体であり、大規模都市である東京都との距離も近く、ターミナル駅や都心へのアクセスに良い立地になっています。またサッカーで有名な市立船橋高校が船橋市に存在しており西船という略称で広く知られています。

船橋市の位置

船橋市内には海神駅・北習志駅・京成中山駅・京成西船駅・京成船橋駅・小室駅・下総中山駅・新船橋駅・高根木戸駅・高根公団駅・滝不動駅・大神宮下駅・塚田駅・習志野駅・西船橋駅(武蔵野線)・西船橋駅(総武本線)・西船橋駅(京葉線)・西船橋駅(東西線)・原木中山駅・東中山駅・東船橋駅・二和向台駅・船橋駅(総武本線)・船橋駅(東武野田線)・船橋競馬場駅・船橋法典駅・前原駅・馬込沢駅・三咲駅・南船橋駅(京葉線)・南船橋駅(武蔵野線)・薬園台駅・北習志野駅・西船橋駅(東葉高速線)・飯山満駅・東海神駅・船橋日大前駅の37駅があり、総武線、武蔵野線、京葉線、京成電鉄本線、東武アーバンパークライン、新京成線、東西線、北総線、東葉高速線の9路線が通っています。JR総武線で東京駅まで25分ほどで行くことができるなど、都心へのアクセスがよく、ショッピングや通勤、通学に便利なのも魅力の一つです。

船橋市から東京駅までにかかる時間

 また、犯罪率は全59団体中32位と都心に比較的近いながらも県内では平均的な治安であり、大都市へのアクセスの良さとも相まって、住みやすい条件が揃っている自治体という印象があります。船橋市の平均年齢は2020年で全体で45.39歳となっています。また15歳未満の人口は78,998人(令和5年4月1日時点)となっており、数字から見てもベトタウンとして人気がある自治体であることがわかります。

市内の地理を見ていきましょう。市の南西部に目を向けると東京湾があり、他にも利根川系の河川が市内を流れます。ハザードマップを見ると市の沿岸部と利根川周辺はほぼ被害地域になってしまいます。特に南西部に関しては埋立地や河川が多いため地盤があまり硬くないので洪水や地震、液状化の被害に関しては注意が必要でしょう。

船橋市 ハザードマップ

 船橋市の歴史について少し触れたいと思います。船橋市は元々船橋町という名前でありましたが昭和12年4月1日に人口増加が著しくなり小規模町村では道路、公共施設の整備が不十分でありその状況を改善するために船橋市の誕生を望む声が大きくなったことを受けて2町3村(船橋街、葛飾街、八栄村、法典村、塚田村)が合併した結果、誕生しました。当時の面積は約40平方メートル、人口は約4万3千人でした。

船橋市が誕生して間もなく日中戦争が起こり、その後も戦争が起こっていく中で船橋市には軍需工場が進出し、東京からの疎開者と合わせて急激に人口が増加しました。船橋市の空襲による被害は軽微でした。

終戦後は船橋の古くからの中心街である本町通りは昭和35年から中層化され、県下商店街の代表的存在と言われました。ですが昭和40年代に入ると船橋駅付近に大型店舗や地下商店街が開業し商業の様相は一変しました。昭和50年代には津田沼駅周辺に大型店舗の進出が相次ぎ、各所にもスーパーが開業して、船橋市は首都圏有数の商業都市となり、それに伴い鉄道網も発達していきました。現在では市内にはたくさんの鉄道が走っています。

ここまで船橋市の概要を見てまわりましたが南東部に港や、北東部は農地、そして全体的にベットタウンとしての役割を担っている面が大きく、人々の生活拠点として住みやすい街かどうかという点について考察していきたいと思います。

②船橋市の財政状況について

 財政状況については令和5年に公表された「市税概要」を中心に見ていきます。平成25年から令和4年まで市の税収は増加傾向にあります。主な税の種目を見ますと、個人市民税や固定資産税、軽自動車税、事業所税の税収が増加しておりタバコ税が減少しています。また財政調整基金もコロナ禍の時期は減少したものの現在は増加傾向にあります。また市債残高は近年は減少傾向にあるため、財政状況は厳しい状況ではないのがわかります。自主財源を示す財政力指数では県内平均を上回っており県内でも9番目に高い指数となっています。

「市税概要」より
市債残高の推移(船橋市HPより)

 総務省が発表している決算カードにも目を通すと、財政調整金も増加傾向にあり
、将来負担比率も減少しているのであれば船橋市では減税が可能です。住民税個人均等割は全体の1.2%、法人税均等割は1.5%の歳入日であり、十分減税が可能です。減税を実現することで、生産年齢人口の流入を促進し、さらなる発展と財政の安定が実現するのではないでしょうか。

総務省 HPより

 他の類似団体と比較すると多少財政は厳しいもののそこまで厳しいものではないことがわかると思います。

総務省HPより

財政状況を見ていくと船橋市は地方交付税不交付団体を目指し国に頼らない強い自治体を目指すべきではないでしょうか。

③船橋市の公共交通事情

 船橋市はベットタウンとしての印象も強いですが、船橋市全体を俯瞰すると道路整備に着目すると課題が見えてきます。

現状、人口増加に対して道路整備が追いついていません。国道や主要地方道ですら片側1車線の道路が多いです。交通量が多いにも関わらず右折信号や時差式ではなく、右折レーンすらない交差点も多数あるというのが現状です。船橋市
「船橋市の課題まとめと対策箇所の選定」ではこのあたりの課題について次のような方針を示しています。

""交通ビックデータを活用し、船橋市の交通安全・交通円滑化の状況を見える化し、客観データに基づく、対策エリア・箇所を選定、現状把握・要因分析を実施の上、効果的・効率的な対策立案を行い、住民にとって、真に必要な都市基盤整備(渋滞・事故対策)を行う。”

船橋市 船橋市の課題まとめと対策箇所の選定

この政策によって道路が整備されただけで船橋市の交通事情は改善が見られるのでしょうか。私はそれだけでは改善されないと考えます。なぜなら仮にこの政策によって渋滞が一時的に改善されたとしてもかつてイギリスで技術革新によって馬車からはるかに速度が出る車に人々の移動手段が移り変わっていく過程で当時のイギリス人はもうこれで遅い馬車を原因とした渋滞に悩まされなくて済むと考えましたが結局それによって今までの馬車では辿り着けないほど遠くに行こうとする人が増えたので結果的に渋滞は解決されなかったようにまた新たな問題が出てくると思います。私が予想する船橋市に次に起こる新たな問題は渋滞が解消されたことによって交通量が増え、その結果起こるドライバー不足という問題です。

 ではその問題は如何なる対策によって解決されうるでしょうか。私は今こそライドシェアの解禁により、個々のニーズに合ったライフスタイルを送れるようにした上でドライバーの供給量を増やすための環境整備を行政は行うべきだと考えます。現在、日本でライドシェア解禁の声が次第に大きくなりつつあります。特定の運行会社への依存を止め、今こそ住民の活力を高めるときです。

④ライドシェアで地方交付税不交付団体を目指せ!!

 ここまで船橋市の施策について見てきましたが、ベットタウンである当自治体で行う方策として提案したいのが、ライドシェア解禁による地域活性化です。

”合計特殊出生率は、全国的にも過去最低であった平成17年の1.20から回復し、平成25年には1.39まで上昇しましたが、平成29年は1.32に低下しています。”

船橋市 子ども・子育てを取り巻く状況

 子育て世代は自家用車を所有している世帯が比較的多いのは全国的にも明らかです。例えば、共働きが多くなったとはいえ就学年齢の学生がいる世帯の場合、配偶者がライドシェアで収入を得ることも可能です。働き方もライフスタイルに合わせることができるのがサービス提供者にとっての利点です。また、地域住民とのコミュニケーションも活発化され、情報交換の場にもなる可能性まであります。
現在、内閣府の国家戦略特区規制改革メニューでの自家用自動車利用の目的はインバウンド需要に対応するためとなっています。

内閣府国家戦略特区HPより

船橋市が先立って地域コミュニティ活性化の先駆けとして政府に積極的な働きかけを行うことで、若年世帯の人口流を喚起し、合計特定出生率の向上と税収増を目指すべきです。

⑤市議会議員選挙候補者への要望

 最後に令和9年5月に行われる市議会議員選挙の候補者に筆者が要望するとしたら、また自身が議員として行政に働きかけるとしたら以下の点を訴えたいです。

・道路環境整備によってまず渋滞を解決する取り組みを任期中に行う。
・ライドシェア解禁を目指す取り組みを任期中に行う。
・また、ベットタウンである特性から、個別住民均等割分の減税を行う。
・そしてさらなる人口増加を目指すために地方交付税交付金の不交付団体を
目指す。

 今まで道路環境の整備を怠ってきた自治体の責任は大きいと言わざるを得ません。いち早く道路環境を整備し、ライドシェアを解禁することにより交通量を増やして子育て世帯を呼び込んで人口を増やしていくことにより船橋市を発展させていくべきであると考えます。

長文となりましたが最後までご拝読ありがとうございました。

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