4ヶ月検診後の集まりで、久しぶりに集結したママ友。
じっとしているのが嫌いな4人組は、早速次の約束の日を決めた。

約束の場所は、子供服が売っている百貨店。
ショッピング後は、その百貨店の中華ブッフェを食べようということになった。

4ヶ月の子の移動方法としては、抱っこ紐か、ベビーカー、1人で行動するという事で、抱っこ紐で参戦した。7.8キロの子を抱っこし、バスに乗るの初めての経験だったけど、難なく乗れた。

その後百貨店で待ち合わせて、ぶらぶらショッピングを楽しみ、ブッフェを食べた。それぞれ、赤ちゃんを左手で抱きつつ、右手は、箸を持ち食べる。ブッフェを取りに行く時は、また、抱っこ紐を装着して、食事を取る。

みんな母乳育児だった。赤ちゃんがぐずれば、ケープをかけて母乳を飲ませながら話す。
意外と特に問題なく楽しめた。器用な仲間たちで助かった。
こんなに、楽しめるなら、週一くらいランチ出来るねという話になり、定番化した。

5ヶ月になった頃には、外出もお手のものになって、美味しいランチの店を探しては、子連れで楽しんだ。
母乳育児だと荷物も少なくて、おむつと、おしり拭き、着替えさえあれば、後はおっぱいさえ出ればどうにでもなる。

セレブ病院は母乳育児を推進していたので、手術の麻酔は、苦痛だったけれど、その点は感謝している。

5ヶ月の終わり頃一泊旅行に行こうということになり、飛行機に乗ってリゾートホテルに泊まった。ご当地グルメを食べたり、周辺を観光した後に、一杯だけならいいよねと、夜中にワインで乾杯した。(一杯では、おさまらなかったけれど。)流石にくたびれて、それぞれベットでオッパイを咥えさせたまま爆睡したのを覚えている。

セレブ病院に通っていただけあって、皆それなりにお金に余裕があった。シャキシャキ斉藤さんは、衝動買いタイプ。私もそのタイプだ。おっとり北村さんは、雑誌に載っている今どきの情報を調べては買うミーハータイプ、育児の便利グッズも、すぐに、試すので情報源として助かった。上山さんは、4人の中で一番倹約家で、上山さんのおかげで衝動買いをセーブ出来た事もあった。

おっとりしていたが、北村さんは女医さんで、英才教育について結構調べていた。おもちゃに関しても、知育玩具を買い与えていたので、私も全て真似をした。
普通ならアンパンマンのおもちゃで溢れてくるはずが、うちの玩具箱は知育玩具で溢れていた。

ある日、北村さんから、英会話教室に行かないと誘われた。
まだ、一歳もなっていなくて、言葉も出ていなかった時に、英会話？？と思ったが、体験に行ってみた。当然、上山さんは行かなかった。

体験は、外人の先生が赤ちゃんに向かって英語で話しかけたり、歌ったり踊ったり、ノリノリで1時間授業をしてくれた。うちの子は、ノリノリで対応していたが、当の北村さんや、斉藤さんの子は全く興味を示していなかった。

体験終了後、北村さんが、「私、通わせようと思う」と言い出す。斉藤さんも「いいねー」と言い出す。楽しんでなかったような2人が言い出すので、ちょっと滑稽だったけれど、2人が通うならと、3人で通うことにした。

おそらく10ヶ月位の事だった。
体験はあったものの、通っている人はいなかったようで、親バカ3人衆のためのベビークラスが開講した。