28歳。これ以上の幸せはないと思った話。


私の自慢は、
親友が2人いることだ。

そのうちの1人の子が結婚した。
そして、結婚式で人生初の
友人代表スピーチを託してもらった。

約100人の前でのスピーチなんて初体験。

どこかのサイトでは、
「脱力感」と「圧倒的な自信」を持てば
緊張しないと書いてあったので
実践しようと試みた。

いざ本番!
名前を呼ばれる。
準備した手紙を持つ手が
震えてるのが分かった。

脱力感、、、、
なんて持てるはずがない。

手紙を読もうとすると
自分の手が震える光景で余計緊張する
負のループに襲われる。

そうだ、圧倒的な自信。

普段仕事では考えられない瞬時な判断をした。

2行目で手紙から目を離し、
感情の全てをぶつけた。
会場に。そして、横に座る新婦である親友に。

仲良くなったきっかけ。
どんな存在であったか。
2人の宝物の紹介。
そして、彼女の好きなところ全て。

すると、
途中から言葉が詰まるほど泣けてきた。

親友や仲の良い参列する友人も泣いていて
さらに泣けてくる。

最後までなんとか読み切り
マナー違反承知で親友に抱きついた。

そして、
その場で親友からも手紙をもらった。

参列した友人からは
「感動した」
「私もスピーチ頼みたい」
と、なんと嬉しい言葉。

感情のまま「圧倒的な自信」で乗り越え、
さらに人の感情までを動かした自分が
誇らしかった。

やっぱり正直な気持ちは話し方関係なく
伝わるものだと実感した。

そして、
帰りに親友がくれた手紙を読むと
私の書いたスピーチとほとんど
同じ内容でびっくり。

さすが親友は感じることが同じだ。

私にとって彼女は支えであり、
一生支えたい存在だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?